「おっぱいちゃんと出てる?」赤ちゃん連れに口を出すおせっかいおばさま、どう対応する?
LIMO / 2019年3月17日 18時20分
![「おっぱいちゃんと出てる?」赤ちゃん連れに口を出すおせっかいおばさま、どう対応する?](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/toushin1/toushin1_10169_0-small.jpg)
「おっぱいちゃんと出てる?」赤ちゃん連れに口を出すおせっかいおばさま、どう対応する?
赤ちゃんを連れて出かけると、電車内や街中で中高年のおばさまがニコニコと話しかけてくれることがしばしば。あやしてくれたり母親を労ってくれたりして嬉しいことが多いのですが、中には無神経なアドバイスや質問を投げかけるおせっかいなおばさまも少なくありません。
そうした場面に遭遇し、イラっとしたり返答に困ったりした経験がある人は、筆者だけではないはず。そんなおばさま方には、どう対応すればいいのでしょうか。筆者の体験を交えてご紹介します。
会話をすぐに終了させられるコミュニケーションは?
体温が高く、熱が体内にこもりやすいという、大人とは違う仕組みを持つ赤ちゃんの体。そのため、手足から熱を放出させることで体温調節を行っています。裸足の赤ちゃんが多いのは、こういった理由があるのです。
しかし、この事実を知らない人が多いのが、現在子育て中である20代~30代の母親にあたる世代。筆者も電車の中で、赤ちゃんの手足に触れたおばさまから「手足が冷たくてかわいそうね」「靴下を履かせないの?」と言われた経験があります。
相手は別に他意なく言っているのでしょうが、きちんとした理由があった上で裸足にさせている母親からすると、非常にモヤモヤしてしまいます。
こういう時は、どう対処するのがいいでしょうか。まず、真っ向から反論するのは避けたいところ。相手の感情を逆なでしてしまい、「昔と違って最近のお母さんは…」と“ダメ母親”のレッテルを貼られてしまうかもしれません。
また、「すみません、靴下を忘れてしまって~」とおちゃめなフリも逆効果。筆者はこれをしたことで、相手のアドバイス欲を掻き立ててしまい、延々と過去の育児話を聞く羽目になったことがありました。
何度もこういう場面に遭遇した筆者のおすすめは、本心は違ってもとりあえずぐっと飲みこんで「アドバイスありがとうございます」とさらっと言うこと。お礼を言ってしまえばそれで会話が終了し、それ以上の口出しを避けられる可能性が高まるからです。
「実はお医者さんから裸足でいいと言われたんです」「昔と今の子育てって全然違うからわからないことだらけです」と相手とのコミュニケーションを続けるのは、自分の気持ちに余裕がある時だけで十分でしょう。
「二人目は?」「おっぱい出てる?」母親を悩ませる無遠慮な質問
赤ちゃんに対してだけでなく、母親の個人的なことにもズケズケと土足で踏み込んでくるおばさまも少なくありません。筆者が遭遇したのは、「次は女の子が希望?」と二人目の家族計画のことに触れたり、「ちゃんとおっぱい出てる?」と母乳にまで踏み込んできたりする質問。
筆者も最初に遭遇した時には絶句して言葉が出てきませんでした。上述のようにそれとなく返答することもできますが、筆者はあえて「そういうプライベートな質問は、やめていただけないでしょうか」とキッパリ言うようにしています。無意識でやっているにせよ、見知らぬ相手に対して発するのは失礼な質問であることを、わかってもらうことも大事だと思うからです。
「二人目はまだ?」「夫婦生活はうまくいっているの?」「ミルクではなく母乳でなければダメよ」。昔であれば、もしかしたら許容されていた質問や言葉なのでしょう。もしくは、これまで何も言われなかったために気が付いていないのかもしれません。
しかし、昔であっても今であっても、こうしたプライベートに踏み込む言動は、受け取る側によっては傷ついたり不愉快に感じたりすることには変わりありません。
同じようなことをされて不愉快に感じる人を増やさないためにも、こうした質問に対しては勇気をもって、こちらが感じている違和感を伝えてみることも時には必要ではないかと思うのです。
おばさまはたいてい何も考えずに言っている
こうした赤ちゃんや育児に関する言葉や質問を投げかけるおばさま方は、ほとんどが世間話の流れだったり何気なく話しかけたりしているだけ。筆者が最も言いたいことは、こういう場面に遭遇してもいちいち気にする必要は全くないということ。
当事者としてはモヤモヤ、イライラするかもしれませんが、ただでさえ子育てしにくいと言われる現代社会において、時には心を鈍感にすることも大切でしょう。自分が将来、こうしたおせっかいなおばさまにならないようにという自戒も込めつつ、実際に遭遇したらこうした対応をしてみてはいかがでしょうか。
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