依存し過ぎは危険…スピリチュアルにはまるママ友たち
LIMO / 2019年6月10日 10時45分
依存し過ぎは危険…スピリチュアルにはまるママ友たち
スピリチュアルと聞くと、皆さんはどのようなイメージを抱きますか?占いやオカルトなど、「目に見えない何か不思議な世界」を、日々のスパイス程度に楽しむのなら大いに結構。
しかし、あまりにスピリチュアルに傾倒しすぎて、周りの人たちにも自分の考えを押しつける、商売を始める…となったら考えもの。今回は、スピリチュアルに誤ったハマり方をしたママのお話をご紹介します。
ママ友がスピリチュアルに…
今回お話をお伺いしたのは、34歳のSさん。8歳の男の子の母親である彼女には、子どもが1歳になる前から仲良くなったママ友がいるそうです。家族ぐるみでキャンプにいったり温泉にいったり、彼女と良好なママ友関係を築いていたそうですが…ふたりの間に暗雲が立ち込めます。
「きっかけは、彼女が『すごくよくあたるオーラ鑑定士に出会った』と興奮しながら話してくれたことでした。自分の悩みや精神状態をずばりと言い当てられて、的確なアドバイスをくれるんだ、と目を輝かせて私に打ち明けてくる彼女。私は、ちょっとそういう話は信じられない方なので、『ふ~ん』と聞き流していました」
しかし、そのお友だちは、ますますその鑑定士にのめり込んでいきます。
「その鑑定士の元で購入した、というパワーストーンのブレスレットやネックレスを肌身離さず身につけて、『前世とは』『オーラとは』という話ばかりしてくる彼女。『ねぇ、私そんな話、興味ないから他でしてくれない?』とたまりかねて言うと、彼女は激怒したのだそう。
その日からしょっちゅう「あなたは何もわかっていない。これから恐ろしい負の連鎖が起きる」といった内容の長文LINEを送られて、ほとほと疲れ果てたSさんは、彼女と距離を置きます。
「LINEも既読スルーしていたら、ついには連絡が無くなったので、正直ほっとしました。その反面、昔のさっぱりした性格の彼女とはもう会えないのかな…と寂しくも感じました。息子同士も学校でクラスが離れ、それぞれ別の仲の良い友だちができたので、完全に縁が切れたのかな…なんてふと思っていたんです」
数カ月後、久々にその友だちからLINE。そこにはひと言「離婚して息子と私の実家に帰ります」とだけ。びっくりしたSさんは返信しましたが、既読にもならず。電話をかけても出てくれなかったそうです。
その後、別の知り合いから、そのママ友は、ご主人の浮気に悩み、そのことを相談した怪しげな鑑定士にすっかりハマってしまったのだそう。そしてその鑑定士に言われるがまま、アクセサリーを購入したり、セミナーを受けたり…。家庭のことはそっちのけで、スピリチュアルな活動にのめり込んだのだとか。
それに耐えられなくなったご主人から離婚を切り出され、彼女も「こんな理解のない人とはいたくない」とばかりに、家を出て行ったのだそう。「ふと考えることがあるんです」とSさん「もし、あのとき、彼女が鑑定士じゃなくて私に相談してくれていたら、結果は違ってたのかな…って。どうしてもそのことが頭から離れず…モヤモヤしています」
被害者でもあり加害者でもあるスピリチュアルママ友
Sさんだけではありません。スピリチュアルにハマったママ友が周りにいる…という人は、巷に結構いるのです
・私のことを勝手に「ソウルメイト」と呼び始めて、やたらヒーリングのワークショップに誘ってくる人がいる
・娘の幼稚園の保護者にひとり、同じ園児のママから上手く悩みを聞きだして、「今度タロット占いしてあげるからうちにいらっしゃい」と声をかける人がいる。素直にお家を訪問したら、占いの後、セミナーに参加するようにしつこくすすめられるらしい
・公園仲間のママ友が、ある日「龍が見える」とか言い出して困惑した
・子どもの風邪を、病院ではなくヒーリングで治した、という人がいた。いや、それ自然治癒だと思う…と誰もが心でツッこんでいた
スピリチュアルに興味を持ち、またその力を信じるのは決して悪いことではありません。パワーストーンだって、自分の自由になるお金の範囲で、「縁起もの」として購入するぶんには問題ないですし、パワースポットに出かけて、なんだかリフレッシュできた…それも大いに結構。ただ、自分の財力の範疇を超えたお金をつぎ込んだり、周りの人に自分の考えを強要したりは考えもの。
そもそも幸せとは自分で決めるものであって、他人が決めるものではない。ましてや「こうすればあなたは幸せになれますよ」「こういう考え方をすれば今よりもっといいステージへと進めますよ」なんて、他人が言うことではないのです。
…わかってはいるけれど、Sさんの友だちのように心身が弱っているときには、そんな言葉が救いのように感じる、ということもあるよう。そう考えると、周りにスピリチュアルを執拗にすすめてくる人は、人の迷惑を顧みない加害者であると同時に、弱みに付け込まれてしまった被害者でもあるのかもしれません。
「興味がない」と断ることが大事
スピリチュアルに限った話ではありませんが、興味のないことに、さも興味のあるふりをして「すごいわね」「面白そうね」なんて話を合わせても、決していいことにはなりません。言葉は悪いですが、相手によっては「いいカモが出てきた」なんて心の中で舌舐めずりをしている可能性も。
「でも、スピリチュアルな話をしてくる以外は良い人だから」なんてお人よしもやめたほうが無難です。本当にあなたのことを思っているのなら、あなたが興味ないことを無理矢理押しつけようとしませんよね。執拗にすすめてくる人とは、思い切って距離を置くようにしましょう。
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