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独身の4割は将来に備えた蓄えなし!?貯金の基本は「見えない」コストの削減

LIMO / 2019年6月24日 17時45分

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独身の4割は将来に備えた蓄えなし!?貯金の基本は「見えない」コストの削減

「収入が少ないから」という理由で、つい貯金を後回しにしていませんか?たとえ高収入でなくても、ちょっとした工夫で貯金を増やすことができます。その気になれば、1年間で100万円を貯められる可能性だって十分ありますよ。

そこで今回は、貯金初心者の方でも100万円貯められる貯金のコツをご紹介しましょう!

独身世帯の貯金額は?

そもそも、周囲の人はどのくらい貯金しているのでしょうか。金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](https://www.shiruporuto.jp/public/data/movie/yoron/tanshin/2018/)」(2018年)から、独身世帯の貯金状況をチェックしてみましょう。

この調査の結果、単身世帯の金融資産の保有額は平均744万円でした。なお、「金融資産」とは「定期性預金・普通預金等の区分にかかわらず、運用の為または将来に備えて蓄えている部分」を指します。

ただし、平均値は一部の富裕層の影響を大きく受けてしまいます。そこで、保有額の少ない(多い)順に並べて真ん中に位置する「中央値」もみておきましょう。

同調査の結果、中央値は50万円となっています。こうみると、「1年で100万円を貯めることは決して簡単ではない」ということがうかがえます。

また年代別の平均と中央値は以下の通りです。

     平均    中央値

20歳代:128万円   5万円

30歳代:317万円   40万円

40歳代:657万円   25万円

50歳代:1043万円  100万円

60歳代:1613万円  500万円

20歳代の中で金融資産を保有していない世帯は45.4%と、半数近くが金融資産を保有していません。そのため中央値も5万円と低めです。また、全世帯のうち金融資産を保有していない世帯は38.6%と約4割にも及びます。

(金融資産を保有していないとは、各問いで「金融資産をいずれも保有していない」を選択した世帯と、「預貯金のみ」を選択し「預貯金の合計残高」の「うち運用または将来の備え」がゼロと回答した世帯のこと)

また金融資産非保有世帯のうち、預貯金の合計残高で回答があった世帯の平均値は以下の通りです。

全世帯:185万円

20歳代:97万円

30歳代:168万円

40歳代:108万円

50歳代:262万円

60歳代:372万円

いつ何があるか分からない世の中です。少しずつでも将来のための蓄えをしておきましょう。以下では、貯金の基本やコツについてご紹介しています。参考にしてみてください。

貯金における2つの基本

まずは、貯金の基本を確認しておきましょう。貯金をスムーズに進めるには、「収入を増やす」と「支出を抑える」の2つを意識することが大切です。

収入を増やすには、今の仕事で昇給・昇進を狙うだけでなく、副業をする手もあります。職場で副業が認められているなら、自分のスキルを活かして新たな収入源を見つけるのもいいでしょう。

また、不要なものを売って得たお金を貯金に充てる手段もあります。リサイクルショップやフリマアプリなどを、積極的に利用してみましょう。

今の仕事では昇給が期待できない場合、転職も視野に入れてみては。平均年収は産業によってかなり差があるため、新たな業界に挑戦する手もありますよ。「支出を抑える」方法については、次の項目でお伝えします。

100万円貯めるための節約術

支出を効率的に減らすには、いくつかのコツがあります。さっそくチェックしていきましょう。

ルールを定める

ついお金を使ってしまいがちな食費や娯楽費には、分かりやすいルールを作っておきましょう。「飲み会の誘いに乗るのは3回に1回」「外食は週に1回まで」など、回数制限によって支出をコントロールするのです。「節約中だから」と説明すれば、周囲も納得してくれるでしょう。

有料サービスを解約する

毎月当たり前のように払っている有料サービスの利用料も、この際に見直しておきましょう。新聞や雑誌の定期購読、漫画や動画サービスなどの有料会員は、「最初は利用していたけれど、最近は使っていない」というケースも珍しくありません。まずはいったん解約して、また使いたくなったときに再加入すればいいでしょう。

通信費を抑える

大手キャリアから格安スマホに乗り換えると、通信費がぐっと下がるケースがあります。乗り換えに抵抗がある方は、家族割が適用できないか、よりお得なプランに変更できないかも検討してみましょう。携帯を契約した際に加入したサービスのうち、不要なものがあれば解約するのもいいですね。

まとめ

「今の収入じゃ貯金できない」「私は貯金が苦手」といった言い訳で終わらしていると、いつまで経っても貯金をすることができません。貯金をする余裕がないのなら、支出を抑えて余裕を生み出せばいいのです。転職や副業で収入アップを目指している人も、今では決して珍しくありません。

貯金は、早く始めるほど有利になります。自分の将来のためにも、まずは1歩踏む出すところから始めてみませんか。

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