年収350万円でも貯金800万円以上!「貯まる人」に共通するスタンスは何?
LIMO / 2019年3月11日 19時45分
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年収350万円でも貯金800万円以上!「貯まる人」に共通するスタンスは何?
20代で800万円以上の貯金があると言われると、「高収入なのかな?」「ドケチなのかな?」と考える人も多いと思います。
確かに、大卒で働き始めるとすると22歳から貯金を始めるわけですから、毎年コンスタントに貯めても100万円以上貯める必要があります。しかも新卒2、3年目は十分な貯金ができるほどの収入はないでしょうから、ある程度の金額を貯められる期間は限られていますよね。しかし、年収350万円であっても20代のうちにしっかり貯めている人もいるのです。
今回は20代で800万円以上のお金を貯めたという2人の女性に話を聞いてみました。
「無駄なもの」と「必要なもの」の軸がはっきりしている
その2人の女性をそれぞれAさん、Bさんとしましょう。Aさんは医療系の仕事で年収は400~430万円前後。Bさんはベンチャー企業の経理職で年収330〜350万円程度。それぞれ年齢は28歳、29歳です。この2人の共通点は、自分の中で無駄なものと必要なものの軸がはっきりしていて「これはいらない」「これはいる」という結論をすぐに出せることだと思います。
彼女らとランチや買い物へ行ったときに、そのことが実にはっきりします。たとえばランチで、皆がデザートを選んでいるときにきっぱり「私は遠慮しておくね」と、場の空気を悪くすることなくさらっと言えるAさん。なんとなく同調圧力を感じて、いらないと思っても食べてしまうときってありますよね。そういう「人に流される行動」というのが、この2人には圧倒的に少ないのです。
また、Bさんも買い物へ行って筆者が買うか買わないか悩んでいると、横から「何を悩んでるの?」と聞いてくれ、「買うか買わないか悩んでいる」と言うと「なんで必要なの?」「どういうときに使いたいの?」「いくらまでなら出せそう?」などといくつか質問をして、筆者の本当の答えを引き出してくれることがあります。
彼女の中では、費用対効果やそのモノがどれだけ自分に幸福感をもたらしてくれるのか、買ってどれくらい自分が活用できそうなのかなどの評価軸があるようです。服や靴、鞄などはパッと見て自分なりに値段をつけてみてから、値札を見るとのこと。自分にとっていくらの価値があるか考え、実際の値段がそれ以上だったら買わないというシンプルな考え方ですね。
お金を稼ぐ・貯める自分がイメージできている
また、特にAさんは「お金を稼ぐ」自分というのがしっかりイメージできているように感じます。彼女の場合、医療系の職種でほかよりも少し給料が高い仕事です。そのおかげもあってか、「稼げるときにしっかり稼ぐ」というモチベーションがかなり高い様子。
キャリアの積み重ね方についても彼女の考えを何度か聞くことがありましたが、自分なりにどうなっていきたいか、どのくらいのお金を稼いでいきたいかということがしっかり考えられていました。
また、その一方でどうやってお金を貯めていくか、どのくらいの金額をいつまでに貯めたいかというのも具体的に考えているようです。25歳、27歳、30歳とちょっとずつ段階を踏んで「この年になるまでにいくら貯めたい」ということが彼女はさらっと言えました。
友人同士の他愛ない会話の中でしたが、そんなに明確なプランを頭の中で描けているのは彼女だけだったため、「具体的な目標とそれに向けたロードマップがちゃんと頭の中に描けているのだな」と感心したのを覚えています。
お金を貯めること、節約することにポジティブなイメージを持てる
Bさんにも、さすがだなと感じることがよくあります。人間どうしても節約と聞くと「我慢」のイメージがあって、節約なんてできればしたくないと思ってしまいがち。しかし彼女は明るくポジティブに節約をとらえているのです。
「毎月1万円のジムに行かなくても、3000円のヨガマット買って自分で筋トレとかストレッチをすれば、続ければ続けるだけトクした金額が増えていくよ」と教えてもらうこともありましたし、「格安スマホの動作が遅いのなんてコンマ何秒の世界、そんなわずかな時間が私の人生に及ぼす影響よりも毎月8000円近くスマホ代を払っていることのほうが人生に及ぼす影響が大きい」と言われて納得することもありました。
彼女の場合、我慢して切り詰めて節約するというよりも、ポジティブシンキングで節約したいという目標を明るくとらえているような気がします。ほとんどのことは、発想を変えれば「確かにそうだ」と納得して節約できるんですよね。彼女のように、発想の転換一つでネガティブなことをポジティブにとらえられる人っていいですよね。
お金をふやすことに抵抗がない
2人とも、毎月の金額に差はあれど投資でお金を少しずつふやしています。Aさんのほうが投資に積極的で、毎月、日本の株式に投資をしているとのこと。Bさんは個人型確定拠出年金のiDeCoのみ最近始めたようですが、これからは少しずつ投資をしていきたいと話していました。
最近では若い女性の中にも「投資に抵抗がない」と答える人の割合が高くなってきているという話はよく耳にしますが、彼女たちもそちら側の人間なのでしょう。
投資に対する抵抗がなく、お金をふやせるものならぜひふやしたいという姿勢は2人とも同じです。また、「お金の話はよくわからない」「投資なんて難しいことは理解できない」と思考停止してしまうことも若い人には多いのですが、そういったこともなく「わからないことは調べればいい」「わからないなら学べばいい」という積極的なスタンスでした。
金融機関に勤務している筆者は2人から、「株やりたいんだよね、やり方教えてくれない?」とか「転職前の会社で企業型年金があったけど、今の会社はない。iDeCoってどうやって始めればいいの?」などと質問を受けたこともあります。こうした積極的な姿勢こそがお金が貯まる秘訣なのでしょう。
まとめ
いかがでしたか。年収350万円であってもお金をしっかり貯めることはできるのです。彼女らを見ていると、貯められないと言っていることが言い訳のように感じます。人によっては奨学金の返済があったり、ローンの返済があったりと大変な思いをしている人もいるかもしれませんが、できるところはぜひ真似してみてくださいね。
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