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中だるみの5月病シーズンこそ、子どものお小遣いについて考えよう!

LIMO / 2019年5月27日 11時0分

中だるみの5月病シーズンこそ、子どものお小遣いについて考えよう!

中だるみの5月病シーズンこそ、子どものお小遣いについて考えよう!

新学期が始まって子どもも親も少し落ち着いた5月。「そろそろ子どもにお小遣いをあげようかな」「学年が上がったことだし、金額を変更するべきだろうか」という悩みがでてきますよね。そこで気になるのが、周囲のお小遣いのルール。ほかの家庭では、どのようにお小遣いを与えているのでしょうか。金額や渡し方などを詳しくみてみましょう。

平均金額と定額制の開始時期

まずは、お小遣いの相場をチェックしましょう。2015年度の金融広報中央委員会「子どものくらしとお金に関する調査」(第3回)では、子供のお小遣いの平均額(月1回の場合)が以下のように発表されました。

小学校低学年1,004円(中央値500円)
小学校中学年864円(中央値500円)
小学校高学年1,085円(中央値1,000円)
中学生2,536円(中央値2,000円)
高校生5,114円(中央値5,000円)

さらに、定額制を設けている家庭の割合も確認してみましょう。小学校低学年の場合、「月に1回定額を渡す家庭」は13.4%、「ときどき渡す家庭」は57.3%でした。中学年になると「月に1回渡す家庭」は32.1%、「ときどき渡す家庭」は47.8%に。高学年は「月に1回渡す家庭」が45.0%という結果でした。

ご覧のように、学年が上がるごとに定額制を実施している割合が多くなります。スタートの時期としては、小学校中学年~高学年からという家庭が多いようです。

定額制以外のルールも確認

お小遣いの渡し方には、決まった額を渡す「定額制」以外にもさまざまな方法があります。例えば、子どもがお手伝いをした際にお金を渡す「お手伝い料制度」。あらかじめ「朝刊を取りに行ったら10円」「肩揉み50円」などの料金設定を決めておき、その都度お小遣いを渡すシステムです。

また、「お年玉の1割が1年間に自由に使えるお金になる」「誕生日には5000円を渡す」など月額制以外の支給方法にしているケースも。これには、「決められた金額内でやりくりする力を身につけてほしい」という親の希望も含まれているようです。

そのほか、「友達と遊びに行くときだけお金を渡す」という方法もあります。子どもにどんな力を身につけてほしいか、お金に対してどのようなことを学んでほしいかなどを考え、目的に合った方法を選びましょう。

子供のためになるお金の渡し方

お小遣いの渡し方によって、子どもに与える影響はさまざまです。たとえば、定番の「月に1度の定額制」の場合「欲しいものを買うために数カ月貯金する」という自制心が育つメリットもあれば、「なにもしなくても月に一度お金がもらえる」と子どもが捉えてしまうデメリットもあります。毎月決められたお金が手に入るので、つい受け身になってしまう可能性もあるでしょう。

お金の価値や大切さを分かってもらうためにも、お小遣いを渡すときに「これはパパやママが必死に働いてもらったお金の一部だよ」と伝えておきましょう。お小遣い日を親の給料日に合わせておくと、より効果的です。

子どもが欲しいものを見つけたときは、「3カ月貯金したら買える金額だね」と貯金を促してあげるのもいいですね。「欲しいものを手に入れるには我慢が必要だ」と学ぶきっかけにもなります。

また、お金を得るのがいかに大変かを学んでほしい方は、お手伝いに対する報酬制を選んだほうがいいでしょう。どの手段を選ぶにせよ、1度決めた目的やルールは貫くことがポイントです。

まとめ

お小遣いは、子どもが金銭感覚を身につける大切な材料です。子どもの将来にも関わるため、家族で「わが家のお小遣いルールはどうするか」「お金に対してどのような考えをもってほしいか」などをしっかり話し合っておきましょう。お小遣いを渡すときの言葉を工夫して、お金に対する意識を高めるのも忘れないでくださいね。

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