「運のいい経営者」になるには? 経営を楽しめるようになる道筋
LIMO / 2019年3月25日 20時20分
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「運のいい経営者」になるには? 経営を楽しめるようになる道筋
ストックビジネスの効用
成長し続けるビジネスの仕組みである「ストックビジネス」についてお伝えしていく本シリーズ。今回は「運のいい経営者になって経営を楽しむ」というテーマを取り上げます。
経営者が経営を楽しむにはどうすればいいのか?
私はいつも経営を心から楽しめるにはどうすればいいのかを探しています。
経営者は負ければ終りの恐怖もありますが、役に立つサービスを提供して雇用を生んで社会貢献している価値のある仕事です。ですから、経営というのは本来楽しまなければならないと思うのです。
私がストックビジネスを研究し始めたのも、今より経営が楽になって仕事を楽しめるようになるためには、継続的に収益が増える状態を作らないといけないという思いからでした。
では、経営を楽しむにはどうすればいいのか。
周りの経営者に聞くと「運が大事」という言い方をする人がいます。実は私も何度となく周りから助けられてきました。ただ、仕事でチャンスをものにするには、いつでも捕まえられる状態でスタンバイしていることが大事です。
いい情報は必ずやってきます
気づかなければ話にならない
気づいても捕まえられなければ仕方がない
運がよくなった経営者の話
先日、2年間ストックビジネスを学んでいる商品開発コンサルタントの白川社長(仮名)から、こんな話を聞きました。
「大竹さん、私はストックビジネスを意識してから明らかに運がよくなりました。私は、もともと運はいい方で、店舗マネジメントやコンサルや商品開発の請負仕事が切れることはありませんでした。それで面白そうな仕事は片端から受けていました。
しかし、その状態だといつも忙しいばかりで、いざ大きな話が来ても自分に余裕がないためいい判断ができなくて、いつも後悔していました。幸いなことに性格がポジティブなので自分は運はいいと思っていたけれど、本当に大きなチャンスは捕まえられなかったのです。
ところが、2年前にストックビジネスを学ぶと、目の前の仕事の見え方が変わって自分の行動が変わったのです。
『これは将来ストックになるか?』
『これを請負うと、いつかお客様にストックが生まれるか?』
この考え方が身に付いただけなのですが、こういう見方をすると、やらない方がいい仕事もやっていたことを自覚しました。そしてストックの可能性のあるものだけを選んで請け負うことにしたのです。
もう一度言います。
『これは将来ストックになるか?』
『これを請負うと、いつかお客様にストックが生まれるか?』
これだけです。
そうして時間がたつと明らかに自分に余裕が生まれて、一つ上のステージと言える大きな会社から商品開発の請負案件が来ても即判断することができました。
顧客のビジネスがストックになって安定的に儲けられ、その中から自分もストックで収益を得られるポジションをとれる、ストック型コンサルになったのです。するとさらに上のステージからまたストックの可能性がある仕事がくるし、それをゲットする余裕が生まれてきたんですよ…」
そんな白川社長は、今では誰もが知る日本一有名なプロデューサーと一緒に食品商品開発も手掛けるようになっています。
運のいい経営とは?
皆さん、発注は数多く来るものの、いつも仕事に追われて苦しい状態だった彼を、幸運を捕まえられる社長に変えたストック思考とは何だと思いますか。
運のいい経営について少し考えてみましょう。
運のいい経営者にはタイミングよく仕事が来たり、どうしたらいいだろう?と悩んでいると解決策を誰かが届けてくれたりします。
私も創業間もなく、まだまだ軌道に乗っていない頃に毎日悩み考えていたことがあります。
仲介という単発フローの仕事なのでいつも新規開拓に追われる。どうにかしてお客様がリピートしてくれるサービスを作れないか?
自分たちの強みは何か(当時はオフィス物件データと不動産業界経験)?
それを使ってリピートする新サービスは作れないか?
朝から晩まで死に物狂いで働いていた時にはなかなか次のステージに行けなかったのですが、あるとき気づいたのです。運を捕まえられる経営者の回りには、同じように運のいい経営者のコミュニティがあることに。
そこから私は年齢に関係なく、自分が相談できる人に会いに行くようにしたのです。そんな時にメンターのエンジョイ先生と出会い、そこから学んだ「経営を楽しむ」という視点で、思い切って自分が確信を持てること、つまり継続的に拡大する、お客様がリピートする仕事に集中しました。
何が変化するのか?
これをやって増えていけばいずれストックビジネスになりそうだと、先が期待できる仕事(当時はビル管理から会議室事業へ)に着手してから変化が起きました。先々への一歩として着手したビジネスが一つでも軌道に乗ると、さらに状況が一変したのです。
何が変わったのか。一つストックができるとコツは一緒なので、またストックビジネスを作る方法がわかるようになって自分の経営に「自信」がわいてきた。そしてもう一つは、「ゆとり」です。お金のゆとりではなく、精神的な「ゆとり」です。
経営をしていればいつか必ず問題にぶつかります。その時に、自分だけで考えずに話せる経営者仲間、メンターができたことで得た精神的な「ゆとり」です。答えを教えてもらおうという甘えではないのです。何かあればいつでも相談できる、何かあっても何とかなるという「ゆとり」です。
ストックビジネスはフロービジネスとは違い、一発勝負的なエキサイティングさはありません。でも、「自信」と「ゆとり」が生まれて、いつも目先ではなく3年先の事業を考えられるようになり、いつでも相談できる経営者仲間がいて、その仲間からいい情報をもらえる状態になった。
考えてみてください。いつでも運をつかめる状態にいるということこそ幸せな経営状態だと思いませんか。
私がなぜ本業があるのに「ストックビジネスアカデミー(https://otaketakahiro.com/)」をやっているのか。その理由は同じ志の経営者仲間がいて「運」を分け合うことができる場所だからです。
ストック思考で、皆で知恵を出し合うから、長期的に継続していく価値のあるアイデアが生まれます。それをさらに商品にしていく。そんな前向きな思考の仲間がいる場所、それが「経営者が運を捕まえやすくなる場所」なのです。
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