人生100年時代を生き抜くために!ミニマリストから学ぶ「お金もモノも必要としない生き方」
LIMO / 2019年6月12日 12時0分
人生100年時代を生き抜くために!ミニマリストから学ぶ「お金もモノも必要としない生き方」
2019年6月3日、金融庁は「長寿化が進んで人生100年時代を迎えると、夫婦で約2000万円が足りなくなる」という試算報告書を公表しました。
収入が増える見込みはないのに、消費増税など支出は増す一方で、「一体どうやって老後のためのお金を捻出をすればいいのか」と頭を抱える家庭も多いと思います。そんな中、一切の無駄を削ぎ落とし、極限までモノを減らしているミニマリストのしぶさんは「お金もモノも必要としない生き方を身につければ、人生100年時代も全く怖くない」といいます。
著書『手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法(https://www.amazon.co.jp/gp/product/4801400515/ref=as_li_ss_il?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4801400515&linkCode=as2&tag=bizspa-22)』の中から、しぶさんの考え方をご紹介します。
■ミニマリズムとの出合いで「お金」から解放され 自由を手に入れた
僕は現在、福岡の家具や家電がほぼない4畳半の部屋に、家賃2万円で暮らしています。
月の生活費は7万円。財布は持たず、服と靴は毎日同じ。食べるのは1日に1食だけ。
僕の生活を律しているのは、「ミニマリズム」という考え方です。よりストイックに、よりミニマルに自分を整えていく。この考え方に出合ったことで、僕の人生は一変しました。
僕はもともと、まわりからも「お金持ちのボンボンだね」と言われるような、とても裕福な家庭で育ちました。しかし、中学進学の頃、父の自己破産が原因で両親が離婚。なんでも手に入る裕福な生活が一変、「お金がない」状況へと転落したのです。その後大学受験に失敗した僕は、狭いアパートで母と暮らしながらフリーターをしていました。実家を離れてひとり暮らしをしたいと夢見るようになりましたが、当然ながら経済的な余裕は全くありません。
そんなある日、Google で「冷蔵庫 なし」と検索したことが、僕の人生を変えることになります。たどりついたのは、冷蔵庫を持たないどころか、電子レンジや洗濯機、テレビなど、 一般的に必要とされる家具や家電をいっさい持たずに生活する人たちのブログでした。
こんなに少ない持ち物で、こんなに幸せそうに生活できるなんて。衝撃を受けると同時に、その生き方に強烈に惹かれていく僕がいました。
このミニマリズムとの出合いは、「とにかくお金を稼いで、物質的に豊かになれば 幸せになれる」と思い込んでいた僕に、「物では幸せになれない」ということを気づかせてくれました。
■自分の「ミニマムライフコスト」がわかれば、お金の不安はなくなる
「あなたは毎月、いくらお金があれば生活できますか?」この質問に即答できる人は、意外に少ないでしょう。僕は7万円だと一瞬で答えられます。
毎月かかる必要最小限のコストを把握すれば「これだけ稼げば十分に生きられる」という目安となり、「漠然としたお金の不安」から自由になれます。これは四角大輔さんが著書『自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと 』 の中で提唱している「ミニマム・ライフコスト」という考え方です。
もちろん、暮らし方が変われば、ミニマム・ライフコストも変わるでしょう。僕は東京のシェアハウスで数カ月生活していたことがありますが、その頃のミニマム・ライフコストは11万円。11万円なら、どれだけ仕事が低調なときでも稼げるし、いざとなったらコンビニバイト110時間でまかなえる金額です。
僕の独立当時の収入は、毎月9万円程度。そんな崖っぷちの状況下でひとり暮らしを始め、独立しようと踏み切れたのは、毎月に必要な生活費を限界までそぎ落としていたからだと断言できます。「毎月7万円稼げば、死なないし大丈夫だろう」と楽観的に考えられるから、思い切った挑戦ができたのです。
■「1日3食」にとらわれないと、体も心も楽になる
僕は1日1食で生活しています。歴史をたどってみると、江戸時代までは1日2食が普通で、1日に3回も食べるようになったのは近年のことだそうです。1日3食が当たり前になったことで、むしろ食べ過ぎによる肥満や糖尿 病、アレルギーやアトピーといった「現代病」が急増したともいえます。だから今、食スタイルを見直して、本来のヒトの正しい食生活である「1日1食」に回帰する人が増えています。
僕も始める前は「絶対お腹が空くだろうな」という心配に怯えていましたが、次第に体は慣れ、調子はすこぶる良好。さらに、食事の準備にかけていた時間とお金が一気に3分の1になるので、自由になる時間とお金が飛躍的に増えました。食べる絶対量が減れば、その分1食にかけられる予算も増えるから、食事のクオリティも上がってますます健康になっていきます。
いいことずくめの「1日1食」ですが、いきなり始めるのは難しいと感じる人もいるでしょう。そんな人は、まず「1日2食」にチャレンジしてみてはどうでしょうか。長年の食生活を急に変えるのは危ないので、少しずつ変えていくのがおすすめです。「お昼の時間だから」と、お腹が空いていないのに、とりあえず食べる習慣を断ち切りましょう。
「足るを知る者は富む」という言葉がありますが、人生100年時代を生き抜くために必要なのは、「少なく豊かに生きるミニマリズム精神」なのかもしれません。
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