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京都大学・理学研究科(修士)の学生が就職する上位企業ランキング

LIMO / 2019年3月6日 12時0分

京都大学・理学研究科(修士)の学生が就職する上位企業ランキング

京都大学・理学研究科(修士)の学生が就職する上位企業ランキング

【就活企業研究シリーズ】企業業績、従業員数、給与と最近の株価

3月に入り、2020年卒業の大学生による就職活動についての話題を耳にするようになってきました。業界研究や企業研究に時間をかけているという学生も多いのではないでしょうか。

シリーズでお伝えしている「就活企業研究シリーズ」。今回はその中でも京都大学理学研究科(修士課程)の卒業生が就職する人数が上位の企業ランキング及びそのうち上場企業2社をピックアップし、有価証券報告書をもとに過去5年間の業績動向、従業員数、年間平均給与や最近1年間の株価動向について見ていきましょう。

京都大学理学研究科(修士課程)の卒業生が就職する上位企業ランキング

京都大学が2018年9月に発表した2017年度における理学部研究科(修士課程)を卒業した学生の就職人数が二人以上の就職先は以下の通りです。

富士通:4人(1人)

キヤノン:3人(0人)

シンプレックス:3人(0人)

パナソニック:3人(1人)

三井住友銀行:3人(0人)

アクセンチュア:2人(0人)

気象庁:2人(0人)

JFEスチール:2人(1人)

信越化学工業:2人(0人)

数研出版:2人(2人)

野村総合研究所:2人(0人)

三菱スペース・ソフトウエア:2人(0人)

三菱電機:2人(0人)

※カッコ内は女子で内数

理学研究科(修士課程)では135名が就職し、そのうち2名以上の就職先が先に示したものです。

就職先企業の業績、従業員数、給与と最近の株価

さて、上位就職先企業について、特徴的な企業の業績動向や従業員数、給与とともに最近の株価を見ていきましょう。

大学に入学する際には自分が勉強したいことがさらにできる大学、また自分の学力や偏差値にあった学校を選ぶという作業は誰もがしてきたかと思います。

一方で、高校生の段階で「大学卒業後にどの企業に就職しているのか」というところまでは気が回らないと思います。興味にしたがって、または入れた学校に入学したというのが実際ではないでしょうか。大学を卒業する前に、就職したい企業を事前に知っておくというのはよいのではないでしょうか。

富士通

同社の過去5年の業績動向を見ていきましょう。

営業利益は、過去5年は1000億円台を維持していますが、下は2017年3月期の1174億円、上は2018年3月期の1824億円を計上しています。

また、投資家が注目する(親会社の所有者に帰属する)当期利益は、800億から1600億円台で推移しています。2018年3月期は1693億円を計上し、過去5年ではもっとも利益水準が高くなっています。

では、同社の従業員数や給料はどうなっているのでしょうか。

連結の従業員数は14万365人。また、単体の従業員数は3万2969人。単体における平均年間給与は790万円で、平均年齢は43.3歳となっています。

最後に同社の過去1年の株価動向について見てみましょう。

同社の株価は、凸凹はありますが、大きく言えば右肩上がりです。1年前は6000円近くで推移していたものが、9月以降に一時は8000円台を超えました。

その後下落し、一時は6000円台半ばとなりましたが、その後は反発。現在は7600円台となっています。

キヤノン

同社の過去5年の業績動向を見ていきましょう。

2013年12月期から2017年12月期までの、税引前当期純利益は2000億から3000億円台で推移しています。2013年12月期には3476億円であったのが、2016年12月期には2446億円となります。しかし、2017年12月期には3538億円となり、2018年12月期は3628億円となっています。

では、同社の従業員数や給料はどうなっているのでしょうか。

2017年12月期の連結の従業員数は19万7776人。また単体の従業員数は2万6075人。単体における従業員の平均年間給与は782万円で、平均年齢は43.5歳です。

ちなみに、単体の経常利益を従業員数で割った一人当たり経常利益は1002万円となっています(2017年12月期)。

最後に同社の過去1年の株価動向について見てみましょう。

1年前の株価は4000円弱で推移していたのが、その後は下落トレンドとなり、何末にかけて3000円を割る場面も。その後は、反発し、現在は3100円台となっています。

まとめにかえて

ここでお示ししたランキングや企業が必ずしも学生の人気ランキング順というわけではありません。

積極的に採用する企業が結果として上位就職先企業となっている側面もあります。ただ、学生が就職を希望しないことには最終的には就職先にはなりません。その観点からも、採用側の企業と大学生の需要と供給が一致した結果といえるでしょう。

また、注意すべきは連結従業員数と単体従業員数の違いです。たとえば、連結子会社が多い企業は一見すると従業員数が多く見えます。自分がどの会社に応募をしようとしているのかは改めて注意するのが良いでしょう。連結での従業員数が多く見えても、自分が応募している企業の従業員数が少ないこともあります。

最後に、企業研究をする際には、今回参考したような有価証券報告書や決算説明会資料なども参考にするとよいでしょう。決算説明会資料はどの投資家にもわかるように説明がされていることも多く、学生にとっても有益な資料といえます。決算説明会資料はアニュアルレポートほど堅苦しくなく、事業ごとの業績が分かりやすい資料といえます。

【参考文献】

京都大学学生総合支援センター キャリアサポートルーム「就職のしおり 2019」

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