明治大学・政治経済学部の学生が就職する上位企業ランキング
LIMO / 2019年3月14日 17時0分
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明治大学・政治経済学部の学生が就職する上位企業ランキング
【就活企業研究シリーズ】企業業績、従業員数、給与と最近の株価
3月に入り、2020年卒業の大学生による就職活動についての話題を耳にするようになってきました。業界研究や企業研究に時間をかけているという学生も多いのではないでしょうか。
シリーズでお伝えしている「就活企業研究シリーズ」。今回はその中でも明治大学政治経済学部の卒業生が就職する就職先人数が上位企業ランキング及びその上場企業1社についてピックアップをし、有価証券報告書をもとに過去5年間の業績動向、従業員数、年間平均給与や最近1年間の株価動向について見ていきましょう。
明治大学政治経済学部の卒業生が就職する上位企業ランキング
明治大学が発表した2018年3月31日現在の同大学政治経済学部を卒業した就職人数が6人以上の上位就職先は以下の通りです。
東京特別区:18人(6人)
国家公務員・一般職:10人(2人)
日本郵政グループ:10人(4人)
三井住友海上火災保険:10人(4人)
あいおいニッセイ同和損害保険:8人(2人)
大和証券グループ本社:8人(0人)
東京都庁:8人(4人)
野村證券:8人(2人)
みずほフィナンシャルグループ:8人(3人)
商工組合中央金庫:7人(3人)
損害保険ジャパン日本興亜:7人(2人)
東京海上日動火災保険:7人(5人)
三井住友銀行:7人(4人)
第一生命保険:6人(4人)
日本政策金融公庫:6人(2人)
※カッコ内は女子で内数
就職先企業の業績、従業員数、給与と最近の株価
さて、上位就職先企業について、特徴的な企業の業績動向や従業員数、給与とともに最近の株価を見ていきましょう。
大学に入学する際には自分が勉強したいことがさらにできる大学、また自分の学力や偏差値にあった学校を選ぶというのは熱心に誰もがしてきたかと思います。
一方で、高校生の段階で「大学卒業後にどの企業に就職しているのか」というところまでは気が回らないと思います。ただ、大学を卒業して就職する企業を事前に知っておくというのはよいのではないでしょうか。
第一生命保険
第一生命保険は第一生命ホールディングス(HD)の傘下にあります。ここでは、第一生命HDの業績を中心に見ていきます。ちなみに、同社は2016年10月1日に持株会社に移行しています。
同社の過去5年の業績動向を見ていきましょう。
経常利益は、過去5年間は増益傾向となっています。2014年3月期に3047億円であったのが、2018年3月期には4719億円にまで拡大しています。
また、親会社株主に帰属する当期純利益は経常利益と同様に増益トレンドとなっています。2014年3月期に779億円であったのが、2018年3月期に3639億円となっています。
では、同社の従業員数や給料はどうなっているのでしょうか。
連結の従業員数は6万2943人。また、提出会社の従業員数は603人(2016年に持株会社に移行)。平均年齢は41歳5か月となっています。提出会社の平均年間給与は975万円となっています。
ちなみに、2016年3月期の単体における従業員数の内勤職が1万1634人、営業職が4万2983人となっています。
最後に同社(第一生命HD)の過去1年の株価動向について見てみましょう。
過去1年で見れば、1600円から2400円での展開となっています。10月には2400円を超える展開となりましたが、その後は下落。年末にかけて1600円を目指す展開となり、その後は1600円と1800円のレンジ内での展開となっています。
業界及び企業研究で注意をしておくべき点
ここでお示ししたランキングや企業が必ずしも学生の人気ランキング順というわけではありません。
積極的に採用する企業が結果として上位就職先企業となっている側面もあります。ただ、学生が就職を希望しないことには最終的には就職先にはなりません。その観点からも、採用側の企業と大学生の需要と供給が一致した結果といえるでしょう。
また、注意すべきは連結従業員数と単体従業員数の違いです。たとえば、連結子会社が多い企業は一見すると従業員数が多く見えます。自分がどの会社に応募をしようとしているのかは改めて注意するのが良いでしょう。連結での従業員数が多く見えても、自分が応募している企業の従業員数が少ないこともあります。
最後に、企業研究をする際には、今回参考したような有価証券報告書や決算説明会資料なども参考にするとよいでしょう。決算説明会資料はどの投資家にもわかるように説明がされていることも多く、学生にとっても有益な資料といえます。決算説明会資料はアニュアルレポートほど堅苦しくなく、事業ごとの業績が分かりやすい資料といえます。
【参考文献】
明治大学「2017年度主な就職先」
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