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こんなタイプはDV男かも? 被害を受けた経験から見た特徴と予兆

LIMO / 2019年6月30日 19時45分

こんなタイプはDV男かも? 被害を受けた経験から見た特徴と予兆

こんなタイプはDV男かも? 被害を受けた経験から見た特徴と予兆

世の中には、交際や結婚生活がスタートすると豹変し、DV化する男性がいます。そこで今回は、幸せな日々を送るためにも嗅ぎ分けておきたいDV化しやすい男性の特徴をまとめてみました。

前半では、交際相手や配偶者からの暴力に関するデータやDV行為の種類を、後半は筆者自身や筆者の友人・知人の体験などから導き出した、DV化する男性の特徴や予兆について見ていきます。

交際相手・配偶者からの暴力経験者は少なくない

内閣府男女共同参画局は、平成29年12月に全国の20歳以上の男女5000人を対象とした「男女間における暴力に関する調査」を実施しました(有効回答数:3376人)。

その結果を見ると、デートDVと呼ばれる交際相手からの暴力については、女性の約5人に1人、男性の約9人に1人が経験と回答。また、配偶者からの暴力については、女性の約3人に1人、男性の約5人に1人が被害を受けたことがあると回答しています。DVを経験している人の割合が高いことに、驚いた人も多いのではないでしょうか?

「DV=身体的暴力」だけではない?

DVという言葉自体はメジャーとなり、最近ではニュースやドキュメンタリー番組以外にも、映画やドラマ、アニメなど、さまざまなシーンで耳にするようになりました。

ただ、まだまだ「DV=身体的暴力」というイメージを持っている人が多く、自分自身がDVの加害者や被害者だと認識していないケースも少なくありません。

DVの行為には、はっきりとした定義がないものの、殴る・蹴るといった身体的暴力をはじめ、精神的なもの、経済的なもの、性的なものも含まれます。以下はごく一部の例ですが、このようなものが当てはまるとされています。

精神的なもの

「こいつ、使えねぇ」「バカ」「クズ」と罵ったり、他人の前でバカにする

友人や家族との付き合いを制限し、細かくチェックする

経済的なもの

生活費を渡さなかったり、配偶者の稼ぎを取り上げる

働くことを制限する・やめさせる

性的なもの

疲れて寝ているのに性行為を強要する

お願いしても避妊をしない

DV化しやすい男性にありがちな特徴

DV化しやすい男性のタイプをざっくり言うと、下記のように大きく2種類に分けることができるようです。

■世間体を気にしないオレ様タイプ

他人の前でも、あからさまに相手のことをバカにしたり暴力的な態度をとったりと、ところ構わず自尊心を傷つけてくるタイプ。周囲がDVに気づいて通報するケースもあるが、黙認してしまうケースも少なくない。世間の目を気にしないので、警察や弁護士が介入してもゴネ続けることが多く、財産分与や養育費などの話が進まないケースも。

■世間体を気にする内弁慶タイプ

外面がよく、会社などの勤務先や客先からの評判は上々。被害者が声を上げないかぎり、DVが発覚する可能性が低く危険ではあるが、いったん警察や弁護士などが介入すると急におとなしくなる傾向も。そのため、財産分与や養育費などの話は意外とスムーズに進むケースが多い。

DVをするような男性は、「世間体を気にしないオレ様タイプ」も「世間体を気にする内弁慶タイプ」も、相手に強く依存するような甘えん坊気質が多いこと、また、プライドが高くて自分を大切にしてもらいたいという気持ちが極端に強いのが特徴だといいます。

一方、サプライズが好きで、女性を喜ばせるのが上手な男性も多いため、最初はとても魅力的だと感じることもあるようです。あまりにもやさしすぎる、魅力的すぎて夢の中にいるような気持ちにさせてくれる男性には注意が必要かもしれません。

相手にDVの不安を感じている場合は?

下記の出来事はどれも、筆者を含めDVを受けた女性たちが、「振り返ってみると、あの行動ってDV化する予兆だったのかも?」と感じたものです。

不安に感じている場合は、これに近いようなことがなかったかを冷静に振り返り、このまま関係を続けていくべきかどうか考えてみてください。また、近いようなことがない場合には、下記と同じようなシチュエーションを作って、相手の対応を観察してみるというのもひとつの手段です。

感謝の言葉がない

ケース①
平日の夜に会うときにはいつもAくんの部屋にお邪魔していたので、自分とAくんの飲み物を必ず買って持参していたが「ありがとう」などの言葉もなく、口をつけないことさえあった。そのため、特に必要ないのかと思い自分の分だけを買って行くと、「俺の分は?」「普通は買ってくるだろ!」とブチ切れ、そのあとは何を話しかけてもずっと無視。結局30分以上も無言だった。

ケース②
仕事が終わると毎日のように彼が遊びに来ていたので、ご飯を作って待っていたが、結婚するまで一度もお礼を言ってもらったことがない。逆に文句は日増しに増えていき、結婚後はさらに粘着質になり、「使えない」「専業主婦のクセに」と繰り返すように。

非常識な行動をとる

ケース①
アパートの駐車場で、指定されている駐車スペースの両サイドに車が止まっていなかったという理由で、白い枠線から大きく(隣のスペースの3分1ぐらい)はみ出ていると認識しながらも斜めに駐車した。

ケース②
車イスを乗せているわけでも歩行が困難なわけでもないのに、身体障がい者等用駐車スペースに平然と駐車する。

ケース③
(相手がシングルなどの場合)小さな子供が眠っているのに、「ドライブでも行こう」「少しだけなら大丈夫」などと誘う。

こちらの気持ちを確認したがる

ケース①
たびたび、「俺のこと、どう思ってる?」と聞いてきて、向こうが満足する言い方をしないとスネるか、キレる

ケース②
何か気に入らないことがある場合や、ある日突然暗い顔をして「だったら、別れよう」と繰り返し別れ話を持ち出し、気持ちを確認する

束縛する

ケース①
とにかく束縛してくる。他の男の人と遊びに行くのはもちろん、帰宅後であれば仕事の連絡のメールでも、一字一句チェックする

ケース②
自分が知らない会話で盛り上がっていると気分が悪いようで、それがたとえ女友達であったとしても不機嫌になる

まとめ

DVは、被害を受けている期間が長ければ長いほど、心身ともに刻まれた傷痕が消えるまでの期間も長くなります。自分の将来を棒に振ることのないよう、心当たりや不安がある場合は早めに警察や弁護士に相談してください。

また、筆者が女性であることや筆者の友人・知人にも女性が多いことから、今回はDV化しやすい男性について執筆しましたが、女性から男性への暴力も増えているようです。男性も我慢せず、早めに相談することが大切です。

【参考】
「男女間における暴力に関する調査 報告書<概要版>(平成30年3月)(http://www.gender.go.jp/policy/no_violence/e-vaw/chousa/pdf/h29danjokan-gaiyo.pdf)」(内閣府男女共同参画局)
「配偶者からの暴力被害者支援情報(http://www.gender.go.jp/policy/no_violence/e-vaw/dv/02.html)」(内閣府男女共同参画局)
「人権・男女共同参画・DV対策(https://www.pref.chiba.lg.jp/dankyou/dv/dv.html)」(千葉県HP)

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