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【高野人母美連載#2】14歳、渋谷で受けた集団リンチをきっかけにキックボクシングの道へ

東スポWEB / 2025年2月12日 16時9分

小学生時代の高野(手前)は友達と記念撮影(本人提供)

【モデルボクサー 高野人母美 9頭身ファイターの告白(2)】サッカーや水泳に打ち込んでいた小学生が、中学に上がって少しずつ変わっていきます。14歳のころだったかと思います、後のボクシングにつながるキックボクシングを始めました。

理由はリベンジの意味合いもありました。いろんな小学校から生徒が集まる中学に入ると、やっぱり目立ってしまっていたせいか、先輩に目をつけられたんです。1年生の時に3年生から「オイ、高野」みたいな感じで呼び出されたり…。背も高かったので生意気に見えたんでしょうね。呼び出された時に女子の先輩から殴られたりしたこともありました。

後に、それがエスカレートしていって、14歳のころでした。6人の先輩から渋谷のトイレでリンチみたいなことをされました。なんでこんなひどいことされなきゃいけないのかと思いましたし「負けたくないな」って怒りが湧いてきました。この6人に「やり返したい」と思って、キックボクシングを始めたわけなんですけど、やってみたら、そんなことどうでもよくなりました。

キックボクシングは自分から「やりたい」と言って始めた最初の競技でした。水泳とかサッカーは、やらされている感じでしたが、キックを学んで「強くなりたい」という意思を父に伝えたらオーケーしてもらえました。リンチのことでお父さんも、やっぱ怒ってましたし、応援してくれたので衣装みたいなものなど全部そろえてくれました。その気持ちに「応えなきゃ」という思いも強く、ジムに行く週末は休まないと決めました。それから、どんだけ遊んでいてもジムは欠かさず通いました。

実際に、やってみたら意外と足を上げられちゃったとか、意外とパンチが当たるかもとか、自分が思っていた以上にのみ込みが早いなって。ただ、そのとき試合をする機会はありませんでしたけど、ジムには7年ぐらい通いました。

キックはマジメにやっていたんですけど、中学時代から悪い友達とかとつるんで荒れていきましたね。だから最初は高校に進学する気はなく「実家から出て早く自立したい」「早くこの日本から出たい」そういう思いでした。両親に「行きたくない」と言いましたが「絶対反対」でした。

説得に折れて高校を受験しましたが、7校受けて6校落ちました。反抗的だったので「行きたくない」との理由から試験で名前を書かずに落ちた高校もありました。今考えると受験にお金もかかっていますし、申し訳ない気持ちです。その時も最後、父からお金のことを聞いて勉強を頑張ろうと思って何とか入ることができました。

滑り込みで入学した高校時代は、さらにいろいろなことが起きてしまいます。

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