「丸亀製麺」運営のトリドールHD、6カ月ぶり既存店売上高がプラス成長(2019年5月)
LIMO / 2019年6月13日 12時10分
「丸亀製麺」運営のトリドールHD、6カ月ぶり既存店売上高がプラス成長(2019年5月)
シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回はセルフ式うどん店「丸亀製麺」他を運営するトリドールHD(3397)の、2019年5月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。
直近の月次実績
2019年6月5日に更新されたトリドールHDの2019年5月既存店売上高は、対前年同月比108.7%とプラス成長になりました。内訳は客数120.9%と大幅増の一方で、客単価89.9%と90%割れ。客数増で客単価のマイナスをカバーした形です。
一方で全店売上高は115.1%となり、4月に続きプラス成長を維持しました。
今期の既存店売上高の振り返り
では、これまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は3月決算)。
既存店売上高は昨年12月からマイナス成長が継続していましたが、5月のプラスによりマイナスは5カ月でストップ。5月は客数の大幅増加によりプラス成長を果たしましたが、5月の客単価89.9%は前期を含めてもワーストの数字であり、今後の推移が注目されます。
一方、全店売上高は前期もマイナス月となったのは9月のみであり、8カ月続けてのプラス成長を維持しています。
過去1年の株価動向
最後に同社の株価動向を見ていきましょう。
同社の株価は、2017年12月末の4,200円台を天井に下落がスタート。昨年12月25日に1,642円で安値を更新後に反転し、5月上旬までに2,500円を回復しました。しかし5月15日に急落しており、現在1,900円付近での取引が継続中です。
5月は客数の大幅な増加により既存店はプラス成長に転じましたが、客単価の下落には注意が必要です。客数・客単価の今後の推移が注目されます。
参考資料:月次売上高レポート(https://www.toridoll.com/ir/finance/report.php)
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