会社で評価されない人と出世する人はどこで差がつくのか?
LIMO / 2019年5月4日 19時45分
会社で評価されない人と出世する人はどこで差がつくのか?
どうしてあの人が出世しているのだろう、なぜあの人は人より早く出世しているのだろう...。普段仕事をしていると、そう感じることも多いのではないでしょうか。一方、仕事を頑張っているのになかなか評価してもらえないと感じている人もいるでしょう。今回は、出世する人としない人の差がどこにあるのかを考えます。
舵取りが上手にできる人
まず、プロジェクトの舵取りが上手にできる人は比較的出世しやすい傾向にあります。舵取りができるだけでリーダーのように見えるというのもありますし、マネジメント能力を買われることもあります。そのプロジェクトを成功させればなおのことです。
あるプロジェクトの代表者を一人挙げてくれと言われたとき、当然そのプロジェクトに参加していた人は舵取りをしてくれる人間のことを指名するでしょう。舵取りといっても大層なことではありません。議論の後に結論と次回までの課題をまとめたり、モチベーションの下がっているメンバーを鼓舞したり、プロジェクトの進捗を必要な部署に共有すればいいのです。
その3つを意識するだけで、舵取りが格段に楽になりますし、そのプロジェクトに参加している皆が「この人がこのプロジェクトを仕切っている」と思うはずです。そうなれば、プロジェクトの成功はあなたの成功となり、誰からも評価されやすくなるのです。そういう舵取りを積極的にする人としない人とでは、出世できるかどうかが大きく変わってきます。
色々な意味で目立つ人
出世する人は、色々な意味で目立つもの。明るいキャラクターで目立っているとか、体格が良くて人目を引くとか、人付き合いのよさで際立っているとか、仕事に対する厳しい姿勢で一目置かれているなど、何かと人々の話題に上がる人が多いんですね。そして、様々な会議や打ち合わせの場で名前が出る人は出世しやすいものです。
目立っていると何がいいかというと、管理職や経営陣が昇進昇格を検討するときに評価しやすいということが言えます。名前を聞いただけで、その人のイメージがピンと来るんですね。逆に、名前を聞いても「そんな人、いたっけ?」と思うような人はやはり評価しづらいのです。
当然のことですが、経営陣が名前を聞いても顔が思い浮かばないような人は、出世できません。正攻法で言えば仕事で評価され、仕事で目立って経営陣に顔を覚えてもらうのが一番ですが、そうでなくとも目立つ方法はいくらでもあります。
明るい雰囲気は人の目を引きますから、いつも楽しそうに笑顔で過ごすとか、会社のゴルフコンペに参加してみるとか、物理的に上司やその上の管理職の近くにいる時間を増やすとか、そういう方法でも構いません。
とにかく多くの人の目に触れて名前と顔が一致するようにし、そのうえで何をしているか、どういうプロジェクトに携わっているかを覚えてもらえばいいのです。また、社内で目立つ人には、仕事がたくさん降ってきます。目立つことで他の部署からの仕事も振られたり、上司から仕事を任されやすかったりするんですね。
そうなると、経験値が上がって仕事がデキるようになってきますし、色々なことを知ったり経験できたりすると自然と昇進昇格に見合う実力がついていくというのも、出世できる人とできない人との違いであると言えます。
こまめな報告と相談ができる人
また、上司にこまめな報告や相談がきちんとできる人は、出世しやすい傾向にあります。理由は2つ。1つは上司との距離感が縮まり、上司がどういうシーンで何を求めるのか、どんな対応をするのか、何を評価するのかなど、上司が評価を行う際の指標が掴めるようになることです。
上司にとっても、こまめに報告してくれる部下は自分の目が届きやすいために仕事を任せやすくなるものです。その結果、仕事をたくさん振ってもらえるというメリットもありますから、上司との距離を縮めておいて損はありません。
もう1つは、マネジメントを担っている上司の考え方や判断基準を学び、自分の仕事に活かせることです。身近で、いい見本(あるいは反面教師)の判断や行動、発言などを見聞きしてマネジメントのことを学んでおけば、先々の昇進昇格にもつながります。
さらに、上司を近くで観察していると、なぜそのポジションを得ることができたのかも見えてくるはずです。そういう機会に恵まれる人が出世しやすい傾向にありますが、自分で機会を掴むことも大切です。
人事評価シートをしっかり書く人
多くの会社では半期に一度、人事評価の機会があると思います。人事評価のために上司と面談したり、自己評価のシートを書いたりする人も多いのではないでしょうか。出世する人はその機会をきちんと利用して、上司にしっかり自分の成果を伝えています。
評価シートを細かく書いたり、面談で成果をアピールしたりしなくても、普段からしっかり自分の仕事を見てくれているはずだと思う人も多いかもしれません。しかし、上司には他にも部下がいますから、何人もの仕事ぶりを1から10まできちんと見ていられないのも事実。
管理職の一番の仕事が部下のマネジメントであることは言うまでもありませんが、上司には上司なりの仕事もたくさんあります。自分の仕事をこなしつつ、部下のマネジメントもしなければならない状況で、一人ひとりの働きぶりを細かく把握するのは現実的ではありません。
評価シートは上司がその人の成果を思い出すきっかけになることもありますし、すでに認められた成果も評価シートや面談を通じて改めて評価してくれることもあります。また、自分が出した成果を他の人が出したものと勘違いしているケースがあるかもしれません。
そういう誤解があれば正して、改めて評価してもらえるようにきちんと人事評価の場面でアピールすることが出世する人の特徴なのです。
まとめ
いかがでしたか。出世する人としない人では、随所に違いが出てきます。真面目に仕事をしていればいつか評価される、という気持ちで仕事を頑張るだけではなかなか評価されないもの。職場ではできるだけ戦略的に働くようにしましょう。
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