スズキの給料はどのくらいか

企業年収給与研究シリーズ

シリーズでお伝えしている「企業年収給与研究」。最新の有価証券報告書（https://www.nikkei.com/nkd/company/kessan/?scode=7269&ba=1）をもとに注目企業の従業員の年収・給与や従業員数を見ていきましょう。今回は国内大手四輪車・二輪車メーカーであるスズキです。

スズキの平均年間給与はいくらか

スズキ（提出会社）の2019年3月31日時点での平均年間給与は681.4万円と600万円を超えています。また、従業員の平均年齢は40歳0ヶ月です。平均勤続年数は17年7ヶ月となっています。

スズキの従業員数は何人か

有価証券報告書の提出会社（単体）の従業員数は2019年3月31日時点で1万5431名。単体で1万5000人以上の従業員数がいます。単体のセグメント別従業員数は以下の通りです。

四輪事業：1万2242名

二輪事業：1880名

マリン事業他：492名

全社（共通）：817名

また、連結の従業員数は6万7721名。セグメントごとの内訳は以下の通りです。

四輪事業：5万6328名

二輪事業：9137名

マリン事業他：1439名

全社（共通）：817名

過去5年の業績動向

スズキ（連結）の業績推移についても見ておきましょう。

まず、売上高ですが、過去5年をみると増収傾向にあります。2015年3月期に3兆154億円であった水準が、2019年3月期には3兆8714億円となっています。

また、経常利益については、2015年3月期の1943億円から2018年3月期の3827億円まで増益が継続しましたが、2019年3月期は3795億円でした。

投資家が重視する「ボトムライン」でもある親会社株主に帰属する当期純利益は、2015年3月期の968億円から2018年3月期の2157億円まで増益が続きましたが、2019年3月期は1787億円となっています。

※スズキの2018年3月31日時点での給与についてはこちら（https://limo.media/articles/-/6995）

まとめにかえて

年収や給与といった金銭面での条件は仕事をする人にとっては誰もが気になる要素ではないでしょうか。金銭面での処遇以外にも、働きがいや働きやすさといった職場環境が大事なのは言うまでもありません。

ただ、年収や給与などの「お金」の話は親しい仲でも聞きにくいというのが実際ではないでしょうか。こうしたデータが就職活動や転職活動の参考になれば幸いです。

【注意点】有価証券報告書における年間平均給与及び従業員数について

平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。また、従業員数は就業人数です。基本的には、社外からの出向者を含み、社外への出向者は含みません。

【ご参考】有価証券報告書とは

日本証券業協会によれば、有価証券報告書は「金融商品取引法に基づいて上場会社が事業年度ごとに作成する会社内容の開示資料です。株式を上場している会社は、各事業年度終了後、3か月以内に財務局長および上場証券取引所に有価証券報告書の提出が義務付けられています」とされています。