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一生独身で不安はないの? 一人で生きると決めた女性が準備した4つのこと

LIMO / 2019年3月16日 20時20分

一生独身で不安はないの? 一人で生きると決めた女性が準備した4つのこと

一生独身で不安はないの? 一人で生きると決めた女性が準備した4つのこと

50歳時点で一度も結婚をしたことがないという人のデータを取った、日本の生涯未婚率。2018年発表の数値は過去最高という結果が出るほど、未婚者が増えているようです。「シングルは気楽でいいね」と言われることも多いですが、その一方で独り身ならではの不安が頭をよぎることも。

そこで今回は、一生シングルで生きることを覚悟した女性に、将来に向けて準備すべきことについて聞いてみました。

まずは住居を確保! 安心して暮らせるマンションを購入

その女性は現在IT企業で派遣社員として働く40代。会社では事務の仕事をしています。彼女がまずやったことは、住居の確保。日本では賃貸でも暮らしていけますが、彼女は「自分の家がどうしてもほしかった」とワンルームの分譲マンションの購入を決意したのだと言います。猫を4匹飼っており、ペット可の賃貸マンションが少なく、見つかっても家賃が高いこともマンション購入を決めた理由の一つだったとのこと。

しかし、「派遣だからなかなか審査が通らなくて苦労した」とも言います。彼女の場合、派遣社員という働き方を選択しているため、マンションを買う時の住宅ローンの審査がなかなか通らなかったのだそう。

「20代のときからずっと恋愛が苦手で、一人で暮らしていくことしかイメージできなかったから、お金だけは貯めていた。正直、ワンルームマンションだから、本当に頑張れば全額キャッシュで買えないこともなかったけど、いっぺんに使ってしまうのはさすがに怖かった」と話す彼女。

しかし、何度やっても審査が通らず、いくつもの銀行に申し込みました。「ある銀行は、頭金をもう少し積めばOKと言ってくれた。言われるまま頭金を積んだ」と言い、それでやっとマンション購入に踏み切ることができたと笑います。

「正社員で働くことも考えたけれど、20代後半まで夢を追っていて正社員で就職するタイミングをなくしてしまった。高卒で高い給料で雇ってくれるところもなく、それなら派遣社員として働いた方がいいと思える給料ばかりだった」と話してくれました。飼っている猫のためにも、ゆっくりと暮らせる家がほしかったそうで、そこから彼女のシングル生活の準備が始まったのでした。

生活費の不安に対策! 十分に貯金をする仕組みを作る

彼女が次に着手したのは貯金でした。老後にはどうしてもお金の不安が付きまといます。お金の不安を少しでも軽減するために、まず着手したのが国民年金保険料納付を免除された分を追納することでした。

「追納ができるのは10年以内の免除分だけ。それ以前については支払えなくなるというのを知っていたので、とにかく免除期間の分については優先的に払った」と言います。「自分は免除されているという負い目もあったし、払って少しでも年金が増えたらと思った」とのこと。

さらに、きちんと貯金ができるよう、自分なりに先取り貯金を始めたと言います。給与の振り込み口座から毎月10万円を定期預金に移して預けていました。残った金額で生活するのですが、派遣社員の場合時給制が多く、出勤日数が減ると手取り額が減るのが大変だったようです。そのため、体調を崩して自己都合で休むというようなことのないよう、体調管理には十分注意したと言います。

また、お金の使い方にもルールを設けたそう。「どうしても趣味にお金を使ってしまう生活だった。韓国アイドルが好きだったが、コンサートに行ったり韓国まで行ったりしているとどうしても出費がかさむ。いまは韓国は年1回まで、コンサートも年2回までと決めています」と彼女。自分でルールを作り、節約しつつも趣味を楽しんでいました。

不労所得を作るために! とにかく投資の勉強をする

彼女が次に考えたのは不労所得。「どうしても給料以外の所得がほしかった」という彼女は、投資の勉強を始めたと言います。

「日本では女性は収入が低くなりがち。でも、投資の世界では男でも女でも関係ない。性別のハンデなくお金を得ることができる」と語る彼女は、投資信託と株を中心に投資をしているのだそう。不動産投資も検討したものの、実物資産を持つことの大変さを知ってやめたとのことでした。

「投資を始めたときは勉強することが多くてとても大変に感じましたが、今はそんなに難しいことを考えずに楽しくやっています」と笑います。趣味と実益を兼ねて楽しんでいるとのことで、毎月コンスタントに収入を得ることができているのだそう。難しい相場もありますが、月の収支が多少マイナスになっても悲観的にならず、長い目で見て取り組むことが大事だと語ります。

自分が死んだときのためにエンディングノートをつくる

さらに、40代にしてエンディングノートを作っているとのこと。「自分が死んだときのことを考えて、残された家族が困らないように銀行口座や加入中の保険などをまとめている」と言い、実際にエンディングノートの一部を見せてもらいましたが、死亡保険金に関する保険会社名や保険証券の保管場所、証券番号や担当者の名前と連絡先などが書かれていました。

彼女の中ではエンディングノートは遠い先のものではなく、すでに身近なものとなっています。思いついたらすぐに書き込むようにしているとのことで、書く内容は多岐にわたります。

特に決まった内容を書くということでもなく、たとえば「飼っている猫を引き取ってくれる先の友人の名前と連絡先」や「猫の世話をするときに気をつけてほしいこと、1匹1匹の猫の名前と特徴」なども書かれていました。こうして彼女オリジナルのエンディングノートが出来上がっていて、いつでも手に届くところに置いてあるのだと言います。

まとめ

いかがでしたか。一人で生きていくと決めたからには、彼女は自分で自分なりの準備をしっかりすると言っていました。彼女は自分のビジョンをとても明確に持っていましたし、自分のやるべきことがしっかり見えている感じがしました。また、自分が死んだときに猫たちが困ることのないようにと、念入りに準備をしているのも印象的でした。

20代、30代では、自分の老後や死んだときのことを考えたことのない人も多いと思います。しかし、若いうちからしっかり先を見据えて考えることで、「できること」も増えていくはずです。一度考えてみてはいかがでしょうか。

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