夫の”やる気”を上げるには? 管理職のキャリア女性4人は何をしているのか
LIMO / 2019年6月8日 20時15分
夫の”やる気”を上げるには? 管理職のキャリア女性4人は何をしているのか
日頃からバリバリ仕事をこなし、管理職を務めている女性たちが「上司」や「マネージャー」としての顔ではなく、「妻」の顔になるとき、夫にどう接しているのでしょうか。実は、彼女たちは夫の仕事のモチベーションを上手にコントロールし、その活躍をサポートする役割も担っていました。今回は、そんな女性4人に夫のモチベーションを上げる方法について聞いてみました。
愚痴の聞き方は使い分けが必要
夫が愚痴を言ってきたとき、あなたはどう聞いていますか。夫の仕事が激務だというAさんは、「基本的に部下や同僚の相談に乗ってあげるのと同じような気持ちで夫の話を聞くことにしている」と語ります。「そうだよね、大変だよね」と相槌を打って聞いてあげるのももちろん大事なことですが、夫の話し方や愚痴の内容によってはちょっと聞き方を変えてあげるのがポイントなのだそう。
たとえば、自分が夢中になって一方的にまくしたてるようなときには、ただ相槌を打って聞いてあげるのがちょうどいいと言います。まくしたてるように話しているときには、話の流れを変にストップさせてしまうより一息つくまでしっかり聞いてあげたほうが相手もすっきりするからです。
一方で、まくしたてるほどの勢いはなく、ぽつぽつと話してくるようなときは上手に質問しながら聞いてあげることで夫の心の中が整理されていくと言います。心の中が整理されれば次はこうしたらいい、ああしたらいい、というのが見えてきますし、頑張ることができるようにもなるでしょう。
お小遣いを減らして解決する問題はない
同じ職場で働いていた男性と結婚したBさん。妻のBさんが、夫となった男性より7つ年上で上司の立場でした。結婚後、会社内の組織変更などもあり違う部署になった2人。ただ夫の部署の売上が悪く、会社全体の収益を大幅に引き下げてしまったことがありました。そのせいもあって、夫のボーナスは激減。Bさんはそれでも、お小遣いを減らさなかったと言います。
「本人が一番よくわかっていることなので、会社でボーナスを減らされているのに家でもお小遣いを減らすと精神的にかわいそうだと思って減らさなかった」と話すBさん。確かに、ボーナスを含め、お給料が減るということはいくらダブルインカムだとしても相当落ち込むもの。そのうえ、お小遣いまで減らされてしまったら余計にダメージを負ってしまいます。
そうなると仕事に対するモチベーションも下がってしまうかもしれませんし、お小遣い制自体に不満を抱いてしまう可能性もありますよね。「結局、お小遣いを減らして解決する問題はないし、その分自分が頑張ればいいと思っている。部署の売上がよくないのは一人の責任だけではないから、お小遣いを減らされるのは相手も納得いかないと思う」と言っていました。
確かに、本人だけの責任で部署全体、もしくは会社全体の売上が減るというのはあまりありませんよね。また、サボっていたというわけでもなく、何か悪いことをした、というわけでもないのであればなおさらです。”お小遣いを減らして解決する問題はない”というのも納得ですよね。
「褒めて伸ばす」は誰でもうれしい
あるメーカーで働くCさんも、Bさんと同様に「部下の相談を聞く気持ちで夫の話を聞くことが多い」と話します。その理由としては、「基本的に部下のことは褒めて伸ばすようにしている。ダメなところをなじられたらいい気持ちはしないだろうし、仕事のやる気が出るとも思えない。もちろん叱咤激励されて頑張ろうと思える人もいるけど、うちの夫はそういうタイプじゃないから褒めて伸ばすことを意識している」とのこと。
確かに、ダメなところを手厳しく指摘されるのではなく、褒められたときのほうが嬉しいですし、今後も仕事を頑張ろうというモチベーションになりますよね。
職場の場合、褒めてばかりでは部下に気付きを与えられないこともありますし、ダメなところが助長されてしまう可能性もあるので、適度に注意することや言うべきことは言う必要もあると思います。ただ、夫には気分よく仕事をしてほしいですよね。
妻だからできる助言をすることも
Dさんの場合、同い年の夫はもう管理職の立場で、基本的にはあまり誰かからダメなところを指摘されることがない立場。しかし、それなりにクセのある人だったと言います。しかし、Dさんは「彼の仕事のやり方では部下が付いてこない」と感じ、その分、妻という立場から「こういうところは直したほうがいいんじゃない?」とアドバイスすることもあるとのこと。
「部下や同僚の立場から言えなくても、妻という立場からなら言えることもある」と話すDさん。ただし、言い方には注意が必要だと言います。「彼なりに努力したから管理職になっているはず。そのキャリアと努力に自負があることを知っているからこそ、軽率なことは言えないけど、できるだけやさしく柔らかく言うようにしている」とDさん。
具体的には、「こうしたほうがいい」というより、「〇〇くんの強みはこういうところなんじゃない?」とか「〇〇くんのこういうところに惹かれて部下の人は頑張ってくれるんじゃない?」という形で、できるだけポジティブに伝えるのだと言います。そう言ってもらえると、素直に聞くことができるような気がしますよね。
まとめ
いかがでしたか。キャリア女性としてマネジメントにかかわっている女性を中心に話を聞きましたが、やはり彼女たちのキャリアの中で見つけた「人付き合いのコツ」や「モチベーションを上げるコツ」のようなものを感じ取ることができる話ばかりでした。ぜひ真似できるところは真似してみてくださいね。
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