「女性」らしく「母親」らしくいなきゃダメ?自分らしく輝くために必要なこと
LIMO / 2019年6月29日 11時45分
「女性」らしく「母親」らしくいなきゃダメ?自分らしく輝くために必要なこと
育児に追われるなか、ふと過去の自分を思い出し「あの頃の私は輝いていたなぁ」としみじみした経験はありませんか?忙しい毎日を送っていると、オシャレや美容に時間をかける余裕さえもなくなってしまうでしょう。
しかし、心のなかでは「いつまでも女でありたい」と思っている人も多いのでは。その気持ちを押し殺さず、女性として輝く勇気を出してみましょう。
自分の理想のイメージは?
まずは自分の理想を描き、それに向かって歩み出してみましょう。これまでの自分を振り返り、「どの私が一番好きか」を考えてみるのです。
小さい頃におままごとをしていた自分、初恋を楽しんでいた自分、新入社員のときにバリバリ働いていた自分など、どんな時期でもかまいません。すべて、あなたであることには変わりないのですから。
振り返ってみると、さまざまな自分の姿に気づかされるのではないでしょうか。妻や母である自分だけではなく、1人の女性としてのあなたがあるのです。
「自分がどうありたいのか分からない」という場合は、まず「私は何をしたいか」を見つめてみましょう。そう考えているだけでも、「自分のために時間をつかっている」「自分を大切にしている」と実感できるはず。それにより、「私は私なんだ」と自信がもてるようになっていきますよ。
「女らしさ」が必須というわけでもない
なかには、「そこまで女らしさを求めていない」という方もいるでしょう。その場合は、無理に女らしさを追究する必要はありません。
とはいえ、妊娠や出産をすると「母親や妻である自分」を周囲から押し付けられることも多くなりがちです。街中を歩いていると「赤ちゃんは可愛いでしょ」「母乳なの?それはよかったわ」と声をかけられたり、「仕事はせずに家事に専念したら?」「妻として夫の健康にも気を使うべき」と助言されたりすることもあるでしょう。
自分とは異なる価値観に、ときには戸惑ってしまうかもしれません。しかし、「女らしさ」と同様に「母親らしさ」「妻らしさ」を無理に追い求める必要はありません。自然に「こうありたいな」と思える自分に向かって、ゆっくり進めばいいのではないでしょうか。
出産後に夫婦の危機を迎えるケースも
子どもが生まれたあと、周囲からの声だけでなく夫婦関係に悩まされるケースもあります。家庭内別居にまで発展してしまった女性たちから、その実体験を聞いてみましょう。
・「私は働きたい気持ちを我慢して、必死に子どもを育てていました。それなのに、夫は好きな時間に出勤して夜遅くに帰ってくるばかり。飲み会に誘われたら、ホイホイ参加しています。今では、夫への感謝や愛情すらなくなってしまいました」
・「どんなに私が大変でも自分から手伝ってくれない夫に、なにも望まなくなりました。夫の顔を見るだけでもイライラしてしまいます。もう『私は息子と2人で生活している』と割り切ることにしましたよ」
このような状態を防ぐには、夫婦のコミュニケーションが必要不可欠。「なにをいっても分かってくれない」「どうせいってもムダだ」と決めつけず、まずは自分の気持ちを相手に伝えてみましょう。夫婦の会話が増えれば、お互いの心にも余裕が生まれてくるはずですよ。
理想の実現にはパートナーの協力が不可欠
「なりたい自分」になろうと思っても、仕事や家事、育児に追われていてはなかなか時間を作ることはできません。外注サービスは気軽に利用できるわけでもありませんし、利用するにしてもやはり家族の同意が必要。夫との会話が重要になってきます。
リンナイ㈱は、日本・韓国・アメリカ・ドイツ・デンマークの5か国で30~49歳の夫婦共働きの男女500人(各国100人)を対象に調査を実施しました。その結果、日本は他国より「夫婦2人の時間」が圧倒的に不足しているようです。
【平日の1日あたりの夫婦の時間】
1位:デンマーク・・・3.19時間
2位:ドイツ・・・・・2.55時間
3位:アメリカ・・・・2.45時間
4位:韓国・・・・・・1.5時間
5位:日本・・・・・・1.31時間
このように、日本は1位のデンマークの半分以下という数字に。「ワンオペ」という言葉が一般化しているように、そもそも夫の労働時間が長いなどの問題も影響しているのでしょう。
たまに家にいる夫に文句を言いたいところかもしれませんが、まずは自分の要望を伝えることを優先して会話してみると良いかもしれません。
まとめ
自分のための時間を過ごしていると、なんだかワクワクしますよね。スキンケアに時間をかける、読書を満喫する、ゆっくりテレビを観る、マニキュアを塗るなど、ちょっとした自分の時間を作ってみましょう。いつもの妻や母でなく「女の私」に戻ることで、自分が1人の女であるという実感が沸いてくるはずですよ。
【参考】
『世界5カ国の「共働き」に関する意識調査(https://www.rinnai.co.jp/releases/2018/0208/images/releases20180208.pdf)』リンナイ㈱調べ
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