高齢出産でよかったと思えること〜若い頃に産めなくてもマイナス面だけじゃない
LIMO / 2019年3月13日 19時45分
高齢出産でよかったと思えること〜若い頃に産めなくてもマイナス面だけじゃない
女性の社会進出にともない、どうしても避けて通れないのが「高齢出産」問題。若いほうが妊娠も出産もスムーズといわれているのはわかっているけれど、その頃はご縁がなく……そんな人も多いはず。
「かなり歳がいっちゃってるし、子供どうしよう」と悩んでいる方に、高齢出産でよかったことを筆者の実体験をもとにお伝えします。
肩の力の抜けた育児ができる
出産や育児のあれこれには、あくまで個人差があります。が、私の場合、もし今より10年若くてママになっていたら、それはもうしゃかりきに育児したと思います。
いいと言われることはとことんやり、いけないと言われることは徹底的に排除。エネルギーの続く限り、やれることをやりまくったはず。
ただ、育児ってエンドレスなのですよね。自分で限度を決めてかからないと、やることは果てしなく出てくるのです。エネルギーがある分、余分なことも頑張ってしまい、ため込んだストレスの爆発力も半端ない。
結局、10年後の私と同じくらい疲れてしまったのではと思います。
今は体力がなくできませんから、色々とあきらめるしかありません。しかし、「あきらめる」には、もともと「明らかにする」という意味があるそうです。
あれもこれもといっぱいになっていると、大事なことが見えなくなってしまうことも。体力の限界を感じている今だからこそ、これだけははずせない、大事な部分を見極めて育児できる気がしています。
若い時の自分よりは人間ができている
また、10年前の自分よりは、今現在の自分のほうが器が大きくなっている(と信じたい)のではないかとも思います。
世の中の情報に惑わされず、自分自身の利益・不利益に左右されず、なるべく広い視野に立って子供を見守ってやりたい。私などはほんのわずかな精神的成長ですが、若かった頃よりはそんな育児ができているかなあ、とぼんやり感じます。
自分の親(子供の祖父母)が歳を取っている
これをマイナスととるか、プラスととるかは各々の家庭事情によるでしょう。じいじやばあばが若くて献身的ならば、育児のパートナーとして頼もしい存在でしょう。しかし、若ければそれだけ意見をしてくることも多く、ママにとって心の重荷になるかもしれません。
ご高齢であれば育児を手伝える範囲は狭まるかもしれないものの、あれやこれやと細かい注意をしてくることも少なく、温かく見守ってくれるかもしれません。
自分も若くいようと努める
子供が小さいのですから、ママも元気で若くなくては! とアンチエイジングに積極的になれます。特別な施術などをしなくても、日々の心がけは重要ですよね。
子供が成人したら肩の荷が降りるんだろなと思いつつも、保育園児の我が子をみて「まだまだがんばらねば」と気持ちを立て直しています。
ママ友つくりにやっきにならない
私も学生時代は友達がいないことに恐怖を感じ、人とつながらなくてはと焦っていました。若い頃にママになっていたら、そのノリでママ友作りに必死だったかもしれません。でも、今は正直ママ友ってそこまでいらないかな、という感じです。
私は年齢に関係なく友達になれるほうですが、たまたま園が一緒になっただけで、小学生の時のように無理して仲良くなる必要はないと感じています。
若い頃自由にできたので思い残すことがない
若い頃は自由で、何ができるもできないも自己責任。「もしこの子がいなかったらもっとできたのに」と思うことはありません。なので今は思い残すことなく育児中心の生活に没頭できます。いや、本当は今でも子供のために我慢していることはあるのですが、たぶん若い頃ほどイライラは感じないですね。
自分の人生だいたいこんなもの、という割り切りができるようになっているからでしょうか。若い頃は自分の可能性を無限大に感じてしまうんですよね。当時ならその可能性を阻害する存在が、たとえ子供でも邪魔に思えてしまったかもしれません。
以上、自分の体験から”高齢出産も悪くない”という点をあげてみました。しかし、歳をとってから産んだほうがよいと言っているのではありません。高齢出産は医学的にもデメリットが少なからずあります。
すべてのメリット/デメリットを承知した上で、可能な場合、新たな生命を受け入れるかどうかは一人一人の判断によります。いい意味で「あきらめ」つつ、現状を受け入れ前向きに人生を歩んでいきたいですね。
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