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危険な運転をしている子乗せ自転車の目撃が多発!分刻みで動くワンオペワーママたち

LIMO / 2019年6月8日 19時45分

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危険な運転をしている子乗せ自転車の目撃が多発!分刻みで動くワンオペワーママたち

車の免許を持っていない人にとっては、特に欠かせない移動手段である“自転車”。子ども乗せが進化していることもあり、ママたちの中にも自転車移動が基本となっている人も多くいます。

しかし一方で、危険な乗り方をしたことによって悲しい事故が起きている現実も。今回は、子どもを乗せながらでも暴走してしまう自転車のリアルについてご紹介します。

■危険な運転をしている子乗せ自転車の目撃が多発

電動自転車が普及したことにより、子どもを乗せながらでもかなり早いスピードで駆け抜けていく自転車とすれ違ったという経験のある人は多いもの。法律を守りきちんと安全な運転をしているママたちがいる一方で、信じられないような危険行為をしている子乗せ自転車があるのも事実です。

実際に起きている子乗せ自転車の暴走とは、どのようなものなのでしょうか。

【ケース1】前後に子どもを乗せて平気で横断歩道の信号を無視

自転車の前後に子どもを乗せているにも関わらず、交通量の多い横断歩道で信号無視をするという非常に危険なケース。子どもを乗せて自転車に乗るときは、大人1人で自転車に乗るときよりも安全運転を意識しなければいけません。

しかし、子どもを乗せて自転車を運転している人の中には、基本的な交通ルールを守れない人も存在しています。自動車の運転手がいくら気をつけていても、子乗せ自転車が信号無視をして道路上に出てきてしまうと、正面衝突につながる可能性も。自転車を運転している大人はとっさに受け身を取ることができても、子乗せ部分に乗せられている子どもたちは、なすすべがありません。

“子どもを乗せているんだ”という意識をしっかりと持ち、より慎重に自転車を運転してもらいたいものです。

【ケース2】抱っこ紐で前抱っこをしたまま自転車を運転

子乗せ部分がついている自転車にも関わらず、抱っこ紐で前抱っこをしたまま自転車に乗っているケース。過去には、抱っこ紐で抱っこされている赤ちゃんだけが強く頭を打って亡くなってしまうという悲しい事故も発生しており、ママたちにも注意の意識が広がっています。

小さい子どもがいるママにとっては、前抱っこのほうが手軽にできるので、ついついそのまま自転車に乗ろうとしてしまう人も少なくありません。しかし、道路交通法でも「16歳以上の人間が自転車に乗るとき、幼児1人までならおんぶ可能」という趣旨のルールが定められているように、前抱っこはNG。自転車に乗る人の割合が多い地域などでよく見かける“前抱っこ運転”ですが、赤ちゃんの命を守るためには絶対にやってはいけない運転なのです。

【ケース3】そもそも子乗せ用の椅子を装着していない自転車

子どもを同乗させている自転車の中でもっともありえないのが、子乗せ用の椅子を取りつけずに同じ自転車に子どもを乗せて走っているケース。実際に、とても危険な乗り方をしている親も存在しています。

筆者が実際に見かけたのは、大人が乗るべき場所であるサドル部分に子どもを乗せて、運転手である大人は立ちこぎをしているというケース。サドルに座っている子どもは前で立ちこぎをしている大人の体をつかみ、一生懸命振り落とされないようにしがみついているのです。このような乗り方の自転車を見かけたのは、一度きりではありません。違う場所で違う親子がこのような乗り方をしていたので、おそらく日本各地でも意外と多い危険な乗り方なのではないでしょうか。

他には、ロードバイクタイプの自転車に乗り、抱っこ紐などを使用せず抱っこしながら片手運転で自転車に乗っているケースも。幼児を片手で抱っこし、反対の手で自転車を運転。ロードバイクタイプの自転車なので、ママは常に前景姿勢の状態で運転をしていました。私はその自転車とすれ違っただけなのですが、もしタイヤが段差につまずいて転倒してしまったら?と考えただけで、すごく怖い思いをしたのを覚えています。

■危険な乗り方で子乗せ自転車に乗らなければいけない現実もある

子どもを乗せていながら信じられないような危険運転をしている自転車がある一方で、どうしてもそのような状況で自転車に乗らなければいけない現実があるのも事実。子どもを乗せていても乗せていなくても安全に乗らなければいけない自転車ですが、危険な乗り方をしなければいけない現状にも目を向けなければいけません。

子乗せ椅子に乗ってくれないイヤイヤ期の子ども

1歳~2歳ごろに現れるイヤイヤ期は、子どもが成長している証である一方日常生活に支障をきたすことがあるのも事実。子乗せ椅子に乗るのを嫌がるケースも多く、頭を悩ませているママも少なくありません。

そんなときについ使ってしまうのが、抱っこ紐。泣きわめいてもとりあえず抱っこ紐で抱っこしてしまえば出発することができるので、ついつい前抱っこで自転車に乗ってしまうという人も多いのです。時間がないときには、いつまでも子どものイヤイヤに付き合ってあげることができません。“送迎の間だけちょっと見ておいて”と頼れる人がいない場合、とにかく先へ進むために抱っこ紐という手段に手を出すしかないケースもあるのです。

分刻みで動かなければいけないワンオペワーママ

ものすごいスピードで駆け抜けていく、子乗せ自転車。はたから見れば、「子どもを乗せているのに、あんなスピードを出して何を考えているんだ」というのが多数派の意見でしょう。
しかし、“子どもを危険な目に合わせてやろう”という考えを持って、スピードを出している自転車がどれくらいあるでしょうか。おそらく、ほとんどがそんな考えなくスピードを出しているケースばかりです。

急がざるを得ない理由のひとつに、ワンオペかつ働きながら育児・家事をしている“ワーママ”の存在があります。中でも、歳の離れた兄弟を持つママは、それぞれ子どもを迎えに行く場所が異なる場合もあり、仕事が終わってから分刻みでお迎えを終えていかなければいけないケースも。スピードを出したら危ないということは分かっている…でも急がないとお迎えの時間に間に合わない…。こんな事情も、子乗せ自転車の暴走を生み出している理由のひとつなのかもしれません。

子の命を守れるのは自転車を運転している大人だけ

いかなる事情があっても、自転車の危険な運転は許されません。しかし、子どもを乗せていながらも危ない運転をしている自転車が増えている現実を非難するだけ、というのも少し違うような気がします。

問題を解決するには、なぜそのような危険な行為が起きてしまうのかというリアルを知ることが大切です。気軽に便利に乗ることができる自転車だからこそ、当事者と周囲とが安全に対する意識を強く持つことが大切なのではないでしょうか。

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