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【西武】隅田知一郎と今井達也が強固な〝二人三脚〟を続ける理由 鴻江理論を共有

東スポWEB / 2025年2月12日 5時5分

互いのフォームチェックを行う西武・隅田知一郎(左)と今井達也

西武・隅田知一郎(25)と今井達也(26)の〝鴻江(こうのえ)デュオ〟が今年も二人三脚でフル回転しそうだ。宮崎・南郷の春季キャンプで2人はシーズン開幕に向け、お互いの技術を日々磨き合っている。昨季投球回数は隅田がチーム1位の179回1/3、同2位の今井も173回1/3と抜きんでた数字を誇る。なぜ両者は強固な関係を築き、タッグを組むのか。その理由とは――。

南郷キャンプのブルペンでは隅田が今井のセットポジションを見ながら自身と照らし合わせ、動作も交えながら細かくチェックする姿も幾度となく見られた。

そのシーンについて質問をぶつけてみると、隅田は「体の使い方とかセットポジションの作り方。始動の仕方もですし、歩幅、重心の位置をチェックしていました」。その上で「僕は『つま先→かかと→つま先』と(重心が)移動するんですけど、今井さんは『かかと→土踏まず→かかと』です。逆なので、そこの認識、確認をしながら」とも補足し、相互にフォームチェックを行っていたことを明かした。

チーム内で最も計算の立つ「イニングイーター」の左右先発2人は、ともにアスリートコンサルタント・鴻江寿治氏に師事する同志でもある。自分の体の特徴を把握しつつ故障を予防し、パフォーマンス向上につなげるという鴻江氏の理論を両者は深く理解しながら実践している。

隅田は同じチーム内に自らが信じる理論を共有できる仲間がいることに「これ以上ないこと」と感謝し、今井への信頼を語る。

そして「〝右の腕タイプ〟と〝(右の)足タイプ〟があって〝左の腕(タイプ)〟と〝(左の)足(タイプ)〟があるんです。この4タイプの動きをそれぞれ分かってやっています。だから僕はこれをやっちゃダメ、今井さんはこれやっちゃダメということをお互いに言語化しているということです」とも力説。自らとは違う〝右の足タイプ〟の今井もまた自身同様、客観的指摘を頼りにしているという。

普段のキャッチボールから両者はコンビを組んで相手の変化、ズレを感じたらすぐに指摘し合う。隅田は「ちゃんと正しい動きや投げ方をしたら疲れないんです。頑張らなくても体への負荷も小さくなる。重心も大事という感じで意識しないで、そうなっていることが一番いい。今はキャンプ中なので意識して重心をかけたり、考えたりしている時期」と述べ、現状の取り組みを説明する。

昨季のチームは借金42でパ最下位に沈み、歴史的大低迷にあえいだ。今季も打線に計算できる要素が少ない中、2人合わせて昨季352回2/3の投球回数を誇る「鴻江デュオ」の〝奮投〟こそがライオンズ再建のキーポイントとなるのは言うまでもない。

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