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育児中の罪悪感はなぜ起こる?子どもの人数や性別による体験談

LIMO / 2019年4月19日 11時0分

育児中の罪悪感はなぜ起こる?子どもの人数や性別による体験談

育児中の罪悪感はなぜ起こる?子どもの人数や性別による体験談

子どもを育てる大変さは、想像をはるかに超えるもの。特に「子どもの人数や性別による育児の違い」は、その状況を経験した母親にしか分からないことも多いでしょう。

ときには、育児中にふと罪悪感を覚える人も少なくありません。この罪悪感は、なぜ生まれるのでしょうか。実際の体験談をもとにご説明します!

3人育児特有の大変さとは?

まずは、3人育児を経験した方の声を伺いましょう。この場合、男女の割合によって大変さが異なるようです。

男2:女1のケース

1人だと大人しい男の子でも、2人以上が集まるとブレーキが利かなくなることも多いようです。男の子同士でケンカをしたり、仲よくイタズラをしたり…。

また、「お兄ちゃんに負けて悔しい」といった男の子特有の嫉妬が見られる場面もあります。ときには、悔しさのあまり泣いて暴れることも。男の子の人数によって、見られる行動に大きな違いが出てくるのがうかがえます。

男1:女2のケース

女の子は積極的にお手伝いをしてくれることが多いので、上の子が女の子の場合は助かるという声も。ただし、末っ子が男の子の場合は「男の子のハードな動きや感情の波に体力がついていかない…」と苦労する人も多いようです。女の子は友達関係に対するアドバイスが難しいという一面もあり、子どもの性別によって苦労するポイントは異なるのが分かります。

2人目育児に見られる罪悪感

2人目が生まれた直後は、上の子に「ちょっと待っていて」とお願いをする連続です。「下の子のおむつを替えるから」と説明したところで理解してもらえるわけでもなく、どうしても怒らせたり泣かれたりしてしまうもの。遊んであげたくても対応できないもどかしさが続きます。

さらに、上の子が赤ちゃんがえりをしてうんざりしてしまうことも珍しくありません。「2人目は可愛いのに、上の子はそう思えない」という自分に罪悪感を抱くこともあるようです。

これは、いわゆる「上の子可愛くない症候群」。上の子のイヤイヤ期が重なると、母親の感じるストレスはさらに増えてしまいます。下の子の世話で余裕がないため、「上の子を優先にしないと」と思っていても現実はなかなか難しいでしょう。

学童問題についても解説

育児にまつわる問題は、家庭のなかだけではありません。共働き家庭の子どもが多く利用する「放課後児童クラブ」、いわゆる学童に関する課題もあります。

最近では共働き家庭が増えてきているため、学童を利用する子どもも増加しています。2017年の学童の利用者(登録児童数)は117万1,162人と、この20年で3倍近くに。(厚生労働省「放課後児童クラブ関係資料」参照)。施設数も増えてはいますが、「施設によって児童の密集度やルールに差がある」という声もあります。

なかには、1つの小学校に運営者が異なる複数の学童が存在するケースも。ルールやメンバーの違いから、「あっちの学童の方がいい」「学童を統一してほしい」と感じる保護者も少なくないようです。

さらに、学童保育に入れない待機児童が約1万7,000人いる点も無視できません。この数字は増加傾向にあり、競争率が高いエリアは学童保育が選べない場合もあります。「学童保育の職員数や職員資格の基準を緩和してはどうか」と検討されているものの、「保育の質格差の拡大」も危ぶまれています。

まとめ

「子どもを平等に愛してあげたい」「上の子の相手もしっかり行ないたい」という育児に対する理想と、そうはいかない現実とのギャップに罪悪感が生まれるケースが多いようです。「こうしなきゃ」「こうならないとダメ」と思い込みすぎると、精神的に追い詰められてしまいます。上の子、そして自分の心のケアを意識しながら、うまく育児を乗り切りましょう。

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