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40代、50代、60代、70代の世代別「お金持ち」のお金の中身

LIMO / 2019年3月28日 18時0分

40代、50代、60代、70代の世代別「お金持ち」のお金の中身

40代、50代、60代、70代の世代別「お金持ち」のお金の中身

リッチな生活を送っている人を見て、「あの人はお金持ちだなぁ」「富裕層になりたい」と感じた経験はありませんか?なんとなく「お金をたくさん持っている=富裕層」と捉えがちですが、正確にはどのくらいのお金があれば「富裕層」と言うことができるのでしょうか。

富裕層の定義とは

まずは、富裕層の定義を確認しておきましょう。2018年12月18日付で野村総合研究所(NRI)が発表した「2017年の日本における純金融資産保有額別の世帯数と資産規模の推計」では、富裕層を以下のように定義しています。

超富裕層:純金融資産保有額 5億円以上
富裕層:純金融資産保有額 1億円以上5億円未満

つまり、「純金融資産保有額が1億円以上の世帯が富裕層」と言えることが分かります。なお、この調査の金融資産とは預貯金、株式、投資信託、債券、一時払いの生命保険、年金保険などで(不動産は含まない)、資産から負債を引いたものを「純金融資産」としています

日本のお金持ちは何に投資しているの?

自由に使えるお金がたくさんあるなら、投資をしてお金を動かそうとすることもできます。では、日本にいるお金持ちの人たちは、どのようなものに投資しているのでしょうか。

仏コンサルティング会社キャップジェミニの「World Wealth Report 2018」が発表した、2018年第1四半期(Q1)における日本の富裕層の資産ポートフォリオを見てみましょう。

株式:30%
現金及び現金同等物:45%
不動産:11%
債券:10%
オルタナティブ投資:5%

ご覧のように、株式や債券などさまざまな分野に投資を行なっています。ちなみに、不動産というのは、自宅用ではなく投資物件のことです。

といっても、海外の富裕層に比べると「現金及び現金同等物」の割合が高いという特徴も。
「日本人は投資が不得意」という声もありますが、富裕層は多少なりとも投資に取り組んでいるようです。

世代別「お金持ち」のお金の中身とは

では、お金持ちの世代ごとによって、お金の中身も異なっているのでしょうか。2018年11月9日に金融広報中央委員会(事務局 日本銀行情報サービス局内)の「知るぽると」が発表したデータの、「金融資産に関して二人以上世帯についての調査内容」を見てみましょう。金融資産を保有している世帯についての各世代の金融商品保有額の平均値は、以下の通りです。

40歳代:1238万円
50歳代:1828万円
60歳代:2415万円
70歳以上:2565万円

40歳代以降の平均値は1000万円を超え、60歳代では2000万円を超えています。年代別の資産運用の状況は、次の通りです。

【40代】
預貯金:673万円
生命保険:277万円
株式:90万円
個人年金保険:70万円
財形貯蓄:43万円
投資信託:37万円

【50代】
預貯金:849万円
生命保険:420万円
個人年金保険:148万円
株式:132万円
財形貯蓄:92万円

【60代】
預貯金:1290万円
生命保険:435万円
株式:212万円
個人年金保険:158万円

【70代以上】
預貯金:1555万円
生命保険:350万円
株式:258万円
投資信託:138万円

どの年代においても、預貯金が最も多い割合を占めていることが分かります。70代以上になると、生命保険の金額は減り、預貯金が多くなっています。日本の現状では、「お金があるから積極的に投資をしよう」という人は少数派なのかもしれません。

まとめ

「純金融資産保有額が1億円以上の世帯」である富裕層たち。お金持ちの共通点としては、「服装は派手すぎない」「争いごとは避ける」「自分をしっかり持っている」などが挙げられます。自分に自信があるため、ブランド物をアピールしようと考えるのでしょう。

そのため、そこまで目立ちにくく、外見だけでは判断しにくいことも。「当てはまる部分が多いな」と感じる人がいたら、その人は富裕層の1人なのかもしれません。

 

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