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子育て費用は2000万円じゃ足りない!?教育費以外の費用とは

LIMO / 2019年7月3日 18時0分

子育て費用は2000万円じゃ足りない!?教育費以外の費用とは

子育て費用は2000万円じゃ足りない!?教育費以外の費用とは

「子どもにはたくさん習いごとをさせて、希望する進路を選ばせてあげたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。そこで気になるのが、これから必要となる子育て費用。実は、子育てには2000万以上かかるともいわれています。その計算の根拠は、どのような内容なのでしょうか。

幼稚園から大学卒業にかかる金額を確認

子育てにかかる費用は、「教育費」と「それ以外にかかる費用」に分けることができます。まずは、子どもが社会人になるまでの教育費からチェックしてみましょう。文部科学省が発表した「平成28年度子供の学習費調査(http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa03/gakushuuhi/kekka/k_detail/__icsFiles/afieldfile/2017/12/22/1399308_3.pdf)」によると、1年間で必要な金額は以下の通りです。

【公立】
幼稚園:23万3947円
小学校:32万2310円
中学校:47万8554円
高等学校(全日制):45万862円

【私立】
幼稚園:48万2392円
小学校:152万8237円
中学校:132万6933円
高等学校(全日制):104万168円

もし幼稚園から高校まで全て公立に進学した場合、教育費の合計は以下のようになります。

幼稚園の学習費×2年=46万7894円
小学校の学習費×6年=193万3860円
中学校の学習費×3年=143万5662円
高校の学習費×3年=135万2586円

すべて合わせると約520万円に。ただし、これは最も安いケースであることを踏まえておきましょう。

次に、大学に進学した際にかかる教育費をみていきます。日本政策金融公庫が発表した「平成29年度『教育費負担の実態調査結果(http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa03/gakushuuhi/kekka/k_detail/__icsFiles/afieldfile/2017/12/22/1399308_3.pdf)』」によると、大学で必要な教育費は以下の通りです。

【大学入学関連費用】
私立短大:58.7万円
国公立大学:69.2万円
私立大学文系:92.9万円
私立大学理系:87.0万円

【大学在学費用】
私立短大:162.8万円
国公立大学:108.5万円
私立大学文系:161.3万円
私立大学理系:180.2万円

もし国公立大学に4年間通ったとすると、69.2万円+108.5万円×4年=503.2万円の教育費が必要となります。幼稚園から高校まで公立だったケースの数字と合わせると、最安でも約1000万円の教育費がかかると考えられるでしょう。

教育費以外にかかるお金はいくら?

さらに、教育費以外にかかる費用も用意しなければなりません。旧AIU保険(現AIG保険)が発表した「現代子育て経済考」2005年度版では、出産から大学を卒業予定までの22年間の養育費を以下のように伝えています。

出産・育児費用:約91万円
22年間の食費:約671万円
22年間の衣料費:約141万円
22年間の保健医療・理美容費:約193万円
22年間のおこづかい額:約451万円
子どもの私的所有物代:約93万円

すべて合わせると、22年間に必要な金額は約1640万円ということになります。先ほどの教育費と合算すると約2640万円となり、2000万円をおおきく上回る数字となりました。

現在の習いごとや塾の事情

「子どもに習いごとをさせたい」と考えている家庭も多いはず。では、実際にどのくらいの家庭が習いごとや塾を利用しているのでしょうか。アクサダイレクト生命保険株式会社が2018年2月に行なった「第5回子どものおけいこ事に関する調査」をみてみましょう。

この調査では、0~9歳の子どもを持つ母親の54%が「子どもにおけいこ事をさせている」と回答しています。また、「おけいこ事をさせている目的」に対する1番多かった回答は「好きなこと・得意なことを増やすため」(59.4%)でした。

しかし、58.7%の人が「おけいこ事をさせる上での悩み」として「費用がかさむ」と答えています。習い事をさせたい気持ちはあるものの、金銭的な問題に直面している家庭の多さがうかがえますね。

まとめ

今回算出したのは、幼稚園から高校まですべて公立で、かつ国立大学を出たケースの計算です。私立に通わせたい場合は、さらに多くの費用が必要になるでしょう。これからかさんでいく出費を見通して、今のうちからコツコツと貯金をしておくことがおすすめですよ。

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