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奨学金や免許のローン…負債を上手に完済するための4つのステップ

LIMO / 2019年5月11日 20時20分

奨学金や免許のローン…負債を上手に完済するための4つのステップ

奨学金や免許のローン…負債を上手に完済するための4つのステップ

社会人になると、学生のうちに使っていた借入金の返済をしなくてはなりませんよね。その代表的なものが奨学金。学生時代は返済を免除されていましたが、社会人になると返済が始まります。また、学生時代に免許取得のためローンを組んだという人もいるかもしれませんね。

これからはこうした負債を抱えながら毎日生活をし、貯金もしていかなくてはなりません。そこで今回は、負債と上手に付き合うためのヒントをご紹介します。

負債総額と自分の余力を整理しよう

まずは自分の負債総額について確認しておきましょう。少なくとも借入先、残高、利息、毎月の返済額、完済予定日は確認してください。複数の借入がある場合には、それぞれの借入について情報をまとめて一覧にしておくことをオススメします。こうした情報をきちんと把握しないまま、返済を続けることのないようにしましょう。

負債の情報をまとめて一覧にすることで、何から返済したほうがいいのか、いつ頃完済するのか、この先どう返済していくべきかなど、今後の作戦が立てられるようになります。利息が高いものから優先的に返済していくのが原則ですが、複数の借入がある場合、毎月の負担を考えると早く返済が終わりそうなものから優先的に返していくという方法もあります。そういった全体を見ての作戦を考えることができるのも、情報を整理することのメリットです。

また、自分の余力についても確認しておきましょう。ここで言う「余力」とは、収入の中から返済に充てられる金額のことを指します。家賃や光熱費、食費などの必要最低限の経費を差し引いて、毎月の返済に充てられる金額を計算してみてください。ボーナスについても、全体の金額の中で一体いくら返済に充てられるのか、他の用途との兼ね合いもあるとは思いますが、上限と下限を意識しながら余力を確認しておきましょう。

自分の負担を減らす方法を知ろう

負債を抱えている人の中で多いのは、返済額が家計を圧迫して毎月厳しい、苦しいという人です。そういう場合、自分で情報を整理して作った借入一覧表を眺めながら、毎月の負担が一番大きいものの条件とほかの借入の条件とを見比べてみてください。毎月の負担が大きいのに完済までの期間が長いものは、いったん毎月の返済額を減らすことを検討してもいいでしょう。完済までの期間が短いものから先に返済して、毎月の負担を軽減するのです。

たとえば奨学金は多くの場合、数百万円単位の負債となるため、完済はまだまだ先になってしまうでしょう。一方で、学生時代に取得した免許のローンは多くて数十万円なので、こちらのほうから優先的に返済していきたいもの。そうすれば早い時期に免許ローンの負担がなくなって、奨学金の返済に集中できますよね。免許ローンがなくなった後は、免許ローンの返済額分だけ、奨学金の返済に充てることができるというわけです。

また、複数の借入がある場合は、ローンをまとめることを検討していいかもしれません。カードローンやキャッシングなどで負債がある場合には、他のローンにまとめたほうが利息が低く、負担が少なくなるケースがあります。さらに、おまとめローンを利用するという手もあります。こうした選択肢もあるということを頭に入れ、一度条件を見てみることをオススメします。

毎月の返済額を増やすよりボーナスの増額返済を

ローンを抱えている人が陥りやすいのが、毎月の返済額を増やそうとして生活が苦しくなり、結局うまく返済のリズムが掴めなくなってしまうことです。こうなると日々の生活が大変になってしまうので、毎月の返済額を増やすことを考える前に、ボーナスでの増額返済について考えてみてください。

もちろんボーナスでの返済を考えているとは思いますが、ボーナスは言ってみれば臨時収入なので生活に直接かかわってくるお金ではないですよね。ボーナスの中からどれだけの金額を返済に充てられるかで、その後が大きく変わってきます。ボーナスをもらったら、そのうちの少なくとも半分以上は返済に充てたいところですね。

このときも、返済までの残高が少ないものから返済して、できるだけ毎月の返済額を減らしてください。ボーナスが出ない人は毎月の返済額を少しでもふやせるといいのですが、無理をしすぎると生活に支障が出るので、毎月の生活が苦しくない程度にとどめておいてくださいね。

万が一のときのお金は用意しておくこと

返済に力を入れようと思うと、あらゆるお金を削って返済に充てる人が出てきます。それも確かに素晴らしいことなのですが、万が一の事故や病気に備えておくことも非常に重要です。何かあったときにお金がないとなると、またお金を調達する必要があり、余計に負債を膨らませてしまうケースがあるからです。

若いときはある程度の病気やケガなら、医療保険に加入しておかなくても自己資金で何とかなることも少なくありません。最近は入院が短くなる傾向にあり、その分医療費の負担も減るからです。しかし、家庭があったり、ある程度年を取ってきたりするとそうもいきませんよね。家族のために、毎月の掛金の負担が少ない掛け捨ての保険に入っておくのもいいでしょう。

特にオススメなのは、会社で加入できる団体保険です。ない会社もありますが、もしあるのならぜひ加入しておいてください。保障内容は最低限であることが多いですが、掛金は数百円~数千円で十分な保障が付いてきます。会社の福利厚生の一部として位置付けられていることが多いので、使わなかった分は返ってくる仕組みになっていることもあります。会社の保険というと何となく加入しづらいという人もいるとは思いますが、あればぜひ検討してみてくださいね。

まとめ

いかがでしたか。負債を抱えていると、毎月返済に追われて大変だという人も多いと思います。しかし、負債があるからといって返済ばかりに目がいくと後々苦労することもあります。特に奨学金など長期的に返済していかなくてはならない額の場合は、長く付き合うことを意識して生活の基盤をしっかり築きながら返済していくことも大切です。

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