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貯蓄把握してなくても、しあわせ!?現代夫婦のお金事情

LIMO / 2019年6月12日 18時30分

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貯蓄把握してなくても、しあわせ!?現代夫婦のお金事情

共働き夫婦が増加している昨今、お互いの収入や貯蓄額について夫婦で話し合う機会はありますか?「忙しくてそんな機会ない」という方もいるかもしれません。

お互いの金銭事情がクリアになっていた方が、先の見通しも立てやすく、貯蓄を増やしやすい傾向にあります。イマドキ夫婦はパートナーの収入や貯蓄を知っているのでしょうか?

お互いの収入、知っていますか?

ゲンナイ製薬㈱は2019年3月15日~19日まで、既婚女性1917名に対し「夫婦の収入と貯蓄額に関するアンケート調査」を行いました。これによると、「ご主人の収入を正確にご存じですか?」との質問に対して、「知っている」が67.3%、「知らない」が32.7%となりました。また「あなたの収入をご主人はご存じですか?」については、「知っている」が68.3%、「知らない」が31.7%と同じような結果になりました。

7割近くの夫婦が、お互いの収入を正確に把握しているようです。また「夫婦の家計管理は主にどなたが行っていますか?」との質問に対して、「妻(自分)」がもっとも多く45.2%、次いで「共同」が38.8%、「夫」が16%という結果に。

半数近くの夫婦が、家計のやりくりは妻1人で行っているようですね。夫の給料明細書など、妻がしっかり確認している夫婦が多いのかもしれません。また「共同」で家計管理している夫婦も約4割と、わりと多い印象です。共働き夫婦の増加による影響もありそうです。

家計の貯蓄額を正確に知っている夫はレア!?

「夫婦の貯蓄額をご主人は把握していますか?」との質問に対して、「完璧に把握している」はたったの19.8%です。「なんとなく把握している」が45.9%、「あまり把握していない」が22.5%、「まったく把握していない」が11.9%となっています。

夫に対して、大まかな貯蓄額は伝えているものの、正確な額については言っていない妻が多いようです。

貯蓄額に興味がない夫が多いのでしょうか。

「完璧に把握している」と回答した379名を除いた1538名に対して、「ご主人が夫婦の貯蓄額を正確に把握していないと思う理由」についても質問しています。

「貯蓄額に興味がないから」は30.2%となっています。その他の理由は「細々としたことに使ってしまうから」、「大きな買い物をしてしまうから」など、各家庭さまざま。しかし共通した傾向として、「具体的な貯蓄額は夫に言いたくない」という妻が多いようです。

共同管理していても、主導権は妻が握っている…?

夫婦で家計管理をしていても、夫が貯蓄額を正確に把握していない夫婦もいるようです。共同管理といっても、妻の方が正確に家計を把握している夫婦も一定数いるのでしょう。また夫が貯蓄額を正確に把握していない夫婦に対して、夫婦関係の満足度を5段階評価で質問しています。

満足度が高い5と4はそれぞれ38.8%、7割以上の夫婦がその関係性に満足しているようです。逆に満足度が低い1は1.2%、2は3.5%となっています。家計を妻がしっかり把握することが、夫婦円満の秘訣なのでしょうか。

平均貯蓄額は減少傾向

総務省が発表した『家計調査報告(貯蓄・負債編)―2018年(平成30年)平均結果―(二人以上の世帯)』によると、2人以上世帯の貯蓄現在高(平均値)は1752万円となっています。17年に比べ60万円、3.3%の減少となっています。

「貯蓄1000万円以上が平均」といわれると、驚かれる方もいると思います。同調査では、中央値と最頻値も公表しています。中央値とは、データを大きい(小さい)順に並べたとき、真ん中に来る値です。今回の調査では1036万円(貯蓄「0」世帯を含めると978万円)となっています。

また最頻値とは、データの中でもっとも頻度が高い値をさします。これは「貯蓄100万円未満」の階級となっており、全体の11%を占めています。

世帯主の年齢階級別にみると、40歳未満の貯蓄現在高は600万円、負債額は1248万円となっています。しかし60~69歳の貯蓄現在高は2327万円、負債額は207万円、70歳以上の貯蓄現在高は2249万円、負債額は104万円と高齢者が平均貯蓄額を引き上げていることが分かります。

まとめ

2人以上の世帯において、家計を一元管理することは貯蓄額を増やす上でも重要です。ですが、夫婦でお金について話し合いを重ねるのは、なんだか億劫…。そのため夫婦のどちらか一方が家計管理する方が、夫婦の関係性を良好に保てるのかもしれません。そして管理するのは、妻である女性が多いようです。これは妻の方が家事時間が長いから、妻の方がお金の管理が得意など、各家庭によって理由はさまざまでしょう。

とはいえ、子どもがいる場合は子どもの学年が上がるにつれ、教育費などについて話し合う機会が増えるでしょう。また老後資金などについても、さまざまなタイミングで話し合うときがくると思います。パートナーとお金についてオープンに話す習慣は、若い時から必要かもしれません。

【参考】

『夫婦の金銭事情に関する調査(https://gennai-seiyaku.co.jp/press/)』 ゲンナイ製薬調べ

貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

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