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日本の富裕層の割合とは?貯蓄額とその内訳をチェック!

LIMO / 2019年3月15日 18時0分

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日本の富裕層の割合とは?貯蓄額とその内訳をチェック!

「あの家はお金持ちだから」なんて言葉をよく聞きますが、お金持ちの明確な基準はよく分かりにくいですよね。そこで、お金持ちの詳しい実態に迫ってみましょう!

彼らは一体、日本にどのくらい住んでいるのでしょうか。

日本のお金持ち、富裕層の割合は?

2016年11月、野村総合研究所(NRI)は2015年の「純金融資産保有額別世帯数と資産規模」の推計を発表しました。NRIによる富裕層の定義は、以下の通りです。

超富裕層:世帯の純金融資産保有額が5億円以上
富裕層:世帯の純金融資産保有額が1億円以上5億円未満
準富裕層:世帯の純金融資産保有額が5000万円以上1億円未満
アッパーマス層:世帯の純金融資産保有額が3000万円以上5000万円未満
マス層:世帯の純金融資産保有額が3000万円未満

なお、金融資産とは預貯金、株式、債券、投資信託、一時払い生命保険や年金保険などで、不動産は含みません。また、純金融資産とは保有する総金融資産から負債を差し引いたものです。

このうち、超富裕層は7.3万世帯、富裕層は114.4万世帯。両者を合わせた「純金融資産保有額が1億円以上の世帯」は約122万世帯となります。
割合は超富裕層が全体の0.1%、富裕層は全体の2.2%、合計2.3%です。先述の通り、不動産は金融資産には含まれていません。

貯蓄の多い層は?

では、貯蓄の多い年齢層はどの辺りなのでしょうか。総務省が発表した2017年「家計調査報告(貯蓄・負債編)」では、2人以上世帯の世帯当たり貯蓄現在高(平均値)は1,812万円、中央値は1,074万円でした。なお、貯蓄ゼロの世帯を含めた中央値は1,016万円です。

高い平均値のように感じますが、この数字には偏りがあります。貯蓄現在高階級別の世帯分布では、平均値(1,812万円)を下回る世帯が67.0%。残りの33.0%が、平均値を上げている現状なのです。

この平均値を引き上げているのは、主に60歳以上の高齢者世帯。貯蓄現在高の平均値は2384万円、中央値は1639万円となっています。

また、高齢者世帯の34%が貯蓄現在高2500万円以上、約18%が4000万円を超えています。その一方、100万円未満の世帯は7%という結果でした。

【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

世代別「お金持ち」のお金の中身は?

2018年11月9日に金融広報中央委員会(事務局 日本銀行情報サービス局内)の「知るぽると」が公表したデータによると、「2人以上世帯かつ金融資産を保有している世帯」の金融商品保有額の平均値は以下の通りでした。

40歳代:1238万円
50歳代:1828万円
60歳代:2415万円
70歳以上:2565万円

次に、金融資産保有額の平均額が1000万円を超えている層を「お金持ち」の対象として、各世代の資産運用の内訳を見ていきましょう。

40歳代(金融資産保有額の平均:1238万円)

預貯金:673万円
生命保険:277万円
株式:90万円
個人年金保険:70万円
財形貯蓄:43万円
投資信託:37万円

50歳代(金融資産保有額の平均:1828万円)

預貯金:849万円
生命保険:420万円
個人年金保険:148万円
株式:132万円
財形貯蓄:92万円

60歳代(金融資産保有額の平均:2415万円)

預貯金:1290万円
生命保険:435万円
株式:212万円
個人年金保険:158万円

70歳以上(金融資産保有額の平均:2565万円)

預貯金:1555万円
生命保険:350万円
株式:258万円
投資信託:138万円

どの世代も預貯金が高い割合を占め、生命保険、株式と続いているのが分かりますね。

まとめ

「お金持ちって、どんな会社で働いているの?」と気になる方も多いでしょう。「平均年収が高い"トップ500社"ランキング」(プレジデント社)によると、M&Aアドバイスを行なう「M&A キャピタルパートナーズ」は、従業員59人、平均年齢31.5歳、平均年収は2995万円とかなりの高水準。また、センサー大手のキーエンスは平均年収2089万円と、こちらも極めて高収入です。開業医や起業者でなくとも、このような会社に入社すれば、お金持ちも夢ではないでしょう

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