1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

毎日叱ってばかりの私はダメな母親?育児で抱える罪悪感を考える

LIMO / 2019年5月17日 18時0分

毎日叱ってばかりの私はダメな母親?育児で抱える罪悪感を考える

毎日叱ってばかりの私はダメな母親?育児で抱える罪悪感を考える

子どもに対して、つい大声で注意したり、強く怒ってしまったりすることってありますよね。そんなとき、あとになって「ちょっとキツすぎたかも」と罪悪感をおぼえる人もいるのでは。そこで今回は、ママたちが頭を抱える「育児中の罪悪感」について考えてみましょう。

あなたはダメな母親ではない

あまりに叱ってばかりの自分に対して、「私はダメな母親なのでは」と悩んではいませんか?しかし、注目すべき部分は怒ってしまったという「結果」ではなく、それまでの「過程」です。

子どもがいうことを聞かずに怒鳴ってしまったとしても、そこまでの流れがありますよね。何度注意しても聞かなかった、どのように説明しても効果がない、自分の気持ちが伝わらなくて悲しい、忙しいときに限って問題が起こる、何度も同じことの繰り返しで嫌気がさす…。このような状態だと、つい感情的になってしまうのも無理はないでしょう。

また、育児による疲れや寝不足で余裕がないママも多いはず。疲れがたまっていると、子どもに対して理性を保ち続けるのも厳しいでしょう。ワンオペ育児で母親の負担が大きい環境だと、さらにストレスは膨らむ傾向にあります。

たとえ怒ってしまったからといって、あなたが悪い母親ということには繋がりません。子どもに何度も注意しても、いうことを聞かないのは当たり前のこと。「また怒ってしまった…」と落ち込むのではなく、「怒るまで私は十分努力した」と自分で認めてあげましょう。

罪悪感を減らすには

そうはいっても、育児には罪悪感がつきもの。少しでも罪悪感を減らすためにも、普段の負担を抑える工夫をしてみましょう。

ポイントは、完璧を求め過ぎないこと。「自分の手でやり遂げないと」と固く考えず、ときには家事の時短グッズに頼るのもおすすめです。便利家電の力を借りるのもいいでしょう。

また、自分のために使える時間を確保するのも大切です。とくに育児中は、どうしても子どもを優先する機会が多くなりがち。たまには自分の好きなことに打ち込めるよう、自由時間を設けるように意識してくださいね。なかなか子どもから離れられない方は、短時間だけ子どもにテレビを見てもらう、家族に遊び相手をお願いするといった手段もあります。

子どものしつけについて

子育てをしていると、ふと「こんなに厳しくて大丈夫かな」と感じる瞬間もあるかもしれません。「こうしなさい」「これはダメ」と強制し過ぎていると、どのようなデメリットが生まれるのでしょうか。

児童精神科医の佐々木正美氏は、『子どもへのまなざし』(福音館書店)のなかで「強制の強すぎるしつけは、自律をさまたげる」と述べています。他人からいわれるがままになっている状態は、自律ではなく「他律」しているだけ。むしろ、自分で自分を律する力は薄れてしまいます。

自分を律する力は、これからの人生において非常に重要な存在です。勉強やスポーツだけでなく、仕事や人間関係、子育てにも影響していくでしょう。人から指示されないとなにもできない、自分から動こうとしない…そんな状況にならないためにも、自分を律する力はしっかり育みたいですね。

そのためにも、親はやり方を教え、子どもが自分でできるのを待ってあげることが大切です。自然とできるようになる時期は、子ども本人に決めさせてあげるといいでしょう。

まとめ

自分の子にカッとなってしまうのは、それだけ母親としての責任を感じているからとも考えられます。「危ないでしょ!」とつい大声を出してしまうのも、子どもが怪我をしないように必死になっているだけ。私は母親の責任をきちんと果たしているんだ」と自信をもってくださいね。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください