夫の買い物に泣き笑い…子ども用品「なぜ今それを買うの!?」
LIMO / 2019年4月11日 10時45分
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夫の買い物に泣き笑い…子ども用品「なぜ今それを買うの!?」
何かとお金がかかると言われる、出産や子育て。妊婦検診で使える検診クーポンや出産育児一時金、児童手当など、さまざまな公的補助はありますが、それらですべてカバーできるわけではありません。妊娠がわかると、夫婦間で「これからの出産や子育てにおいて、どのくらいのお金が必要か、何をどのくらい買えばいいのか」といった話し合いをするのはとても大切なことです。
しかし子育ての大半を担うことの多い妻と、補助的な役割になることの多い夫との間で、細かい買い物の意識や足並みが揃うことは意外にもまれ。そこで今回は、出産や子育てに関する買い物で感じた夫婦間の温度差についてご紹介します。
無駄な買い物をしないよう慎重だった出産前
赤ちゃんを迎える準備をするとき、巷にあふれる出産準備グッズ情報をすべて鵜呑みにしてあれこれと購入すると、すぐにポンっと数十万円が吹っ飛んでしまいます。そのため、出産までは必要最低限のものだけを揃え、あとは入院中や退院後に買い足す方法が賢明でしょう。
たとえば、哺乳瓶やミルク、オムツはメーカーによって赤ちゃんに合うもの合わないものがあるため、病院で使用したものが合えば退院後に同じものを購入しても遅くはありません。退院後の1カ月は母子ともに外出はできないので、チャイルドシートやベビーカー、抱っこ紐も落ち着いたタイミングで購入すればOK。
このように、筆者も出産前に多くの先輩ママから「買いすぎても使わなくて後悔することもあるよ」とアドバイスを受け、産後に子どもの様子を見ながら少しずつ買い足していこうと考えていました。
「よかれ」と思って夫が勝手にベビー用品を購入
そんな筆者の計画をよそに、出産前のある週末、買い物帰りの夫が大きな袋を持って笑顔で帰ってきたことがありました。中には哺乳瓶、爪切り、鼻吸い器、ガーゼ、シーツ、オムツ用ポーチなど大量のベビー用品が。いずれも筆者が目星を付けていたものとは異なるメーカーのものや、もともと不要だとして買う予定がなかったりした商品です。
さらには「安かったから」と、まだ産まれてもいないのにベビーフードやおやつまで。トータルで1~2万円ほどの出費でした。
夫の子育てに対する意欲を感じて嬉しさを感じた半面、正直なところ、「勝手に買わずに相談してほしかった」と思ってしまった出来事でした。そして結局、このとき夫が買ってくれたベビー用品のうち食品以外はほとんどが使うことなく、現在はタンスの肥やし状態に。
筆者としてはどうしてもお金がもったいなく感じてしまう一件でしたが、当の本人はベビー用品を自分で購入したこと自体に満足感があったようで、全然後悔はしていない様子。物への対価ではなく、夫の育児参加へのきっかけにお金を使ったと思うことにしました。
「子どもにこういうことをやらせたい」と色々買ってしまうことも
筆者の周りに話を聞いてみると、産後直後の旦那さんの買い物に困った人は少なくありませんでした。それは、海外製の知育玩具や絵本、地図など、今すぐには必要なかったり実用的ではなかったりするベビー用品をたくさん買ってしまうこと。
「子どもがいる会社の先輩からおすすめされた」「発育にいいらしい」など、旦那さんなりの考えがあってのことですが、中には数万円もする英語用教材や対象年齢が5歳以上というものもあったそう。
今すぐには使うことができない知育玩具や教材に数万円の出費は、家計にとってはなかなかの打撃です。子どもがそれらを使える年齢になった頃には、また新しい商品が出ているかもしれません。また、このような物は友人や親せきからおさがりをもらえたり、フリマアプリ等で安く手に入れられたりする可能性も。どうしても、「お金がもったいないのでは…?」と思ってしまうエピソードです。
こうした、今すぐに必要なものだけを買って不要な出費は抑えたい妻と、「子どもにこういうことをやらせてみたい」「必要かなと思って」と相談なしにいろいろと買ってみたくなる夫の買い物温度差が表れるケースは意外と少なくありません。
家計を節約している妻としては、妊娠中に不要な買い物はしたくない意向を伝えたり、買うべきもののリストを共有したりすることが大切になってくるでしょう。また、もし夫が勝手にベビー用品を買ってきてしまっても頭ごなしに否定せず、育児参加の気持ちを歓迎した上で、「次は相談してほしい」とやんわり伝えたいですね。
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