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年収も平均年齢もわかる!就活生が絶対に目を通しておくべき3つの資料

LIMO / 2019年3月20日 22時5分

年収も平均年齢もわかる!就活生が絶対に目を通しておくべき3つの資料

年収も平均年齢もわかる!就活生が絶対に目を通しておくべき3つの資料

就職活動中の大学3年生で、会社選びや業界研究に多くの時間をかけているという方も多いのではないでしょうか。早い人は「内々定」を手にしているという話もあるようです。

しかし、何も慌てる必要はありません。慌てて決めた会社の業績がいまいちで、その後会社を探さねばならなかったという話はいくらでもあります。

じっくり企業について研究して納得した就職活動をする方が、長い社会人人生ですから、有益となるはずです。今回は、企業を学ぶという観点から、重要な公開資料について見ていきましょう。

社員の年収や平均年齢が分かる資料

皆さんは「有価証券報告書」をご存知でしょうか。

上場企業などは金融商品取引法において有価証券報告書の提出義務があります。有価証券報告書はプロ投資家とばれる機関投資家や証券アナリストなどが最も重要な公開情報として取り扱う資料となります。

ちなみに、日産自動車の全会長のカルロス・ゴーン氏は有価証券報告書に報酬を過少に記載したとして金融商品取引法違反で東京地検に起訴されたというニュースをご記憶の方もあるでしょう。

有価証券報告書で虚偽記載をすると、先のゴーン氏のようなケースからもわかるとおり、重大な事件となります。したがって、有価証券報告書を提出する企業側も慎重に情報を整理し、公開するわけです。

この有価証券報告書は企業の公開情報としては、もっとも詳細で豊富といっても過言でありません。また、その情報が有益なのは投資家だけではありません。就職活動をする学生にとっても同様です。

有価証券報告書をどのように活用するか

有価証券報告書は、提出会社(単体)の従業員数に始まり、従業員の平均年齢や平均年間給与も詳細に開示されています。

「無事に入社して、10年たったらいくらぐらいの給料がもらえるのだろうか」と考える就職活動中の学生もいるかと思いますが、有価証券報告書はそうした想像がなんとなく数値ともにわかる資料です。

有価証券報告書のすごいところはそれだけではありません。

経営陣の経歴や大株主の状況、事業セグメントごとの売上高やセグメント利益もわかります。

「自分が就職を規模するあの会社のこの事業は花形なのか」といったことも、セグメント情報を見ることで収益構造を把握することが可能です。

特に総合商社などは様々な事業を展開しており、どの事業に自分が配属されるのか、という方も多いのではないでしょうか。学生に人気の総合商社ですが、配属される事業の状況も様々なはずです。

有価証券報告書は情報量が多すぎてわからないという方へ

有価証券報告書はプロ投資家にも愛好者が多い一方、一般の方には「情報量が多すぎる」という方も多いでしょう。

そういった方におススメなのが、上場企業であれば「決算説明会資料」です。

この決算説明会資料は各企業のウェッブサイトの「投資家」もしくは「IR(インベスター・リレーションズ)」という項目の中に保存されていることが多いです。

決算説明会資料の更新頻度は四半期ごとであったり、半期ごとだったりしますが、投資家が注目するポイントについて簡単に、そしてわかりやすく解説してくれている資料です。

決算説明資料で、その企業が自分の会社の社員に対してどのように業績を説明しているかを垣間見ることができます。会社も説明資料を何度も作るのは手間なので、社内外で同じ資料を使っているというのを耳にしたことがあります。

これは決して悪い話ではなく、説明会資料に目を通しておけば、従業員と同様なレベルで事業動向などが簡単に分かるとも言えます。

直近の決算状況を頭に入れてきたい方へ

最近の決算を知りたいという人は「決算短信」がおすすめです。

これは、「有価証券報告書」ほどは詳しくないですが、直近の決算については早いタイミングで知ることができます。

面接前に自分が受ける会社の決算状況は頭に入れておいた方がよいと思う人は、「決算短信」に目を通しておくとよいでしょう。四半期ごとに決算情報を確認することができます。

まとめにかえて

このように就職活動を迎えるにあたって、これまでなじみのなかった資料をあたってみることで会社についてより深く知ることができます。

欲を言えば、簿記2級程度の会計知識があれば、損益計算書や貸借対照表、キャッシュフロー計算書なども読むことができるので、さらに会社について理解を深めることができます。

簿記の知識などはないという方であれば、「決算説明会資料」=>「決算短信」=>「有価証券報告書」の順に資料にあたってみてはいかがでしょうか。

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