不動産営業が教えます!2020年東京オリンピックと不動産購入のタイミング
LIMO / 2019年6月22日 21時0分
不動産営業が教えます!2020年東京オリンピックと不動産購入のタイミング
生きていく中で最も高い買い物と言われている不動産。マンションや戸建てを買うにはいつが買い時で、自分にはどれくらいの価格帯の物件が適しているのか。また、不動産は資産になるのか説明していきたいと思います。
不動産を購入することについて
「いやいや、不動産は購入しないで一生賃貸だから!」って方であっても、必見の内容となっています。と言うのも、賃貸の方が10万円の家賃のところに25歳から80歳まで払っていくとなると、10万円×12ヶ月×55年=6600万円払うことになります。
単価としてこれより高い買い物をするとなったら、ジェット機や豪華クルーザーの購入くらいです。ジェット機やクルーザーの購入は普通の人はまず買わないものなので、一生涯賃貸だと心の底から決めた人であったとしても住宅にかかるお金というのは非常に大きいので、しっかり考えていくことは必要不可欠となります。
自分に見合う不動産購入の適正価格とは
不動産購入ということで、ネットなどで検索してみるとその価格はピンキリです。1000万円で買える中古物件から新築一億円と様々です。一体いくらぐらいの物件が自分にとって最適な価格かと言うと、実はこれには正解がありません。
一般的に年収に対して○○%までと言われていますが、各々の家庭の家族構成やライフスタイル、そこで考えられるキャッシュフローは様々だからです。世帯主の所得が高くても、贅沢な暮らしをしていれば所得相応の高い不動産は購入できないかもしれませんし、共働きで年収がそこまで高くなくても、やりくり上手で貯蓄がうまい家庭であれば、貯蓄に当てるお金を不動産に回すことで1億円近くの高額物件を購入できることもあります。
この不動産購入の予算決めに関しては無料のFP相談を受けることをオススメします。無料のFP相談は、SUUMOカウンターや大手住宅メーカーなどのモデルルームに訪問した際に資金不安があることを伝えてもらえばFPを紹介してもらうことができ、無料で相談に乗ってもらえます。仮に、その不動産を購入しなかったとしても問題はなく、不動産購入やライフプランについて考える上で非常に役に立つので、是非利用してみてください。
一体いつが不動産の買い時なのか
今、不動産の価格はどんどん上がってきています。その理由の1つとして、2020年の東京オリンピック開催が挙げられます。開催に関わるスタジアムなどの建設などがあり、建設資材や人手が取られているため、住宅に使われる資材や人材も高単価になっていることから不動産価格も上がっているのです。なので、一般的にはオリンピック以降になれば不動産は下がると言われて いますが、実際はどうなると思いますか?
先のことなので実際はわからないのですが、値段が上がる要因というのもあるので一例をご紹介します。例えば、首都高の修繕工事が2020年の東京オリンピック以降に行われます。首都高ができたのが1964年の東京オリンピックが行われた時であり、50年後にあたる2014年に修繕開始の予定でした。しかし、2020年の東京オリンピック開催が決まったことで、その修繕は後回しにされオリンピック開催後となりました。また、2025年には大阪万博も開催されます。首都高の修繕や万博開催、これらが今回の東京オリンピック同様に建築資材を高騰化させ、建築現場に多くの人が確保されることで人件費が上がるので上がる可能性を秘めているわけです。
では、2025年以降に買えば安くなるのでは!?と、思われるかもしれないのですが、そこに関しては恐らく安くなっています。2025年には団塊の世代が後期高齢者となり、少子化はさらに加速するため、家を新たに見つけたいという人は減ってくるからです。人口減により、不動産の空きが増えていけば、不動産需要は減ってくるので、価格も安くなっていくのです。
こうなってくると2025年以降が良いのかな〜って思われた方もいるかと思うところなのですが、今から2025年まで賃貸の方って、どれくらいの家賃を支払うことになると思いますか?10万円の家賃を払っている人の場合、年間120万円が支出として消えてしまいます。それが2025年まで支出として考えていくと、6年間で720万円の支出が出ます。なので、2025年以降の不動産価格が安くなることが想定されても、そこまでに720万円も支出を出してしまうのであれば、今購入しても不動産にかかる支払い総額は変わらないかもしれません。
またローンを組むにしても若い時から汲んでおいた方が色々な選択肢もあり、お得になることもあるので、先延ばしにするメリットはないと考えられます。
まとめ
不動産の購入はライフスタイルにより買い時は皆様々です。なので、ライフスタイルを見つめ直し、適正物件が見つかるのであれば早めに買うのが良いのではないでしょうか。
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