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金融OLは何にお金をかけているのか? お金のプロの考え方

LIMO / 2019年3月30日 20時15分

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金融OLは何にお金をかけているのか? お金のプロの考え方

日頃、お金のプロとして金融機関で働いている女性たち。金融機関で働くにはさまざまな知識が必要ですし、自分たちがお金と誠実に向き合っていないとお客さんにプロとしての話ができません。そんな彼女たちがどのようにお金を使っているか、どのようにお金と向き合っているかを、銀行や証券会社で勤務する4人の女性に聞いてみました。

意外にも「食費」が多い

話を聞いてみて意外だったのが、毎月「食費」に一番多くのお金を使っているという人が4人中2人いたこと。「朝が早くてお弁当を作る時間が取れない。ランチは必然的に外で食べることになってしまう」という銀行勤務の女性。一方でもう1人の銀行勤務の女性は食費は抑えているという回答で、「急にお客さんから呼ばれることもあるので社内で食べられるお弁当を持参している」とのこと。

また、証券会社で働いている女性は「外で営業活動をしているのでそのまま外で食べて会社に戻ることが多い」のだそう。急な外出も多く、お弁当を持っていっても計画通りに食べられなくなることが多いから作らなくなってしまったと話してくれました。

また、悲しいことに「食事くらいしか楽しみがない」と回答する人も。彼女は出費で一番多いのは食費ではありませんでしたが、「食事の時間に同僚と話をしてリフレッシュする。食堂があるから安く抑えられているだけで、食堂がなければ自分も毎日外で食事をしたいと思う」と話してくれました。

月にいくら使っているのかというと、1人あたり4万円ほどが平均でした。食費が出費の中で最も多いと回答した2人は6万円以上使っているとのこと。友人とのランチはもちろん、夜ごはんを外食で済ませることも多いらしく、一人暮らしにしては食費が多くなっている様子。自炊がいいとわかっているものの、夜遅くに疲れて帰ってくると自分で作るのは大変だと感じてしまうようです。

金融OLらしさが出た「堅実貯金」

毎月のお金の使い道で次に多かったのは貯金でした。金融OLらしさが出ていますね。毎月コンスタントに貯金しているか、という質問には全員がYESと回答しました。

「毎月金額を決めて貯金している。ボーナスのときも8割は貯金している」と回答してくれた銀行勤務の女性は、毎月給料の3割ほどを貯金にあてています。「独身の今しかお金を貯めるチャンスはないと思っている。結婚資金も自分で用意しておかないと、今の時代は男性がお金を持っているとは限らない」とはっきり答えてくれました。

さらにもう1人の銀行勤務の女性も「実家暮らしなので毎月給料の半分は貯金すると決めている。家に少しお金を入れているので苦しく感じるときもあるが、一人暮らしの子だって頑張っているので…。その点、自分は恵まれているからしっかり貯金しようと思った」とのこと。

また、「毎月お金が貯まっていくのを見て、仕事を頑張ろうと思う」という回答も。貯金を楽しみながら、仕事のモチベーションに変えられるのはいいですよね。4人とも毎月の給料の少なくとも3割は貯金しているという結果になりましたが、業界的にも高収入を得やすく、貯金に回しやすいこともあるのでしょう。

ボーナスの使い道については、半分以上を貯金に回している人もいましたし、奨学金の返済にあてるという人もいました。「返済のため無理をしすぎると家計が狂うのでやりすぎはダメだけど、早く返済するに限る」という1人の言葉に、残りの3人全員が深くうなずいていたのが印象的でした。

「習い事」をしている人も。自分への投資は厭わない?

4人の話の中で非常に興味深かったのは、4人とも習い事や自己研鑽にお金をかけていたということです。1人は大学の夜間に通い英語を習得したとのこと。「数万円でかなり充実した授業を受けられる。仕事の後になんとか時間をかけて通っていた」と話してくれました。

彼女ともう1人は現在ヨガ教室に通っています。また、もう1人は「趣味で歌の教室に通っている。カラオケがストレス発散だったので、もっとうまく歌えるようになりたいと思った」と話してくれました。

残る1人もジムに通っており、「夕方と休日だけの通い放題プランを選択中。仕事帰りに軽く運動してリフレッシュするときもあるし、休日にはしっかり筋肉をつける目的で通っている」とのこと。

習い事をしている人の多さは驚きですが、彼女たちの周りもそんな感じだそう。月平均1.5~2万円ほどで習い事に通っており、時には大学の授業に顔を出したり、都内で行われるセミナーに顔を出したり、自己研鑽には力を抜かないようです。

少し話は逸れますが、自己研鑽という意味では「金融機関で働く場合、さまざまな資格を取らなくてはならず常に勉強している」というコメントも。聞いてみると専門的な資格はもちろん、英語やIT系の資格を持っていると回答する人が多く、常に自分のスキルアップをしているのが印象的でした。

証券会社経験者は「投資」も

さらに金融OLらしさを感じたのは、「毎月投資をしている」という点。証券会社勤務の2人は「毎月何かしら投資をしている」と回答してくれました。

「職場でも当たり前になっているし、お客さんと話すときにもお客さんは私たちが投資をしていて当然というスタンスで話をしてくる。『あなたは何を買っているの?』と。もちろん具体的な株の銘柄や投資信託の名前は答えられないが、自分も投資していないとわからない話がある」とのこと。

確かに、お金のプロとして働いている以上、自分は投資をしていないけれど…という前提で人に投資を勧めるのもおかしな話かもしれません。実際にやってみないとわからないこともたくさんありますし、「市況を自分目線で見られる」という利点もある様子。投資額は毎月数万円からで、「これはもう少し買っておきたい」と思う株の銘柄があれば増額すると言っていました。

また、株主優待を楽しんでいると答えてくれた人も。ちなみに彼女らは皆ふるさと納税をしたということで、ちょうど確定申告の時期だったこともあり、その話で盛り上がっていましたね。4人とも、お金のプロとしてお客さんに説明をする立場ということもあって、しっかりとした知識を持って自分のお金をコントロールしていることがわかりました。

まとめ

いかがでしたか。お金のプロとして働く女性たちは自己研鑽や投資にもお金をかけており、着実にスキルアップと将来の資産作りに取り組んでいました。もしも身の回りに金融機関勤務の人がいれば、自分の資産作りのヒントを聞いてみるといいかもしれませんね。

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