キャリアで悩みたくない女性が、結婚・出産までにやっておくべき4つのこと
LIMO / 2019年6月24日 19時45分
キャリアで悩みたくない女性が、結婚・出産までにやっておくべき4つのこと
仕事を続けていきたい、でも結婚も出産も子育てもして、仕事とプライベートを両立したいという人もいると思います。課題が多い日本社会ですが、女性がキャリアを築いていくためにはいくつかのコツがあります。そこで今回は、結婚・出産後も仕事を続けていきたい人が、将来のためにやっておくべきことについて紹介します。
定年までの目標を時系列で書き出してみる
今後キャリアを築いていきたいと思っている場合はまず、時系列で定年までの目標を書き出してロードマップを作りましょう。たとえば、「35歳でグループリーダーに、40歳でマネージャーに、45歳で統括マネージャーになって55歳には役員になりたい」というように、仕事の上での目標を時系列に書き出してみるのです。
そうすることで、今後やるべきことが明確になりますし、いつまでにどういう状況になっていることが望ましいのか、どういうポジションでどんな仕事をしていることが望ましいのかということが見えてくるはずです。
さらに、このロードマップに仕事上の目標だけでなく、プライベートのライフイベントも組み込んでいきます。「30歳から1年半、育休を取得」とか「32歳から子どもが小学校に上がるまで時短勤務」など、特に仕事に絡んでくるようなライフイベントやプライベートの予定も書きこんでいきましょう。また、「海外研修へ行く」とか「MBA取得」などと言った目標を設定するのもいいですね。
こうしてロードマップを完成させてみると、目標が一覧になって見やすく、自分がいま何をすべきかが明確になるはずです。さらに細かく「こういう自分でありたい」「こういう仕事をしていたい」ということも書いてみたり、手帳やいつでも見られるところに貼ったりして常にモチベーションを保ち、やるべきことを考えて行動するようにしましょう。
「できる仕事」をできるだけ増やしておく
育休後、今の職場で仕事復帰するにしても、転職するにしても、「できる仕事」をふやしておくことが重要です。今の仕事が専門性の高いものであれば、業務知識を深めることで高い専門性を持つ人材として重宝されます。また、専門性が高いものでなくてもExcelの知識や分析の手法など、どこへ行っても使えるような知識を身につけることがとても大事です。
会社主催で研修やセミナーを開催している場合には、ぜひ積極的に参加して自分の中に色々な知識を蓄えるようにしましょう。もちろん蓄えるだけでなく、それを使えるようにならないと意味がありませんが、できるだけ会社で身につけられる知識やスキルは積極的に身につけておいてくださいね。働くことで身につけられる知識やスキルというのは実はたくさんあります。ただ何となく仕事をしていてはもったいないですよね。
迷ったり悩んだりしたときの解決策を知っておく
キャリアと子育てや結婚生活を天秤にかけてみると、悩むことや迷うこともたくさんあると思います。そういうときにうまく対応できるよう、問題の解決策をできるだけ多く知っておくことも必要です。
たとえば、プロコンを書き出して理性的に判断するという方法があります。プロコンとは、何らかの事柄に対するPros(プロ:いい点)とCons(コン:悪い点)のことで、この2点を書き出してみることによって理性的な判断ができるようになります。書き出したものに優先順位をつけてみてもいいですし、信念があればそれを貫くという方法もあります。
また、解決策としてほかに人に相談するというのもありますよね。誰か信頼できる友達や同僚、上司や先輩などで悩みを話せる人を何人か作っておきましょう。このとき、男性も女性もいればいいですし、自分と同じような境遇で生活する人がいたほうがいいですね。
そうした信頼できる人を作っておけば、何か悩んだときに手を差し伸べてくれるかもしれません。ほかにも、問題の解決策を自分の中でいくつか確立しておくと、無駄に悩んだり迷ったりする時間を減らすことができます。
ロールモデルを見つけておく
まだまだいまの日本社会では、産休育休後もバリバリ働いてキャリアを築いていけるような女性は少ないかと思います。しかし、自分の会社の中でロールモデルを見つけておくということが大切なのです。
会社の中で、産休や育休から復帰してしっかり働いている人はいますか。自分が目指すポストに就いている人や自分が目指すワークスタイルで働いている人はいますか。もしもいないというのであれば、あなたの目指す姿と会社の在り方が一致していない可能性があります。
ロールモデルがいないというのは、あなたが今後一人で自分の目指す姿に向かって戦わなくてはならないかもしれないということです。社内の雰囲気として、そういう姿を目指す女性が少ないという事情もあるかもしれませんが、それならそれで、結局あなたのような働き方を会社が受け入れてくれるかどうかわからないということですよね。
前例があれば会社も対処しやすいのですが、「初めてのパターン」というのはどんな会社でも受け入れにくいものです。会社にそういう文化や雰囲気、受け入れ体制があるかどうかも考えてみましょう。
まとめ
いかがでしたか。女性が産休や育休後も仕事を続けて、役員や代表のようなポストに就くのはなかなか難しいことかもしれません。しかし、だからと言ってキャリアをあきらめたり、子どもが欲しいのに子どもをあきらめたりするのは嫌ですよね。将来の自分をイメージして、しっかり準備しておきましょう。
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