仕事と家事・育児の両立を阻むのは会社? 結婚相手?
LIMO / 2019年5月18日 20時15分
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仕事と家事・育児の両立を阻むのは会社? 結婚相手?
女性が考えておきたい3つのこと
最近は働く女性が本当に増えてきましたよね。しかし、多くの女性にとって、仕事と結婚や出産などのライフイベントを両立させることはとても大変なことです。あなたがもし、まだ未婚で将来結婚や出産を検討しているのであれば、この先さまざまな困難に見舞われることがあるかもしれません。
今回は、仕事とライフイベント、どちらも頑張りたいし楽しみたいと思っている女性が考えておきたい3つのことを紹介します。
あなたの今後に協力的な会社なのかどうかを考える
まず考えたいのが、職場のこと。仕事をする場である以上、その職場があなたの今後のライフイベントに協力的なのかどうかを検討する必要があります。
たとえば、身の回りで結婚して共働きで働いている人がいるのかどうか、子どもを保育園に預けたり学校へ行かせたりしながら時短勤務をしている人がいるのかどうか。傷病休暇を取ったり、介護休暇を取ったりしている人がいるのかどうかも見てみてください。
ベンチャー企業や中小企業であれば、そういう制度がたとえ社内規定にあったとしても形骸化しているケースもあります。社員数が少ないのに比例し、そういった制度を利用する人も少ないためにいつの間にか「あるけれど誰も使っていない」制度になってしまうこともあるんですよね。
そういう制度を、自分が先陣を切って利用していく、自分が切り開いていくのだという人はそれでいいと思います。しかし多くの場合、それには大変な苦労とストレスがかかります。たとえば、産休を取ろうと思っても、自分の体調がすぐれず、精神的にも余裕のない状況でそこまでの苦労をしなければならないとなると、心が折れないとも限りません。
できれば、皆が当然のようにそうした制度を利用している環境が望ましいですが、そうではない場合、自分で道を切り拓いていくか、職場を変える、つまり転職することが選択肢となります。
前者を選んだ場合、会社の皆があなたの姿勢に協力的でないとやり遂げるのは大変です。自分よりも力のある人に握りつぶされる可能性もゼロではないですし、仕事の出来と関係ないところであなたの評価がなされる可能性もあるなど、それなりのリスクが伴います。転職も「聞いていた話と違う」という状況に陥るリスクはあるものの、前もって職場環境を調べられるというのは良い点ですね。
結婚相手との関係性と家族の決め事
結婚相手との関係性でも、当然あなたの仕事とライフイベントの両立がうまくいくかどうかは変わってきます。パートナーとなった人が「共働き反対」と言っているにも関わらず、あなたが「私も働きたい」と言って働き出したら、パートナーは働くあなたに対して協力的な姿勢は見せてくれないことでしょう。
パートナーの性格や考え方を変えるのはとても難しいもの。たとえば、専業主婦の母親のもとで育ち、「母とはそういうものだ」「嫁とは家を守るものだ」と思っている人が、共働きの妻をサポートするマインドになる可能性は高くなさそうですよね。
もし仮に、そういう人と結婚してしまったけれど仕事は続けたいと思っている場合、相手の説得を試みるのは得策ではありません。さらに悪いのは、「家事も育児もあなたに負担をかけないようにやるから仕事をさせて」とパートナーにお願いしてしまうことです。これはほとんどのケースで自分の首を絞める最悪の事態を招くことになるでしょう。
あなたの精神や体力が限界を超えて家事や育児に手が回らなくなったとき、パートナーから何と言われるかわかりません。「にんじん買ってきて」「手紙をポストに入れておいて」などのお願いは可愛いものですが、結婚生活において、こうした重いお願い事はしないに越したことはないのです。
こういう場合は家族の約束事を決めてしまい、お互いに事務的に守ることも一つの手です。「8:00~18:00の間はお互いフリーの時間」として、その間に仕事をするというのはどうでしょうか。どう過ごしても文句を言わないとしておけばいいのです。
友人知人などの協力者がいるかどうか
あなたには協力者がいますか。友人や知人、会社の同僚、家族、愛するペットなど誰でもいいのです。物理的に手を貸してくれる協力者だけでなく、精神的にあなたの負担を軽減したり愚痴を聞いてラクにさせてくれたりする人でも構いません。こういった協力者は、1人でも多くいたほうが安心です。
今の日本では、子どもが生まれると多くの場合、女性に負担が大きくかかってきてしまいます。そんなとき、家族が近くに住んでいて助けてくれるとか、友人が手伝ってくれるといいですよね。自分の置かれた境遇に手を貸してくれる人がいるというのはとても貴重なことなのです。そういう人をあらかじめ探しておくと、とてもラクになります。
ただ、なかなかそこまでの負担をかけられる人が見つからないという場合も大いにあると思います。両親や家族が遠方に住んでいるときも、地元から離れて結婚したときもそうですが、身近に頼れる人がいないこともありますよね。
そういうときは、お金を払ってお願いしてもいいのです。掃除や料理などの家事を手伝ってくれる人に毎週来てもらったり、ベビーシッターをお願いしたり、また病児保育ができる預け先を調べておくこともできますよね。そういう下準備があるのとないのでは雲泥の差です。ぜひ今のうちから準備を始めておきましょう。
まとめ
いかがでしたか。仕事と、出産や子育て、家事をすべてうまくやろうと思うとパンクしてしまいます。パートナーにもしっかり家事と育児を分担してもらって、2人で働きながら生活できるのが一番理想的ですよね。現実的にはなかなかそこまでの人はいないかもしれませんが、何度もお互いの理想の形を話し合ったり、要望を伝えたりしていると変わってくることもあります、めげずに根気よく続けていきましょう。
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