夫婦それぞれが感じるけんかの原因、TOP3は同じ!回避する3つのプロセス
LIMO / 2019年6月10日 11時0分
夫婦それぞれが感じるけんかの原因、TOP3は同じ!回避する3つのプロセス
長い夫婦生活、これまでの経験から、ある程度の妥協も必要だとすでに感じている人も多いでしょう。とはいえ、毎日を共に過ごす、世界でひとりのパートナーですから、誰よりも自分のことを理解してほしい! という期待だって捨てきれないのも確かです。
その結果、つい夫婦げんかになってしまうわけですが、誰だってしたくてしているわけではありません。夫婦げんかが子どもに悪影響を及ぼすといわれることも気にかかりますよね。
そこで今回は、気をつけていても起こりがちな夫婦げんかの原因と、その解決策についてご紹介していきたいと思います。
夫婦それぞれが感じるけんかの原因、TOP3は同じ!
まずは、2018年に発表された、ゲンナイ製薬株式会社による「夫婦げんかに関するアンケート調査」の結果をみていきましょう。なんと夫・妻ともに、「家事の分担・やり方」「伝えてある内容を忘れる」「連絡がない、遅い」の3項目が最上位でした。
ただ、回答のうち最も高い割合を占めていたのは、夫婦ともに「その他」で、その内容は「話よりゲームを優先する」「返事がない」「態度や言い方が悪い」などでした。TOP3に含まれる「話を忘れる」「連絡のしかた」もそうですが、夫婦間での意思疎通の重要さが浮き彫りになっています。
夫婦喧嘩を回避するには
では、家事が原因での夫婦間の行き違いを減らすためにはどうしたら良いのでしょうか。
1、納得できる意思疎通を始めよう
大変な状況を理解してもらうためには、察してほしい、という態度ではなく、「日中、子どもの相手をしたので、夜には体力が消耗している」「お弁当作りで〇分、お風呂に〇分かかる」など、事実をできるだけ具体的に説明してみるようにしましょう。「家事をやらないのではなく、やれない」という現状を、夫に正しく理解してもらいましょう。
2、家事の総量を減らすことを目標に
良かれと思って無理をして家事を続けていると、夫ばかりか子どもまでも「自分が何もしなくても毎日そのレベルまでしてもらえるもの」と思ってしまいます。言葉だけでは理解してくれないのであれば、一度、思い切って家事をやらないことで、大変さを認識してもらうのも手です。
また、家事負担を減らす方法を二人で考えましょう。人手の代わりに家電を導入したり、冷凍食品やお惣菜を利用したりすれば、比較的すぐに手間を減らせます。
「そうはいっても食事は手作りで、洗濯物は外干しが良い…」などのこだわりがある場合、そう思う原因は一体何でしょうか。「もし、自分や夫が育った環境がそうだったから」という人は、価値観のアップデートが必要です。自分たちの世代の夫婦に合った新たなライフスタイルを、二人で相談してみてください。
3、お互いの心身の余裕を確認しよう
そもそも人がけんかをしないためには、「感情を抑えて理性を先に働かせる」必要があります。ですが、現代は夫婦が共に仕事をし、家事育児をする時代です。苦手なことも含めて、すべてを二人でこなすことが前提です。普通に暮らすだけで男女ともに疲れていますが、特に、夜泣きなどで睡眠不足のもとになる乳幼児も抱えて、親の世代並みの家事、育児を期待されている妻は、疲れが大きいでしょう。
家事の手間を見直すのも重要ですが、それと同時に、夫婦が心身ともに安定した状態を保つための環境作りも欠かせません。たとえ一日5分であっても、自分の時間を大切にして、好きなことをしましょう。休日に、夫婦で交互に「自分の時間」を設けるのも良いでしょう。
これを機に自分を変えてみる
二人の間だけではどうしても夫婦仲がうまくいかない、という人は、思い切って自分の環境を少し変えてみましょう。たとえば新たに仕事を始めたり、内容を変えてみたりしてみては。そうした外部要因は、家事や育児の負担を二人で見直すきっかけにもなりやすいです。
また、何とか捻出した時間でPTA役員をやってみる、趣味のサークルに参加してみるのも良いでしょう。ほかの家庭の話を聞くことで、冷静に自分の悩みと向き合えることにつながるかもしれません。
「ま、いっか」というポジティブなあきらめも有効
夫婦お互いに心身の状態を整え、納得いくまでコミュニケーションし、さらに夫婦関係以外の自分の環境までをも再検討してみたら、結果として、パートナーの性格や習慣、すなわち生き方や価値観を、「ま、仕方ないか」と受け入れられるようになるかもしれません。
夫婦関係に限らず、自分で勝手に「相手がこうしてくれたらいいな」と期待して、その通りにならなければガッカリ。このような考え方は、自分のことも相手のことも苦しめてしまいます。そんなときは、「ま、いっか」と意識的に口に出してみましょう。あきらめが、ときに良い効果をもたらしてくれることもあるのです。
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