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新年度こそ貯蓄0から脱却!「お金が貯まる人」の3つの行動とは

LIMO / 2019年3月26日 18時10分

新年度こそ貯蓄0から脱却!「お金が貯まる人」の3つの行動とは

新年度こそ貯蓄0から脱却!「お金が貯まる人」の3つの行動とは

欲しいものがあったり家や車を買うといった目標があると、「お金を貯めなきゃ!」という気持ちになりますよね。でも、そうは思ってもなかなか貯められないという人がほとんどではないでしょうか。実は、お金を貯められる人には共通した特徴があるのです。しかもそれは収入や資産とは関係なく、自分の心がけ次第なんです。

もうすぐ4月。新しい環境での生活が始まる方も多いと思いますので、これからお金を貯めていくために身に付けておきたい心がけを紹介します。

そもそも貯蓄の平均ってどのくらい?

金融広報中央委員会が2018年11月に発表した「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]平成30年調査結果(https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/futari/2018/)」によると、金融資産保有額の平均値は1151万円となっています。「意外と多いな…」というのが素直な感想ではないでしょうか。

ただし平均値は一部の富裕層に引き上げられてしまうこともあるため、あわせて中央値を見てみることも大切です。中央値とは、数値を小さい(大きい)順に並べた時の中央に位置する数値で、この調査では450万円でした。

なお、ここで言う「金融資産」に含まれる金融商品は、預貯金だけでなく、保険や有価証券、その他金融商品となっています。また、この調査における金融資産については、「定期性預金・普通預金等の区分にかかわらず、運用の為または将来に備えて蓄えている部分」とされています。

こうした金融商品を「いずれも保有していない」と回答した世帯はどれくらいいるかというと、全体に対しては1.6%となっています。また年代別では、20歳代:3.4%、30歳代:1.5%、40歳代:1.1%、50歳代:0.9%、60歳代:1.3%、70歳代:3.2%という結果で、20歳代と70歳代世帯の比率が大きくなっています。

このように、預貯金その他の金融商品を保有していない世帯は、どの年代でも約1%以上あります。また年収別で見ると、年収750~1000万円未満世帯でも0.3%存在しています。年収が高くても、必ず貯蓄できるわけではないということですね。

それでは次に、お金が貯まるようになるための3つのポイントを紹介しています。

1. 貯金をポジティブに捉える

「お金を貯めなきゃ」とばかり思っていると、出費に対してネガティブな感情が出てきます。しかし、本来何かを購入するということは、「必要だから」なはずです。貯金しなければいけないからといって必要なものまで諦めたり購入しないままでいると、貯金自体にマイナスなイメージが付いてしまいます。

本当に欲しいものをしっかり見極めて選べば、物を買った時の満足感が上がります。また、出費に対する罪悪感もなくなるでしょう。人間は楽しいことなら続けられますが、辛くて苦しいことからは逃げたくなってしまうものです。ストレスを溜めないことが大切です。

2. 使ったお金を把握する

お金を貯めようとしているのに、「何が貯まらない原因なのか」を考えていない方もいます。何となく毎月口座に残ったお金を貯め続けているようでは、大きな金額の貯金はできません。お金をきちんと貯めている方は、しっかり家計簿をつけて「何にいくら使ったか」を把握しています。貯める・貯めないの前に、まずこれができていることが必要です。

いきなり家計簿をつけるのはハードルが高いという場合は、すべての買い物でレシートを捨てずにもらうようにしてみましょう。そして1日の最後に使った分のレシートを見て、自分が何にいくらお金を使ったか、無駄な買い物はなかったか、チェックしてみてください。毎日チェックするのが大変であれば、1週間に1度でも良いでしょう。

お金が貯まらない人は、意外と必要のないものまで買っていることが多いものです。レシートをもらい、大雑把でもいいので自分が使った金額を把握するようにしましょう。きちんと出費が把握できたら、「何をどう節約するか」という方針も見えてきます。

3. 先取り貯金をする・投資する

お金の流れを把握できたら、毎月どのくらい貯金に回せるかわかると思います。そして、無理のない範囲で貯金額を決めましょう。次に貯金用口座を用意し、給料が振り込まれたその日に貯金用口座に貯金額を移動します。銀行で自動振替などの手続きをすることも可能です。こうした先取り貯金で毎月確実にお金を貯めていくことができます。

会社員であれば、会社が自動的に給料から貯金分を天引きして貯金をする「財形貯蓄制度」を活用するのも良いでしょう。会社の担当部署に確認してみてください。

また、資産運用に興味があれば少額投資非課税制度の「NISA」や「つみたてNISA」を活用するのも良いでしょう。これらの制度では、株式や投資信託などの金融商品を「NISA口座(非課税口座)」内で運用することで、年間決められた額を上限に売却益や配当金が非課税になり、投資にかかるコストを抑えることができます。

この口座内で投資信託などの金融商品を毎月一定額購入しながら、貯蓄をしていきます。これによりただ貯金するよりも運用益が期待でき、さらにそれを加えて運用することで複利効果も期待できます。金融庁でも推奨されている投資方法ですが、投資対象の商品にはリスクがあるので注意が必要です。

まとめ

お金を貯めるために心がけたいことは、「ポジティブに貯金する」ことと「出費を把握する」こと。まずはこれだけ意識するだけでも、かなり生活が変わるはずです。

また、先取り貯金をしたり、少しずつでも投資をして資産形成することも考えてもいいでしょう。ただお金を貯めるだけではなく、運用して利益を得る仕組みをつくることも大切です。ですが無理は禁物。必ず余裕資金で、リスクを把握しながら取り組んでみてください。

【参考】
「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]平成30年調査結果」知るぽると(金融広報中央委員会)
「投資の基本」金融庁

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