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貯金800万円、年収350万円でも貯められた!「貯まる人」は何が上手なのか?

LIMO / 2019年4月13日 20時15分

貯金800万円、年収350万円でも貯められた!「貯まる人」は何が上手なのか?

貯金800万円、年収350万円でも貯められた!「貯まる人」は何が上手なのか?

貯金800万円と聞くと高給取りなのだろうと考えがちですが、年収にかかわらず貯金できている人は実はたくさんいます。どうやって貯金しているのか不思議に思う人もいますよね。

そこで今回は、年収が350万円前後で800万円以上のお金を貯めているAさん、Bさんに話を聞いてみました。彼女たちは2人とも「年収と貯金額はあまり関係がない」と言い切ります。彼女たちの話から、貯まる人の考え方や貯金、節約のポイントをご紹介します。

損切りがうまく、埋没費用効果に左右されない

お金をしっかり貯められる人は損切りが非常に上手です。人生において、損切りはとても大切なことなのですが、意外と意識していないことが多いと思います。

「埋没費用効果 (sunk cost effect)」という言葉があります。これは、何らかの対象に金銭的・精神的・時間的投資を続けることが損失につながるとわかっていても、それまでの投資が惜しくてやめられないことをいいますが、こうした状態に陥ってしまう人も少なくないでしょう。

多少の損失が出たとき、そのまま何も手を打たずにいるのか、損失が拡大する前に早めに手を引くのか、その判断が重要です。Aさんはお金をむやみやたらに使いたがる彼氏を損切り。またBさんは、実にならなかったゴスペルの習い事を損切りしていました。そういった思い切りが必要なのです。

前者で言えば、彼氏と付き合うため、彼氏と仲良く過ごすために多くの投資をしてきました。オシャレをしたり、彼氏が好きなスポーツの試合に何度も足を運んだりして、それまでにいくら投資したかわからないと言います。しかし、この先の損失のことを考えて別れを告げたそう。

ゴスペルの習い事を切ったBさんにしても、自分にはそもそもあまり向いていない、今後続けても自分のためにならなさそうだと話していました。人には向き不向きがありますし、自分のためになるのかどうかを客観的に、冷静に判断することは大事ですね。

本当に必要なものか見かけだけのものかを見極められる

お金が貯まる人というのは、本当に必要なものなのかどうかを見極める目を持っています。この視点があるのとないのでは大違いで、お金を大事にするという意味でも重要な視点になってきます。たとえば、モノを買うときでも不要不急のものは買わないときちんと自分の中で決めています。「ほしいもの」と「必要なもの」を分けて考えることができるのです。

Bさんは「欲しいブランドの財布をアウトレットで安く売っていた。ちょうど今使っている財布もちょっとキズがついてきたし、買っちゃおうかと思ったけれど、よく考えたら不要不急だと思った。必要だから買う、という発想ではなく、欲しいから買う理由を探すという発想になっている自分に気付いた」と、ちょっとしたエピソードを話してくれました。

欲しいという気持ちが先行してしまい、買う理由を探すようではまだ買うべきときではないのでしょう。彼女はそれ以来、できるだけ冷静に判断するよう心掛け、本当に必要なものだけを買う生活を続けていると言います。

自分にできること、できないことを客観視することができる

先の習い事の話にもあったように、自分のことを客観的に判断することも大事です。実にならない習い事や何も生まれない飲み会など、損切りすべきことはたくさんあります。同じように、貯金や節約も自分の性格的にできること、できないことを客観的に考えるのが大事なのです。

たとえば、Aさんに話を聞いたところ、先取り貯金は毎月赤字だった彼女には難しかったのだと言います。先に貯金分のお金を別に分けておいても、結局給料日前には先取りしたお金を生活費に使っていました。しかし、試しに500円玉貯金にしてみたら、お金が貯まるのが目に見えるのでモチベーションが上がって貯金が無理なくクセになり、うまくいくようになったと言います。

自分に合った貯金の方法を見つけるには、色々と試行錯誤することも大事なのですが、自分の家計の状況や性格、スキル、貯金に対するモチベーションなどを冷静に判断して、今の自分には何をどこまでできそうなのかを見極める必要があるんですね。それができると自分に向いている貯金方法がわかりますし、お金が上手に貯められるようになります。

諦めどころを知っていてお金の使い方にメリハリがある

節約や貯金が上手な人は、何をあきらめて何を現状維持したいのかということを自分できちんと判断しています。たとえば、Aさんは映画や海外ドラマが好きで動画配信サービスをよく利用するからネット回線が遅いのは許せない、でもその代わりに消耗品である服やコスメには高いお金をかけないと言います。

趣味にはお金を使うけれど、身を飾ることにはお金をかけないという一つの選択ですね。また、Bさんは友達との飲み会にはお金を出すけれど自分ひとりで食べるときには会社の食堂を使ったり自炊で安く済ませたりするという話もありました。

メリハリをつけるために、自分の中で「これだけは絶対お金をかけたい」と思うことを2つ、思い浮かべてみてください。その一方で、「これにはあまりこだわりがない」「お金をかける必要がなさそう」と思うものも4つ考えてみましょう。

たとえば筆者は「これだけは絶対お金をかけたい」と思うことに「居住費」と「通信費」を挙げました。その一方で、「こだわりがないもの」は、「被服費」、「食費」、「美容費」、「娯楽費(飲み会代、交際費など)」です。この4つにはお金を極力使わずに過ごしていくため、さまざまな工夫をしています。基本自炊、1週間の食費は5000円に抑えるとか、美容費もプチプラだけれどしっかりたっぷりケアすることで月5000円ほどで収められています。

被服費も季節の変わり目に購入するだけで、身だしなみ的にNGでなければいいと割り切って過ごします。娯楽費については、飲み会は月2回までとし、交際費もあまりお金のかからない”おうち女子会”にしたり、お弁当持参のピクニックなどで楽しんでいます。こうしたメリハリ出費は難しく思われがちですが、工夫次第でどうにでもなるものです。

まとめ

いかがでしたか。彼女たちのように、自分の判断基準をしっかりと持ち、自分なりに考えて貯金にいそしむのは素晴らしいことですよね。彼女たちの話を聞いていると、貯金について真面目に取り組んでいるのだと感じることができました。これから貯金を頑張ろうと思っている人はぜひ2人の話を参考にしてみてくださいね。

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