貯金できる人、できない人のちょっとした差とは

貯金が思うように貯まらない人は、どこかにその原因が潜んでいると考えられます。その原因を放置したままだと、いつまで経っても貯金が貯まらない状況から抜け出すことができません。そこで今回は、なぜ貯金が増えないのか、どうすれば節約できるのかをご紹介します！

みんなどれくらい貯金しているの？

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査［単身世帯調査］（https://www.shiruporuto.jp/public/data/survey/yoron/tanshin/2018/pdf/yoront18.pdf）」（2018年）によると、金融資産の保有額は、平均744万円となっています。平均値は一部の富裕層に引き上げられてしまうので、「みんなかなり貯金しているな・・・」と思った方もいるのではないでしょうか。

※ここでいう「金融資産」とは、定期性預金・普通預金等の区分にかかわらず、運用の為または将来に備えて蓄えている部分をいいます。

そこで中央値を見てみましょう。中央値とは、保有額の少ない（多い）順に並べて真ん中に位置する値です。同調査では、50万円となっています。

いきなり「100万円貯めるぞ！」と力んでも、なかなか続かないのも現実です。まずは毎日の習慣から変えていき、50万円を目標に少しずつ頑張ってみませんか。以下にその方法をご紹介しています。参考にしてみてくださいね。

貯金が貯まらない人の傾向とは

貯金ができない人には、いくつかの共通点がみられます。思い当たる節がある方は、この機会に改善しておきましょう。

レジでレシートを受け取らない

買い物をした際、レジでレシートを受け取っていますか？レシートには、あなたのお金の使い道に関する情報がたくさん載っています。レシートを保管して家計簿をつけておくと、自分の支出の状況を詳しく分析することもできます。

会計時にはレシートを受け取り、あとで家計簿に記入する癖をつけておきましょう。1週間や1カ月単位で見直せば、無駄遣いの部分が見つかることもありますよ。

欲しいものはすぐに購入する

必要のないものを買い続けると、手元のお金がどんどん減ってしまいます。「欲しいから」「食べたいから」とすぐにお金を出している人は、貯金が貯まらないのも無理はありません。

なにかが欲しくなったときは、一度立ち止まって「本当に必要なのか」を検討するようにしましょう。今すぐ必要でないものなら、その場で購入せずに時間を置くこともおすすめです。

ブランドを重視する

新しい電化製品を購入する際に「とりあえず有名メーカーの商品にしよう」と考えたり、「なんとなく格安スマホより大手キャリアの方がいい」と割高な通信費を払い続けたりしていませんか？

ブランドや知名度にばかりこだわっていると、必要以上にコストがかかるケースも少なくありません。商品や契約会社を選ぶ際は自分が求めている性能を考慮し、ブランド物以外のものにも着目しましょう。

貯金が苦手な人も出来る、ストレスフリーな節約術

「私は貯金が苦手だから節約しても無駄」「節約はストレスがつきもの」と思い込んではいませんか？無理のない節約なら、ストレスなく自然にお金を貯めることができます。次のような方法で、うまく貯金を増やしていきましょう。

貯金するお金は先にキープ

「貯金用のお金を残しておかなきゃ」と考えてばかりいると、お金を自由に使えない状況にイライラしてしまいます。そこで、先取り貯金をしてみましょう。

給料日になったら、貯金するお金を別の銀行口座に移しておくだけ。手元のお金を使い切ってしまっても、貯金用のお金は確保できているので安心です。

固定費を見直す

固定費が抑えられると、毎月の支出を自然に節約できます。なかでも金額の大きい家賃は、節約すると貯金できるお金を一気に増やせる項目でもあります。

駅から少し離れたエリアに目を向けると、今の部屋と同じ広さでも家賃が安く抑えられる可能性も。交通費が支給される職場なら、他のエリアに引っ越して出費が増えるといったこともないでしょう。

気分が乗らない支出を減らす

自分の好きなものを節約するのは辛く感じますが、もともと好きではないことに関する節約ならストレスも感じにくいでしょう。たとえば、仕方なく参加している飲み会や、なんとなく行っている女子同士のランチなど。

自分がそこまで楽しんでいるわけでもないのに、毎回数千円を負担しているケースも珍しくありません。今まで参加してきたイベントを振り返り、「あまり意義が感じられない」と判断したものは参加回数を減らすのもひとつの方法です。

まとめ

節約が長続きしないと、貯金をうまく貯めていくことができません。「もう節約生活は嫌だ」と途中で投げ出さないためにも、ストレスのない取り組みをするように意識しましょう。そのためにも、新たな節約に挑戦するときは「今後もその節約を続けられるか」を考えた上でスタートしてくださいね。