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子どもの入院に付き添って気付いた、小学校低学年と幼稚園児の差

LIMO / 2019年5月14日 10時45分

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子どもの入院に付き添って気付いた、小学校低学年と幼稚園児の差

子どもの入院は、急に決まるもの。長男が小1の時マイコプラズマで、先日は年中の次男がロタウィルスで、わが家は子どもの入院を経験しました。ともに入院期間は4泊5日。その間の付き添いについて、年齢別に気付いた点をご紹介します。

「きょうだい」がいながらの入院手続きと付き添い

先日の10連休中、次男がロタで入院しました。次男を休日当番医へ連れて行ったところ、大病院へと紹介。検査をし、入院決定となりました。そのとき家には夫と小3の長男、2歳の長女が待っていました。入院手続きをしながら夫に連絡し、子どもたちと病院へ来てもらうことに。

多くの病院で、感染予防のため12歳以下の子どもは小児病棟には入れないものですが、少しの間ならということで子ども2人はナースステーションで見てもらい(子ども用のアニメを見る場所が用意されていました)、夫と話し合いをしてから付き添いを交代しました。

親の付き添いルールは、病院によって異なります。次男の入院した病院は、乳幼児は24時間の付き添いが必要。GW中だったこと、また2歳の子がいることもあり、朝~夕方まで筆者、夕方~朝まで夫が付き添うことになりました。

ただし2歳になったばかりの子は、まだ目が離せません。日中家にいるとはいえ、夫も病院ではよく眠れないので仮眠をとったり、シャワーを浴びるなどしたいところ。日中の子どもの面倒は祖父母に頼んだり、筆者の付き添い時間を調整することで乗り切りました。

最初の3日間は、一日中「おうちに帰りたい」と泣いていた次男。体調が悪いこと、急な環境の変化、夜は母親と離れる、というストレスが重なったのでしょう。4日目になり体調が戻ってからは、迷路、絵探し、戦隊ものの絵本や人形で遊んだり、テレビを見て過ごしました。

「少しなら離れても大丈夫」という安心感があれば

同じ幼児といっても、4歳以降と3歳までとは違うと感じさせられる出来事も。点滴は、子どもにとってはおもちゃにも見えるもの。中には親がほんの少し目を離しただけで、点滴途中の部品を外した子もいました。幸い、すぐに親が気付いたようです。

付き添い中でもトイレに行ったり、電話をかけたり、自分の食事や子どもの食べたいものを買うなど、親もその場を離れる必要があります。

4歳2か月の次男には点滴に触らぬようよく言い聞かせましたが、「去年だったらどうだったか?」というと微妙なところ。付き添いから離れる場合はナースステーションに連絡することが決まりでしたが、看護師さんは忙しいものです。

3歳以下の場合は買い物や電話の回数をなるべく減らせるよう、工夫しておく必要があると感じさせられました。

平日、生後2か月児がいる中での付き添い

長男の場合、小学生以上は基本的に付き添い不要でした(精神的な理由での付き添いは認められる)。当時長男は小1でしたが、入院した時点で発症してから1週間が経過。心身ともに弱っており、心配だったので、24時間付き添いになりました。

ただしこのときは平日。当時は下2人とも在宅児で、次男は2歳、長女は2か月。筆者は昼夜問わず3時間おきに長女に授乳する必要があり、夫は仕事。昼間は祖父や授乳の合間をぬって筆者が付き添い、夜は夫や祖母、叔母が付き添う形になりました。

付き添いの交代で移動時間が必要ですが、小1だと「少しなら離れても大丈夫」という安心感があったのは助かりました。

長男・次男共に思いましたが、いくら母親が付き添いたくても、きょうだいで下の子がいれば、こういった時でも上の子に我慢をさせることになります。寂しい思いをさせるのが辛いところですが、手紙を書いたり、写真を送ったり、好きな本をプレゼントしたりして入院期間を過ごしました。

付き添い側の「多大な精神疲れ」への工夫が必要

入院中一番大変なのは子どもですが、不思議なのが付き添う側も想像以上に疲れることです。付き添い中の移動距離は、主にベッドからトイレまで。時々違う階に買い物に行くくらいで、肉体的に疲れるはずはないと自分では思います。

それでも付き添いを終えて家に着くと、30分はソファに倒れ、ボーっとしないと動けません。その後も普段通りには動けず、早めにベッドに入っても疲れはとれないのです。

精神的な疲れが、これほど体に影響を与えるとは知りませんでした。親が倒れてはいけないと意識的にコーヒーを飲んだり、しっかりご飯を食べたつもりですが、それでは到底太刀打ちできないほどの多大な精神疲れを味わうものなのです。

子どもが元気になるためにも、何よりもまずは親が心身ともに元気でいる必要があります。子どもにとっても、親が健康で付き添ってくれなければ困りますし、付き添い中も心配そうだったり元気がないよりは笑顔でいてくれる方がホッとすることでしょう。

個人的には子どもが寝ている間に仕事をしたり、1人でボーっとする時間が少し息抜きになりました。付き添い自体、なかなか余裕が持てないものですが、「これなら自分が取り戻せる時間やアイテム」や「1人の時間」を少しでも持つ工夫が必要でしょう。

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