1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

気になる勤労世帯の貯蓄額は?その平均値と中央値をチェック

LIMO / 2019年4月24日 11時0分

気になる勤労世帯の貯蓄額は?その平均値と中央値をチェック

気になる勤労世帯の貯蓄額は?その平均値と中央値をチェック

コツコツと貯蓄に励んでいるなかで、ふと「ほかの世帯はどのくらい貯蓄があるのだろう」と気になったことはありませんか?自分の貯蓄額は、周囲と比べ多いのか少ないのか…。それを知るには、貯蓄額の平均値や中央値が参考になります。そこで今回は、それぞれの数字をチェックしていきましょう!

勤労者世帯の貯蓄額を確認

まずは、2018年は5月18日に総務省が発表した「家計調査報告(貯蓄・負債編)」の「平成29年(2017年)平均結果(二人以上の世帯)」から、勤労者世帯(二人以上の世帯に占める割合50.9%)の貯蓄額を見ていきましょう。

2017年の勤労者世帯の貯蓄現在高の平均値は、1327万円という結果でした。ただし、これはあくまでも平均値の数字です。極端に大きい・小さい数字が存在すると、平均値が大きく左右されてしまう特性があります。

そこで、平均値だけでなく中央値もあわせてチェックしておきましょう。2017年の結果では、貯蓄保有世帯の中央値は792万円、貯蓄ゼロ世帯を含めた中央値(参考値)は743万円となりました。1327万円だった平均値に比べると、かなり低い値であることが分かります。

中央値とは何か

先ほど登場した「中央値」とは、一体どのような数字なのでしょうか。これは、データを大きい順(あるいは小さい順)に並べたときに、真ん中にある値のことです。今回のケースに当てはめると、それぞれの貯蓄額を順番に並べ、ちょうど真ん中にいた人の貯蓄額を指します。

例えば、それぞれの貯蓄額が1憶円、5000万円、1300万円、800万円、500万円の5人がいたとしましょう。この5人の貯蓄額を多い順番に並べていき、ちょうど中間の1300万円が中央値となります。

ところが、平均値を求めると(1憶円+3000万円+1300万円+800万円+500万円)÷5人=3120万円と、中央値とは異なる数字になります。しかし、実際にこの平均値を上回っている人は、1億円の貯蓄をもつ1人だけ。

このようなパターンを考慮すると、「中央値」は「平均値」より現状に近い数値を表してくれる値と言えることができます。

貯蓄額を増やす3ステップ

最後に、貯蓄額を増やす手順をご紹介しましょう。すでに貯蓄を増やそうとしているものの、なかなかお金が貯まらずに苦戦している方は、1からステップを歩み直すのもおすすめです。

ステップ1 固定費を削る

毎月の家賃や保険料が下がると、大きな節約効果を生み出せます。スマホのオプションに加入したものの、利用はせずに利用料だけ払い続けているケースも珍しくありません。いま一度、自分がどのサービスに加入しているのか確認しておきましょう。

ステップ2 副業で収入を増やす

ランサーズ(株)の「フリーランス実態調査2018年版」では、副業のフリーランスをしている人は744万人も存在し、その経済規模は約8兆円になることが分かりました。本業の給与アップが見込めなくても、副業で収入を得られれば貯蓄に充てるお金を生み出すことができます。自分のスキルを活かして、副業に挑戦するのもひとつの方法です。

ステップ3 運用でお金を増やす

お金が貯まったら、資産運用も視野に入れましょう。資産運用は元本割れのリスクもあるので、万が一損失が出ても生活していける範囲内でトライすることがポイントです。リスクをできるだけ抑えたい方は、金融庁が推奨している「NISAなどによる低コスト運用」「バランス型投資信託」「長期運用」を意識してみましょう。

まとめ

なんとなく「平均値」のほうが馴染みのあるように感じるかもしれませんが、この「平均値」は実態とかけ離れた数字になる場合があります。特に対象の数字のなかに突出して大きい・小さい数字がある場合、その数字が平均値に大きな影響を与えます。そのため、データを見るときは「平均値」だけでなく「中央値」もあわせて確認しておくといいでしょう。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください