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夫婦がお金のことで大ゲンカするのはどんなとき? 金銭感覚をめぐる戦いとは

LIMO / 2019年3月18日 19時45分

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夫婦がお金のことで大ゲンカするのはどんなとき? 金銭感覚をめぐる戦いとは

結婚するとき、「金銭感覚が合うこと」が大事だと言う人も多いですよね。既婚者の中には、お金の使い方や金銭感覚の違い、資産形成の方針の違いといった理由で夫婦げんかに発展したことのある人も少なくないのではないでしょうか。そこで今回は、「金銭感覚が合わない配偶者と結婚した」と感じている既婚者3人に実体験を聞いてみました。

娘の夏期講習をめぐり大乱闘!

夫婦で取っ組み合いのけんかになったというAさんご夫婦。きっかけは「参加必須ではない子どもの塾の夏期講習だったそうです。

「娘にやる気がないのは傍目にもわかって、そんなことなら参加しなくていいと叱ったら、その夜、夫に『娘の夏期講習代くらい、お前が週1〜2日パートを増やしたら出してやれるだろう』と言われました。そういう問題じゃない、と私が言うとそのまま口論に。ワケのわからぬまま、いつの間にか取っ組み合いのけんかになっていました」とのこと。

Aさんは、娘さんのやる気のなさを見かねて「夏期講習へ行かなくていい」と言ったのでしょう。一方の旦那さんは「やる気がなくても行かせてあげたらやる気になるかもしれない」との主張。「やる気のない子どもの夏期講習に10万円ちかいお金をかけてあげられるほどの余裕はないし、そもそもそんなに甘やかす気もない。勉強したいと熱心に言われればもちろん通わせてあげたいけれど、そんな気もない娘に夏期講習へ行かせても無駄」とAさんは一刀両断でした。

これは娘さんの教育に関する金銭感覚の相違ですね。旦那さんの気持ちもわかりますが、Aさんのように考えるのも間違ってはいないのでしょう。結局娘さんは夏期講習へ行かず、のんびりと夏休みを過ごしたのだそうです。

夫の心無い一言で大喧嘩! 4歳の娘に仲裁されたことも

「本当に些細なことですが、急に許せなくなった」と話してくれたのはまだ20代半ばのBさん。Bさんには4歳の娘さんがいるのですが、産休明けからすぐに働き始めました。娘さんを保育園に預けながら日々時短勤務で働くものの保育料が高く、Bさんの洋服や化粧品代をどんなに削ってもお給料のほとんどが子どものお金として消えていくのでした。そんな中、旦那さんがたばこをやめることもなく、さらに同僚や上司と毎週2~3回は飲みに行くことを理不尽に感じたBさん。

「毎月たばこにいくらかかっているの?」と聞くと、「2万いかないくらいじゃない?」と返答が。毎週2~3日飲みに行くたびに5000円ほどのお金を月のお小遣いとは別に渡ししていたため、「単純に、毎月自分の娯楽に8万円近く使ってるってこと?」とBさんも怒り心頭。自分ばかり我慢を強いられるのが耐えきれなくなったそうです。

「8万円くらいいいだろう。オレにも息抜きさせてくれよ」という旦那さんの言葉を聞いてキレてしまったというBさん。大げんかに発展し、寝ていた4歳の娘が起きて仲裁に入ってはっと我に返ったのだそう。そんな状態になってしまうと、Bさんもつらかったでしょうね。

金銭感覚の違いは話し合いでカバー!

中には金銭感覚の違いは話し合いでカバーできるという夫婦もいました。それがCさん夫婦です。たとえば「ロボット掃除機のルンバがほしい」とCさんが言ったところ、奥さんは「普通の掃除機で十分でしょう」と答えます。Cさんが「掃除機をかける時間はもったいないし、金額だって別に出せない金額じゃないから」と言うと、奥さんは「掃除機が壊れたら検討するね」と答えたそう。こうした些細なことでも、すり合わせができない夫婦だとけんかに発展してしまいます。

Cさん夫婦は高額商品がほしくなった場合には相手が納得するようプレゼンをする決まりがあるのだと言います。結果として、Cさんはルンバを手に入れることができました。奥さんも時々プレゼンをしてお目当ての商品をゲットすることがあるらしく、金銭感覚のズレに起因する問題は2人で解決しているのだと言います。

夫婦で食い違う「お金の使いどころ」とは

これまでのケースを見ていると、お金の使いどころで夫婦の考え方に相違があることが多いようですね。そこで、筆者の周囲にいる既婚者9人に簡単なアンケートを取ってみました。ずばり、「夫婦で金銭感覚や考え方のズレを感じるのは何にお金を使うときか」という質問です。

最も票が集まったのは「子どもの教育資金」で、5人でした。「奥さんが有名私立に入れたがる」とか「パパがサッカーファンなので、息子3人ともサッカークラブへ加入。しかし毎日の練習と週末の遠征、ママ友との付き合いで経済的にも精神的にも疲弊している」と言った悩みが聞こえてきました。

確かに、子どものスポーツも熱心にやろうと思うと経済的な負担になってくることがありますよね。月謝に遠征費にユニフォーム代、シューズやボールなどの必需品もあり、子どもの成長に伴い買い替えも頻繁に起こるとなるとかなり裕福な家庭でないと厳しいかもしれません。

次に票を集めたのは「趣味」で、回答者は2人。「飛行機好きの夫は飛行機に乗って旅に出るのが趣味で、それに毎月数万円かかっている」という、旦那さんがちょっと変わった趣味をお持ちのケース。また「妻の習い事がいくつかあるが、意味があるのかよくわからない。毎日の生活には活きていなさそう」という男性もいました。

趣味の範囲でやっているのであれば、習い事は自分が楽しければいいと思いますが、配偶者は意外とシビアな目で見ているようです。

「お酒やたばこなどの娯楽」と「洋服やアクセサリー類」もそれぞれ1人ずついました。「タバコをやめると言って早2年。お酒も子どもが生まれたら減らすと言っていて、子どもはもう6歳。お酒の量は年々増えている」と旦那さんのお酒やたばこに不満がある様子の女性。

また、「洋服を子どもとおそろいで買ってきたり、『娘が大きくなったらつけてほしい』と高価なアクセサリー類を買ってきたりするのが理解できない。でも、子どもの話を出されると何も言えなくなる」という男性もいました。

まとめ

いかがでしたか。金銭感覚の違いはけんかに発展しやすいですよね。付き合っている段階では一緒に家具や家電などの大きな買い物を共同の資産から購入することはないですし、子どもの教育資金を2人で貯めたり使い道を決めたりすることもありません。そのため、金銭感覚のズレは意外と気が付きにくいことが多いのです。結婚前に金銭感覚のズレに気が付けなくても、何でも話し合いで解決するクセをつけておくといいかもしれませんね。

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