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子どもにイライラ→自己嫌悪の無限ループ。感情が爆発しそうなとき試したいこと

LIMO / 2019年6月16日 10時45分

子どもにイライラ→自己嫌悪の無限ループ。感情が爆発しそうなとき試したいこと

子どもにイライラ→自己嫌悪の無限ループ。感情が爆発しそうなとき試したいこと

子育てをしていると子どもの成長に喜びを感じる反面、不安や緊張、思い通りにいかない葛藤などから子どもにイライラしてしまうことがたびたびあります。何をやっても泣き止んでくれない時、ご飯を食べてくれない時、なんでもイヤイヤと拒否して言うことを聞いてくれない時、子どもの邪魔が入って家事ができない時など、イライラの瞬間は数えきれないほど。

ワンオペ育児中の筆者も産後直後からこのイライラに直面し、心をすり減らしていました。子どもへのイライラで辛くなってしまったらどうしたらいいのでしょうか。筆者の体験からその対処法を探ります。

子どもにイライラする自分を否定しない

一瞬でも子どもにイライラしてしまうと、自己嫌悪や悲しみに襲われる人は少なくないでしょう。そして「もうイライラしない」と心に決めても、寝不足がたたって気持ちに余裕がなくなると再びイライラ…。こうなると「自分はダメな母親だ」「これから先、子育てをやっていく自信がない」と、考えがどんどんネガティブになっていってしまいます。

こうした状況に陥りそうになった時、まずは子どもにイライラする自分を否定しないことが大事でしょう。「イライラしてはダメ」「心を穏やかにしなければいけない」というマイルールを決めたとしても、結局はそれが守れなかった時にさらに自己嫌悪になってしまいます。だから「子どもへのイライラ=ダメなこと」ではないと自分に言い聞かせることは、実はとても効果的だと思います。

筆者も乳腺炎を患いながらギャン泣きする生後1カ月の息子を寝かしつけていたある時、胸の痛みや寝不足で精神的に余裕がなくなり、全然寝てくれない息子にイライラ→生まれたばかりの我が子に怒りを覚えてしまったことへの悲しみ→それでも泣き続ける息子に再びイライラの無限ループの状態にいました。

「このままでは手をあげてしまうのではないか」と自分自身が怖くなり、泣き続ける息子をいったんベビーベッドに寝かせた筆者。そして「こんなにボロボロの状態なんだから、そりゃイライラもするよね。仕方ないよね」と自分を肯定してみると、気持ちがすっと落ち着いていくように。その後、泣き続ける息子に「ごめんね、お母さんイライラしちゃったよ。でもすぐ元に戻ったからね~」と、心に余裕を持って接することができました。

それでもイライラして仕方がない時はどうしたらいいのか

いくら自分に「イライラする自分はダメじゃない」と言い聞かせても難しい場合、躊躇せず外部に相談するのもいいでしょう。

相談機関の選択に迷ったら、まずは自治体が受け付けている相談窓口に電話。話を聞いてくれて解決に向けた具体的なアドバイスをもらえるだけでなく、子育てに悩んでいる人に向けた学びのプログラムや地域で行っている親子教室などを紹介してくれることもあります。同じ月齢の子どもを持つ多くのお母さんと接することで、同じ悩みを共有できたりイライラを忘れられたり。

素性を知られずに愚痴や悩みを吐き出したかったら、ツイッターのママアカなどSNSを活用しましょう。イライラしたことや出来事を文字で打つことで、自分を客観的に捉えるきっかけにもなります。また同じように子育てを頑張っている同志たちとの文字による励まし合いは、心の救いにも。産後の筆者はとにかく、このママアカに助けられました。

そして、もしイライラしてしまったら、イライラした次の瞬間やその日の夜などに、イライラした分の何倍ものエネルギーで子どもと触れ合って愛情を伝えるのもおすすめ。いつもよりたくさん抱っこしたりいつもより長く一緒にお風呂に入ったり。こうすることで、イライラしたことをプラスマイナスゼロどころか、むしろプラスに変えることができるでしょう。

イライラを自分自身でゆるやかに受け止めながら

筆者は、子どもにイライラすること自体を否定するのは酷なことだと感じます。特に、今すぐに誰かの助けを得られるわけではないワンオペ育児となると、24時間365日子どもと一緒です。そんな状況下で「子どもにイライラしてはいけません」を実行するのは絶対に無理。そして、そうしたメッセージこそ余計に母親を追い詰める要因になります。

決めるべきルールは「イライラしないこと」ではなく「子どもに手をあげないこと」。一瞬のイライラを爆発させて取り返しのつかないことをしないためにも、「イライラしたっていい。すぐに元通りになればいい」というゆるやかな決まりを設けることは大事なことなのではないでしょうか。そんな風に、イライラを否定せず、適度に受け止めながら子育てをしていけばいいのではないかと思います。

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