「お前の遺伝子が悪い!」信じられない発言をハラスメントと思ってない無自覚な夫
LIMO / 2019年6月23日 20時45分
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「お前の遺伝子が悪い!」信じられない発言をハラスメントと思ってない無自覚な夫
「別れてください」「私は子供と一緒にこの家を出ていきます」『モラハラ』を繰り返す夫に対し耐え切れなくなくなった限界から出た妻からの言葉です。
モラハラによる離婚が珍しくない現代では、ここ数年の間に急激に家庭内に潜む夫婦間の問題となっております。日常的に繰り返される夫からのプレッシャーや精神的な暴力や虐待に耐え切れなくなる妻達にとっては、トラブルや離婚に発展する切実な問題となっています。
■「嫌がらせ」や「いじめ」のことを、ハラスメントと思ってない無自覚な夫
夫婦間の問題は目に見えないだけに、情報として入って来ない限り「自分には関係ない」と誰もが思っています。そのためモラハラ夫であっても自分では気づかないで、涼しい顔をして「自分は妻を大切にしている」と思い込んでいる場合があります。
自分の言動で妻を傷つけているとは想像すらしていない無自覚な夫もいるほどです。なのでこの問題は根が深いと言えます。モラハラが発生する原因についてですが、まず考えられるのが、「自分に自信がない」ということが上げられます。攻撃的な言動は、自信のなさを相手に悟られないように振る舞う虚勢である場合が多いからです。
■親から何の干渉もされないで育った夫
親から何の干渉もされないで育った子供が大人になると、本来であれば幼少期に培われるはずの自己肯定感が極端に低くなるそうです。そのため自分で決断しなければならない問題に直面した場合に、ストレスに耐え切れなくなってしまい、そのストレスや不安の捌け口が、妻へのモラハラとなっているケースも少なくないからです。
子供にとっての親との関係は、後に世に出るための他人とのコミュニケーションの基本となるだけに大事な問題になります。なので、妻に対する高圧的な態度や暴言も、振り返って見ると本人が親から受け継いだ日常生活の人間関係の築き方に対する学習経験の影響が大きいのかもしれません。
■元々コミュニケーションの苦手な人は意外と多くいます
モラハラ夫になってしまう人の中には、対人関係が得意ではない人もいて、コミュニケーションをどう取れば良いのか分からないで悩んでいる人もいます。その為に社会で認められたいという思う気持ちだけが焦り苦しんでいる人も珍しくはありません。
その結果、妻とすらどう付き合っていけば良いのか戸惑っているケースの場合もあります。外では理想的な夫や妻を演じても、家の中で緊張の糸が切れてイライラ感がモラハラとなって爆発するケースです。
■モラハラになる細心の注意を払うべき3つのワード
「モラハラ」の場合、妻の経済的な弱さにつけ込んで「オレが食わせてやっている」といった発言が出ますがこれはレッドカードです。金銭的に評価されにくい家事や育児を担う妻に対し絶対に言ってはいけない言葉です。
次に妻が気にしているコンプレックスに関することもダメです。「太っている」、「学歴が低い」、「老け顔」、と言ったり「こんなことも知らないのか」、「オマエの頭の悪さが子に遺伝した」といった自分では今更どうにもならない事を刺激されてはもう~アウトです。更に親や親戚に関する悪口がでてきたら、妻としてはもう切れる寸前ではないでしょうか。親や親戚の悪口を平気で言う夫の一言で離婚を決意する場合もあるからです。
ここまで言われてしまっては憎しみを募らせるだけですから、夫は自分自身の言動を見直す反省が必要になります。自分の言動で相手がどう思うか想像力を働かせ、たとえ長年連れ添った夫婦だからと甘えはいけません。口こそが災いの元なのです。円満夫婦でいられる秘訣は何よりも言葉であると言っても過言ではないからです。
■妻のモラハラの対処方法
まず夫に自覚を持ってもらうために「モラハラをやめてほしい」と伝えることです。相手がモラハラと自覚していない場合もあるからです。次に自分が悪くない場合は謝らないでモラハラに屈しない態度を示すことです。次に夫に対しモラハラでは気持ちは通じないことを自覚させる為まともに相手にしないことです。そうすることで、夫に対しもっと別の手段や言い方を考えるように仕向けるのです。
客観的に見て具体的に指摘し、「何が不満なのか?」「何を悩んでいるのか?」夫の気持ちに寄り添って言葉をかけ上げてください。甘えたかったり自分への愛情を試している場合もあるからです。それでも改善されない場合は、周りに助けを求めてください。この段階になると自分1人では対処が難しいので悩みを打ち明けて味方を確保しておくことが大切になります。更に進んで別居も視野に入れておきます。距離を置くことで冷静な自分を取り戻すことができます。そしてこれは夫に対しての強烈なメッセージにもなり「貴方とは一緒に暮らせない」という意味の深い態度として届くからです。
最後にこれらの行為に至る前には徹底的にモラハラの証拠を集めておくことをお勧めします。ICレコーダーで暴言の録音をして置くのです。これは動かぬ証拠になり弁護士に相談したり裁判での証拠提出の強い味方になってくれるからです。どうか自分の身を守ることを優先させてください。
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