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子育て=幸せなの?心の片隅にある母親のモヤモヤとは

LIMO / 2019年4月8日 11時0分

子育て=幸せなの?心の片隅にある母親のモヤモヤとは

子育て=幸せなの?心の片隅にある母親のモヤモヤとは

「子どもや家族ファーストで日々を過ごしている毎日。めまぐるしく時間が過ぎて言って、大変だけど、子どもや夫の笑顔を見ていると疲れもふっとんでしまう。今、毎日本当に幸せ!」ほとんどの母親はそんな風に感じているはずだから、自分もそう思わなきゃいけない、あれだけ望んでいた「母親」なるという夢が実現したのだから、私は今幸せなはず…。

「自分は幸せ」と自分に言い聞かせていませんか?

「不幸せ」なんて思ったら罰が当たる。

眠れたのか眠れていないのかわからいないような状態で朝を迎え、朝食の準備。目が覚めたらそこからめまぐるしい毎日のスタート。子育て中のお母さんは毎日があわただしく過ぎていきます。

「あぁ、やっと子どもたちが眠ってくれた」「今日も一日無事に終わった」夜になるとそんな風に安どのため息をもらす。でも「今日こそは、部屋の掃除ちゃんとしたかったのにできなかったな」「美容院、そろそろ行きたいけれど、また当分無理だな…」「テレビに出てたオシャレなカフェでランチしてみたいな。でも、あそこ子連れは無理だろうな…」

ほっと一息ついた途端、できなかったこと、したかったことが一気にアレコレ頭に浮かんでくる。それと同時にどうしようもないむなしさが押し寄せてくる…。こんな経験したことありませんか?

でも、ネットを見れば「今日も自分のことは何もできなかった。でも、それは子どものために頑張った証。そんな自分を誇りに思う」なんて言葉や「子どものために『いいお母さん』になる必要はない。ほんの些細なことでもいいのでハッピーを見つけて、『幸せなお母さん』になろう」なんて言葉が書いてある。

またその一方で「うちは主人が子育てに無関心。子どもを愛してくれる旦那さんがいるだけでも幸せ」「ほぼワンオペ育児。協力してくれる人がいるなんてうらやましい」はたまた「自分から望んで母親になったんだから、子育ての愚痴を言うのは間違っている」「昔の育児はもっと大変だった。今のお母さんは甘え過ぎ」なんて言葉も。

そんな言葉を読むたびに「あぁ、自分は恵まれているんだな、幸せなんだ。愚痴を言ったり、幸せじゃないなんて思ったりしたら罰があたるな」なんて自分に言い聞かせる…。

そう、自分で自分に問いかける間もなく「私は、愛する子どもと一緒にいられて幸せなんです。不満はありません」という答えが用意されている。そんな風に感じてしまうことはありませんか?

さて、ここで質問です。「あなたは今、本当に幸せですか?」

常に「幸せ」は難しい

とかく世の中は「子育てできることは幸せ」と結論付けたがる傾向にあります。それはそれで間違いではありません。でも、「幸せ」ってもっと多角的に考えるべきものなのではないでしょうか?

確かに子どもがいることで得られる幸せはたくさんある。でも、その一方で子どもがいるからこそ犠牲にしなければいけない、子どもがいるから諦めなければいけないこともたくさんあるはず。「愛する子どもがいる幸せ」という感情はベースにあります。でも、常にフラットな感情でなんていられないのですから、四六時中「幸せ」なんて思えるはずありません。

たとえば本当に満ち足りた気持ちのときに「ママになるって幸せ」という文章を読めば「ほんとその通り!」と思えるでしょうし「今の母親は恵まれている」という文言を聞けば、「そうだなぁ。当り前に感謝しなきゃなぁ」って素直に受け取れる。

しかし、心に余裕のないときに、そんな言葉を目にしたら?

「確かに周りから見れば幸せかもしれないけれど、でも、悩みだってたくさんあるのに!」と思うし、「昔の方が大変って言われても、今は今で昔にはなかった大変さがあるはず!」って反発したくなります。でも、そんなこと言ったらますます風当たりが強くなるから、グッと言葉を飲みこんで「そうです、私は幸せです」と答えるしかない。モヤモヤは蓄積されていくばかり。母親とはなんと窮屈なのでしょう。

とにかく少しでも愚痴を言ったら、「でも、あなたが望んだことでしょう」「恵まれている、ってちゃんと認識しなさい」酷いときには「そんな風に思っている母親が、虐待とかするんだろうね」なんて心にもない言葉を言われる。

「母は強し」という言葉は、子どもを守るために発揮される強さのことを言うのであって、自分の心に芽生えたストレスを自然に解消できる術を持つことや、第三者から発せられた心ない言葉にも傷つかない鋼のメンタルを指して言っているわけではありません。

もし、あなたが子育てをしていて「幸せ」だと思えない瞬間があっても、「幸せ」と答えながら心の中がモヤモヤしていても、決してそれを恥じる必要はありません。

大切なのは、「今、私は幸せじゃない。じゃあ、幸せになるためにどうしようか?」と考えることだと思います。

「幸せ」かどうかはあなたが決めていい

母親として充実した毎日に巣食う心のモヤモヤ。それは、「母親とは幸せなものである」と他人に決めつけられてしまうことが原因なのではないでしょうか。

常に「私は幸せなんだ」と思いこむ必要はありません。「幸せじゃないな」と思ったらそれを素直に認めて、「どうしたら幸せになれるかな」を考えてみてもいいと思います。そしてもう一つ、「子どもがいることで感じる幸せ」も確かにあるのも事実。ストレスがたまってしまい、その事実を忘れてしまうことだけはないように…自分を大切にしてあげてください。

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