年間150万円貯める人が教えてくれた「貯金を成功させるのに一番必要なこと」
LIMO / 2019年6月29日 20時15分
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年間150万円貯める人が教えてくれた「貯金を成功させるのに一番必要なこと」
あなたは毎年いくら貯金ができていますか? 順調に貯金できているという人もいれば、全くできていない…と思う人もいるのではないでしょうか。ただ、貯金はちょっとしたコツが必要なもの。逆に言えば、そのコツさえ掴んでしまえば誰でも無理なく貯金ができるようになるものなのです。
そこで今回は、年収400万円ながらも年間150万円をコンスタントに貯金しているという30代女性Aさんに「貯金を成功させるためのステップ」を教えてもらいました。
貯金のモチベーションを維持する方法を見つける
Aさんが貯金を始めるにあたって、まず考えたのが「モチベーションを維持する方法」だったと言います。それは、Aさんがこれまで貯金に失敗してきた原因が「モチベーションを維持できないこと」だったと感じたから。
貯金に対するモチベーションか維持できなければ、当然「日々の無駄遣い>貯金」となってしまい、貯金への意識が遠ざかります。Aさんにとっては、貯金は老後の蓄えがメインで、せっかく貯めたお金の用途をイメージしても、あまりワクワクしなかったのだと言います。
貯金してもいいことがない、ワクワクするようなことに使うわけではないと思うと貯金に対するモチベーションが下がってしまいますよね。ある意味、老後にお金がなくて困るのがイヤだから「仕方なく」お金を貯めようとして失敗していたのです。
しかし、それではダメだと思ったAさんは、なにかワクワクするような目的を持って貯金するようにしたと言います。それは、漠然とした「老後の蓄えのため」という目標ではなく、「老後は大好きなロンドンかスイスで悠々自適に暮らしたい」と、より具体的なイメージを持つことでした。
その夢をかなえるため、英語の勉強も同時に進めていたAさん。彼女の場合、日常会話程度なら話せたものの、暮らしていくには不十分だと感じたと言います。このように、最終的な目標を達成するために、貯金を勉強やその他のやらなければならないことと同時並行で進めるのもモチベーションを維持するには非常にいいことですよね。
さらに彼女はその夢を忘れないよう、手帳にロンドンの写真を挟み込み、スマートフォンの待ち受け画面はスイスの晴れやかな山の写真に変更。毎日、目にするところにも写真を置いていつも見られるようにし、自分のモチベーションを高めているのだと言います。
お金を管理する時間を決める
Aさんが英語の勉強と貯金を始めたときに、もう一つ始めたことがありました。それは早起きです。毎日5時に起きるようにして、英語の勉強と毎日のお金の管理をするようになったと言います。
具体的に言えば、お金の管理は「昨日はいくら使ったか」から始まり、今週はどれだけ使ったか、今月はどれだけ使ったか、残りのお金はいくらなのかということをチェックしていきます。
思いがけぬ出費があったときには、それをしっかりと手帳やカレンダーにメモ。そして家計簿に書き込んでその後数週間は自粛モードで過ごすと話してくれたAさん。
負けず嫌いな性格もあって、「今月は9万円貯金しよう」と思っていたとしても、なんとかやりくりして10万円貯金してみることも多いと言います。「自分が決めた目標に甘んじて、その金額を目指すというよりは、常に目標を上回る成果を出したいと思った」と話します。
朝早く起きて、この作業と英語の勉強をすることによって、より夢に近づいている感じがして貯金のモチベーションを維持できたというAさん。目標を達成するために必要な貯金以外のことも同時に始めるといいのかもしれませんね。
成果を報告できる人を探す
「今月もちゃんと10万円貯められたよ」と報告する人がいるというAさん。その相手は学生時代からの友達で、地元を離れ東京に出てきても近くに住んでいるというBさん。
毎月1回は、会っておしゃべりをして解散するという女子会を繰り返している2人。そんな2人が盛り上がる話題の一つに「貯金」の話があります。実はAさんが貯金に真剣に取り組んでいることを知ったBさん、「わたしも一緒に頑張る」と奮起して、それぞれの目標を決めて貯金をしているのだそう。
「お互いにExcelで作った目標シートを共有しています。そのほうがモチベーションも保てるし、相手の頑張りも見えて妥協できなくなる」と話すAさん。それまでお給料は次の給料日までに全額使い切ってしまっていたBさんも、Aさんと一緒に貯金をするようになってから貯まるようになったと言います。
このように、成果や頑張りを報告できる相手が近くにいると、モチベーションを保つことができるのでありがたいですよね。
あとは自然と貯まる仕組みを作るだけ
ここまで3ステップを紹介してきましたが、その3つすべてが「貯金のモチベーションを保つ」方法だったことに気が付きましたか。貯金はモチベーションを保つことさえできれば、あとは意外と簡単なのです。
Aさんもそのことに気付き、あとは仕組み化して自分の手の届かないところで処理してもらおうと考えました。Aさんの会社では、月々のお給与を2つの口座に分けて入金することができます。その制度を使って、生活費はC銀行、貯金のためのお金はD銀行、というようにお金を振り分けているのだそう。
また、老後資金作りのために個人型確定拠出年金のiDeCo(イデコ)も始めていて、毎月Aさんの職業で拠出できる上限の金額を拠出しているのだとか。なんとも負けず嫌いのAさんらしいのですが、このように自分の手元に「使えるお金」として入ってくる前に、手の届かないところに隠してしまうというのがいいようです。
ちなみに、Aさんの場合は貯金のためのお金を入金するD銀行のキャッシュカードと通帳はずっと自宅のカギがかかる棚の中に入っているのだと言います。
インターネットバンキングの契約があるのでアプリ上で残高を見ることができますが、ワンタイムパスワードの設定をあえてしないで、暗証番号カードもキャッシュカードと一緒にしまっておけば振込や他行口座への入金もできません。ただ残高を眺めるだけなので、余計に貯まるのだそうです。
まとめ
いかがでしたか。お金を貯めることで最も重要なのは、貯金するぞというモチベーションですよね。それが保てないと、なかなか目標に向かって進み続けることができません。自分の中で、自分が最もやりやすく、モチベーションアップもしやすい方法を探してみてくださいね。
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