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他人からの暴言で傷つけられた我が子…親としての対処法は

LIMO / 2019年5月17日 10時45分

他人からの暴言で傷つけられた我が子…親としての対処法は

他人からの暴言で傷つけられた我が子…親としての対処法は

いきなり見ず知らずの人に、酷い言葉を言われた。当の本人は何の気なしに言った言葉なのかもしれないけれど、子供は深く傷ついた…。最近筆者の周辺で、そんな悲しい体験をした、というエピソードを立て続けに耳にしました。

ともすれば幼い子供の心に一生消えない傷を付けてしまったかもしれない他人のひと言。親としてどのようなフォローをしてあげるのが最善なのでしょうか。

「なんであんなことが言えるのだろう…」

筆者の生まれ故郷の友人には2歳の女の子がいます。いつもニコニコと可愛らしいその子は、我々の間ではちょっとしたアイドル的存在です。先日帰省した際、いつものようにその友人親子と会ってあれこれ近況報告をしていたときのことです。友人からこんな信じられない話を聞いたのです。

「スーパーに買い物に行ったときなんだけどね…。お会計の順番待ちで並んでいると、私たちの後ろに並んでいた女性が、娘のことをじっと見ているの。娘がぶつかったか何かしたかな?と思ってたけど、娘はお菓子をレジ打ちしてもらうのを楽しみに大人しく待っていたの。

それから私たちの会計が終わってから、買ったものを買い物袋に入れていると、その女性が『ちょっとすみません』と私に声をかけてきて、娘を指さして『こんな小さいうちからこんなもの食べさせるの?』と。娘が手にしていたのはアンパンマンのラムネ。『ごめんなさいね。私が子育てしていたときは、こんな小さな子にラムネなんて考えもしなかったから』と言ってきたので、私も『そうだったんですね。ただ、ラムネは2歳くらいから大丈夫、とオープンスペースでも言ってもらったので』と答えたの。そしたらその女性、しゃがんで娘に向かって『可哀想に、毒を食べさせられているのね、あなた、長生きできないわよ』って」

友人が「そんな言い方やめていただけませんか?失礼じゃないですか?」と言うと、その女性は何も言わずに立ち去ったのだとか。「今思い出しても腹が立つ」と友人は唇をかみしめました。

また、別の友人は、3歳の息子と公園のジャングルジムで遊んでいると、通りすがりの男性に「まるで猿だな」と言われたのだとか。もしかしたらその男性は、元気に遊んでいるその子の姿をそのように表現したかっただけなのかもしれません。しかし子供は「僕、猿じゃないよね?」と悲しそうに問いかけてきたのが可哀想で…と話してくれました。

親がしっかり癒してあげること

また、他にもこんなエピソードが。

「電車で向かいに座った女の子の二人組が娘を見ながら、『この女の子、あんまり可愛くなくない?』『控えめに言ってブス』とヒソヒソ話していた。聞こえているんですけど…」(4歳の女の子の母)

「近所のおばさんが、息子の姿を見るなり大声で『まぁ、デブ!関取!』」(6ヶ月の男の子の母)

「バス待ちをしていると、隣に並んでいた見知らぬ男性が『俺、ガキ大嫌いなんだよね。みてるだけでムカつくし、イライラする』と話しているのが聞こえた。息子はバスが来るのを大人しく待っていただけなのに。もちろん隣にいた息子の耳にも入っていたようで、息子が不安そうにしていたため、その場を離れることにしました」(5歳の男の子の母)

例えば公共の場で大騒ぎしている、マナーやルールを守れていない…。そんな子供にイライラしてしまい、ついついイヤミのひと言でも言いたくなる。その気持ちはわかります。しかし、今回ご紹介したケースは、まったくそれとは異なります。たまたまそこにいた、それだけなのに…。こんな理不尽なことがあってもいいのでしょうか。

言葉を発した側の人間は、悪意があったわけではないのかもしれません。前述した公園での男性の場合は、上手く言いたいことが言えず、そんな言い方になってしまったのかもしれませんね。
しかし、子供の心は傷つきやすいもの。我々が「たいしたことない」と思っても、大きなショックを受けてしまうことも多々あります。

ここで気をつけたいのが、「もしかしたら、うちの子が言われるような何かをしたのでは?」と我が子に原因があるような態度を取ること。「あなたが○○していたから、あんなこと言われるんじゃない?」なんて言ってしまうと「自分はそう言われても仕方ないんだ」という風に子供は捉えてしまいます。

まずは「そんなことない。ママやパパはそんな風に思ったことないし、これからも絶対に思わないから大丈夫」という言葉をかけて、子供の心を癒してあげましょう。

いつだって親は子供の安全地帯でありたいもの。理不尽な発言で傷ついた子供たちが安心できる場所であることが大切です。

見極めも大切です

しかし、ここで気をつけたいのが明らかに我が子がルール違反、マナー違反を犯している場合はこの限りではない、ということ。もちろん、子供が公共の場ではしゃいだり騒いだりしていたからと言って、子供がおびえ傷つくような過激な発言が許されるわけではありません。

しかし、こちらに落ち度がある場合は、そのこともしっかり認め、反省する気持ちも忘れずに。
まったくの理不尽な発言かそうでないか、それを見極めることも大切なのではないでしょうか。

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