女性の不安、男性の言い分・・・夫婦に正義は必要なし?

LIMO / 2019年6月16日 19時15分

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女性の不安、男性の言い分・・・夫婦に正義は必要なし?

家事に育児に仕事。保護者会や町内会・子供会の役員も回ってくる。妻にとってはめまぐるしく過ぎて行く毎日ですが、一方で仕事から帰ってきたらのんびり寛ぐ夫。家での時間を自分のために使うことができる夫がうらやましい。あまりに無関心なのでは?とイライラを募らせている妻は多いでしょう。

これに対して夫にも言い分があるようです。また忙しい毎日でも、少し意識するだけで夫婦の仲は改善されていきます。普段のパートナーに対する態度を思い出しながら、ぜひ工夫できるところは少しずつ変えてみるのも良いかもしれません。

家事・育児・仕事の三重苦…それなのに夫は

内閣府の「男女共同参画白書(概要版) 平成30年版(http://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/h30/gaiyou/html/honpen/b1_s03.html)」(2018年)によると、共働き世帯は平成29年度(17年)には1,188万世帯にのぼり、専業主婦世帯641万世帯の約1.8倍と圧倒的多数派になっています。

一方、共働きといっても、日本では妻のほうが産休・育休、時短勤務などの制度をフル活用して家庭と仕事を両立しているのが一般的です。職場での労働負担は比較的少ない面もあるかもしれませんが、その分年収も少なく、家事・育児の負担が偏るため苦しさがつのっていきます。

ただし、夫の側もただ傍観しているわけではありません。夫の意見も見てみましょう。

一見無関心に見える夫の言い分

たとえば、夫の「任せるよ」というセリフがあります。よく耳にする妻も多いでしょう。具体的な提案はなく、用件を丸投げされているようにも感じてしまいます。このような場合、夫はどのように考えているのでしょうか。

「何か提案しても『これだから!』『全然わかってない』など否定される」

「家事育児のメインである妻が判断した方がいいのでは。気を遣っているのに」

という考えがあるようです。

また乳幼児を育児している時期、世の中にイクメンが増えてきたとはいっても夫の手伝いに不満を感じている妻も多いのも実状です。

「子どもに『イヤ』『ママがいい!』と言われてしまう」

「実際にやってみると難しく、妻はすごい。やっぱり任せた方が早いのではと思ってしまう」

「頑張ってやってみても、ダメ出しされたり、やり直しをされたり」

「こっちのやり方も認めてほしいんだけど」

このように、一見無関心に見えて、「大変だな」「よくやってくれているな」という気持ちもうかがえます。子どもと接する時間が長いほうが育児に慣れていますし、スムーズさや理想がどうしても高くなりがちです。けれども、夫が頑張ってくれている部分を認めることで、お互いの気持ちが軽くなることもあるかもしれません。

熟年夫婦に聞く長続きの秘訣

長年夫婦をやっていると、相手にまったく不満がないなんてそうありません。結婚生活が順調に見える夫婦にも、やはりそれぞれ衝突や葛藤はあるはずです。仲良く長続きするための秘訣はあるのでしょうか。

[1]言葉で表現して歩み寄る

妻の嘆きには、裏を返せば「もっと大変さを理解してほしい、ねぎらってほしい」という気持ちが隠れています。大事なのは歩み寄りでしょう。単に「察して欲しい」「分るでしょう」で終わらせず、相談したい、手伝ってほしい、と言葉に出すことが大切です。

[2]気持ちも依頼も具体的に伝える

相談したい、頼みたい内容は具体的に伝えましょう。たとえば伝え方に工夫をして「AとBと、どちらが良さそう?」などの2択にすると夫も判断しやすくなります。そして夫の反応は、妻の希望通りになるとは限りません。それでも感謝の気持ちを伝えることを忘れないようにしましょう。ただし家事育児、学校の情報については、万が一の時に備えて情報を共有したいという目的を持っているとスムーズに伝えられます。

[3]お互いに話を聞くことが大切

夫婦には毎日のこまごまとした事柄からライフプランに関わる重要な決断まで、たくさんの課題があります。話し合う際には相手の話もしっかり聞いて知恵を結集していくことが大切です。話し合いと言いつつ、自分の意見を通したいと思っていると相談の場になりません。違う意見もちゃんと聞いていきましょう。考えを伝え合う中で、より良い発想が飛び出すこともありますよ。

まとめ

夫婦の間では、正しいこと、白黒はっきりさせることが必ずしも正義にはならないこともあります。正しさは人を傷つける場合もあると心得て、曖昧に流す場面も必要なようです。腹が立っているときは目の前のことだけに意識が向きがちですが、今まで暮らしてきた日々を振り返って視点を変えてみましょう。

物事はマイナスにもプラスにも変化するものなのかもしれません。

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