30〜40代の貯蓄不安、お金が貯まらない人がやってみるべき方法
LIMO / 2019年6月20日 20時35分
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30〜40代の貯蓄不安、お金が貯まらない人がやってみるべき方法
最近は老後資金の話で持ちきりで、貯蓄について不安に思っている人も多いかと思います。とはいっても、子育て世代などは出費がかさみがちで気がつくと毎月収支がギリギリ、貯蓄のことなど考える余裕がないということもあるでしょう。そんな人がお金を増やしていくにはどうすればいいのでしょうか?
2018年の貯蓄の平均値は1752万円! でも30〜40代は?
総務省統計局が2019年5月17日に公表した「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2018年(平成30年)平均結果-(二人以上の世帯)(https://www.stat.go.jp/data/sav/sokuhou/nen/index.html)」によると、2人以上世帯における1世帯当たりの貯蓄現在高の平均値は1752万円、中央値は1036万円という結果でした(貯蓄には預貯金のほかに株式や投資信託といった有価証券が含まれますが、不動産は含まれません)。
平均値は高齢者や一部の富裕層によって数値を引き上げられるので、データを小さいほうから順に並べたときに真ん中にくる中央値のほうが実態に即しているといわれています。その中央値でさえも1036万円と、1000万円を超えています。(貯蓄「0」世帯を含めた中央値は978万円)。
ただし世帯主年代別で見ると、40歳未満では貯蓄現在高の平均が600万円・負債現在高の平均が1248万円。40代では貯蓄現在高の平均が1012万円・負債現在高の平均が1105万円と負債超過になっており、教育費や家のローンなどでやりくりが厳しい様子がうかがえます。
こうした中で1000万円貯めるのはとても難しいと思ってしまいますよね。それに、ただ何となく貯めようと思ってもお金はなかなか増えません。そこで貯まりやすくするためにはどうすればいいかを考えてみます。
出て行くお金を意識する
まず、お金をいつの間にか使ってしまうという人は、何にお金を使っているかを知り、出費の無駄を減らすことが貯金に回すお金を作る第一歩となります。特にクレジットカードでの支払いだとポイントが貯まるようなメリットもありますが、「来月までになんとかすればいいや」と気持ちが大きくなり、使いすぎがクセになってしまう場合もあるでしょう。
デビットカードはクレジットカードのように決済の場で現金を持ち合わせていない時に使えるカードですが、使うと銀行口座の残高からすぐにお金が引かれる仕組みになっています。そのため口座にある残高分しか使うことができませんし、利用した都度通帳に記帳されるので、出金が意識しやすくなります。
出費を管理することで自分のお金の使い方を把握し、何に使いすぎているのかが分かったら、そこから無駄を削って貯金に回していきましょう。
持ち家・マイカーは本当に必要なのかを考える
住宅や車は大きな買い物ですが、収入や資産に見合わない大きなローンを抱えることになると、子供の教育費や老後資金まで用意できなくなる危険性も。そのため、毎月の返済額に無理がないかをシミュレーションしながら慎重に選ぶことが大切ですし、そもそも本当に購入する必要があるのかもしっかり考えましょう。
マイホームに憧れている人も少なくないと思いますが、大きな買い物である分、失敗したら大変です。最近では働き方改革で残業代が減ったために住宅ローン破綻に陥るケースすらあるといいます。この先、賃金が右肩上がりになるとは望みにくい中、賃貸のほうがその時の収入に合わせて引っ越せるという考え方もできるでしょう。
また、車はカーシェアなどのサービスを使えば、駐車場代や維持費などがかからず、所有するよりお金はかかりません。平日は電車通勤で全く車を使わないという人は、思い切ってカーシェアにすると相当節約になります。
目標別に貯金口座を分ける
将来のことを考えないではないけれど、目先の誘惑に負けてしまったり、いつの間にかお金を使いすぎていたりと、貯金額を増やすのはなかなか難しいですよね。
貯金が上手くできている人は、まず貯金の目標額を設定し、目的別に貯金口座を分けて管理していることが多いといいます。口座を分けて管理すると、目標金額に対してどれくらい貯金できているかを見える化でき、頑張って貯めようという意識が高まります。
貯金の目的には独身時代であれば趣味や結婚資金、結婚してからは住宅費や子どもの教育資金などがあるでしょう。また、忘れてはならない老後資金も準備しておく必要があります。
それぞれの目的ごとに預金口座を用意して、目標額から逆算して毎月いくらずつ入金するかを決め、貯めるはずのお金を使ってしまうなんてことがないように、給料日にはそれぞれの口座に振り分けて貯金していきましょう。
まとめ
貯金をしようと思ったら、まず自分が何にお金を使っているのかを分析して、無駄を削減することで貯金に回すお金を増やすことから始めましょう。そして家や車のなどの大きな買い物をする時は、「生活に余裕がなくなり貯金に回せない」ことにならないように、慎重に選ぶ必要があります。
また、貯金は目的に合わせて口座を分けると管理しやすくなりますし、目標額に向けてお金が溜まってくると達成感が得られます。普段の習慣を少し変えるだけでお金も溜まりやすくなるので、貯金で悩んでいる人は試してみてくださいね。
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