ママたちのメジャーな悩み、上の子イライラ症候群…優しくなるには?
LIMO / 2019年5月20日 10時45分
ママたちのメジャーな悩み、上の子イライラ症候群…優しくなるには?
早い人なら2人目を妊娠したタイミングで始まるのが、上の子へのイライラ。“上の子イライラ症候群“という別名がつくほど、ママたちの間ではメジャーな悩みの種です。
かくいう筆者も、2人目出産後に上の子への当たりがきつくなってしまった母親のひとり。世のママたちは、上の子へ過剰に感じてしまうイライラとどのように向き合っているのでしょうか。
予想していたよりもはるかに大変な2人育児
1人目のときとは違い、出産まではある程度想像がつく2人目の妊娠。しかし、1人の育児で手一杯な中2人目を妊娠して、“子どもが2人に増えたらどんなに大変なんだろう”と不安に思っているママも少なくありません。
上の子と何歳差で2人目を出産するかにもよりますが、2人の子どもを同時にお世話するのは、想像しているよりも大変なこと。右も左もわからなかった1人目のときとはまた違った大変さがあり、慣れるまでは「なんでこんなに大変なの」とやり場のないイライラに襲われるママも多いことでしょう。
生まれたばかりの赤ちゃんと向き合える期間は、出産した病院に入院している間だけ。自宅に戻れば、ママへの恋しさを募らせた上の子が、産後の体に容赦なくぶつかってきます。
“ずっと一緒だったママが突然いなくなって、赤ちゃんを連れて帰ってきた…” 客観的に見れば、上の子がママに甘えたくなる気持ちは痛いほど理解できるもの。
しかしママは産後間もないこともあり、体も心もボロボロの状態です。育児もまた1からスタートすることとなるので、上の子が新生児だった頃の記憶をたどりながら体を慣らしていくしか方法がありません。
「上の子にかまってあげたいけどかまってあげられない…。」
「下の子のお世話をちゃんとしたいのに上の子が邪魔をしてくる…。」
上の子も下の子も大切にしたいというママの気持ちは、だんだんと言葉が通じる上の子へのイライラへと変化してしまうのです。
かわいくないと思っているわけじゃないのにイライラして自己嫌悪
2人目が生まれるまでは、第一子が家庭の中で一番小さいので“いつまでたっても赤ちゃんだな”という目で我が子を見つめているママも多いことでしょう。でも2人目が生まれると、今まで小さいと思っていた第一子がとても大きく感じるようになります。
これは、2人目以降を出産経験のあるママなら誰もが通る道。「あれ?この子こんなに大きかったっけ?」と感じるママは、とても多いのです。
歳が離れているきょうだいだけでなく、たとえ年子であったとしても上の子は大きく感じるもの。生まれたばかりの新生児と比較してしまうので、はたから見ればまだまだ赤ちゃんである第一子も、ママからすればすごく大きく感じるのです。
「まだまだ小さいと思っていたけれど、2人目が生まれたら長女がすごく大きく見えて、まるで大人のように毎日接してしまった」(5歳女の子のママ)
「自分の気持ちが伝えられるようになるのは素晴らしいことなのに、黙って親の言われた通りに動いてほしいと思ってしまった」(3歳男の子のママ)
まだまだかわいい盛りの上の子に対して、大人のように接してしまったというママは意外と多いもの。100%手のかかる新生児に対して、少しずつ自分のできることが増えている上の子には、子どもができる以上のことを求めてしまいがちです。
2人目のお世話で手一杯なママは、まだまだできないことがあって当たり前な年齢の上の子に対して、過剰な期待を持ってしまっています。「かわいくないわけじゃない!でもいつもイライラしてしまう…」というのは、2人育児で追い詰められたママたちが、少しずつ一人でできることが増えている上の子に頼っている証拠とも言えるのです。
上の子もママも悪くない!
子どもを出産した直後の女性は、本能的に子どもを守ろうとします。“ガルガル期”と呼ばれることもある、産後すぐの時期。まるで肉食動物が「ガルガル~」とうなりながら敵を威嚇している姿が想像できてしまうほど、母親というものは子どもを守ることに命をかけているのです。
しかし、これは女性である以上避けて通ることができないもの。たとえ相手が我が子であったとしても、目の前にいる生まれたての2人目を守ろうと防御してしまうのです。
2人目が生まれるまで、大切に育ててきた上の子。かわいくないわけがありません。上の子もあきらかにバタバタしているママの姿を見て、できないなりにお手伝いしたり、我慢をしたりしているのです。ママのためにと思って行動しているけどうまくいかなかったり、我慢の限界が来てしまったりして、ママのところに助けを求めてやって来るのではないでしょうか。
ママとしては、健気な上の子にしっかりと手をかけてあげたいと思いながらも、そんな余裕がなくて目の前にいる我が子にイライラをぶつけてしまう人も多くいます。本当のところは、上の子へイライラしているのではなく、うまくやりたいのにうまくできない自分の情けなさにイライラしている人がほとんどです。
上の子にイライラしてしまうのは、ママが悪いわけでも上の子が悪いわけでもありません。上の子もママ自身も、それぞれが新しい環境に慣れようと一生懸命頑張っているということを認めることから、まずスタートしてみてはいかがでしょうか。
上の子をそっと抱きしめてママも一緒に優しい気持ちになろう
上の子にイライラしてしまうと悩んでしまうママは、上の子にも下の子にもしっかりと愛情を持てている証拠。下の子がお昼寝をしている間に、そっと上の子を抱きしめてあげるだけでもじゅうぶんな愛情表現です。
上の子を抱きしめてあげると、カチコチに固まっているママの心もふっとやわらかくなるもの。「イライラしすぎて止められない!」と落ち込んでしまうときこそ、しっかりと上の子を抱きしめてあげてください。
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