24歳女性を米国に斡旋したスカウトグループ男を逮捕 背景に高額報酬と「円安」
東スポWEB / 2025年2月13日 6時9分
女性を米国の風俗店に紹介したとして、警視庁保安課は12日までに、韓国籍の男(40)を職業安定法違反(有害業務目的紹介)の疑いで逮捕した。男は大阪市で活動するスカウトグループ「アンビシャス」のメンバー。
逮捕容疑は2023年2月、大阪府内の路上で当時24歳の女性を勧誘し、国内の海外売春あっせん業者に紹介し、同年4月ごろ米ワシントンDCの風俗店にあっせんした疑い。
女性は米国に観光名目で入国し、1か月で200人以上を相手に売春を行い、1日10人以上の客を取ることもあったという。約960万円の収入を得て帰国した。うち15%をアンビシャスが報酬として受け取っていたという。
米国事情通は「米国で売春はほとんどの州で違法。売った方も買った方も罪になります。ワシントンDCは性産業が発達しており、店舗型の〝売春宿〟もマッサージパーラーもありますが、摘発の危険がある。そこで日本でいうデリヘルのような派遣型のエスコート・サービスが発達しています。家や宿泊先に呼ぶアウトコールか、住居型売春宿かホテルにいる嬢のもとに行くインコールかのどちらかになります」と指摘する。
それにしても、なぜ日本女性が米国に渡り、売春をするのか。
「かつては日本人女性が人気だったのもありますが、今はお店のホームページを見ても、日本人を売りにしているところは少なく、中国、韓国、日本、フィリピンと一緒くたの〝アジアン〟という扱いです。それでも、米国にいる中国人男性に日本人女性の人気は根強いです」(同)
何より、日本人女性が渡米するのは、お金だろう。
同事情通は「日本の風俗店よりも相場が高く、客を取ると1時間で500ドル(約7万5000円)、700㌦(約10万5000円)もあります。4割を店に収めても、女性は数百ドルとチップを手にできます。円安なのでドルで報酬をもらって、帰国する時に円に替えると増える感覚でしょう」と語っている。
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