クボタの給料はどのくらいか

企業年収給与研究シリーズ

シリーズでお伝えしている「企業年収給与研究」。最新の有価証券報告書（https://www.kubota.co.jp/ir/financial/yufo_pdf/yh129q4.pdf）をもとに注目企業の従業員の年収・給与や従業員数を見ていきましょう。今回は国内大手農業機械メーカーであるクボタです。

クボタの平均年間給与はいくらか

クボタ（提出会社）の2018年12月31日時点での平均年間給与は793.7万円と700万円を超えています。また、従業員の平均年齢は40.6歳で若干ですが40歳を上回っています。平均勤続年数は15.5年となっています。

クボタの従業員数は何人か

有価証券報告書の提出会社（単体）の従業員数は2018年12月31日時点で1万1226名。単体で1万1000人以上の従業員数がいます。単体のセグメント別従業員数は以下の通りです。

機械6837名

水・環境：2767名

全社（共通）：1622名

また、連結の従業員数は4万202名。セグメントごとの内訳は以下の通りです。

機械：2万9929名

水・環境：7060名

その他：1591名

全社（共通）：1622名

過去2年の業績動向

クボタ（連結）の業績推移についても見ておきましょう。

まず、売上高ですが、過去2年をみると増収傾向にあります。2017年12月期に1兆7510億円であった水準が、2018年12月期には1兆8503億円となっています。なお、2018年12月期より国際財務報告基準を採用しています。

また、税引前利益については減益傾向にあります。2017年12月期には2140億円の水準であったものが、2018年12月期には1972億円に減少しています。

投資家が重視する「ボトムライン」でもある親会社の所有者に帰属する当期利益は増益傾向で、2017年12月期には1341億円であったものが、2018年12月期には1385億円となっています。

※クボタの2017年12月31日時点での給与についてはこちら（https://limo.media/articles/-/7058）

まとめにかえて

年収や給与といった金銭面での条件は仕事をする人にとっては誰もが気になる要素ではないでしょうか。金銭面での処遇以外にも、働きがいや働きやすさといった職場環境が大事なのは言うまでもありません。

ただ、年収や給与などの「お金」の話は親しい仲でも聞きにくいというのが実際ではないでしょうか。こうしたデータが就職活動や転職活動の参考になれば幸いです。

【注意点】有価証券報告書における年間平均給与及び従業員数について

平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。また、従業員数は就業人数です。基本的には、社外からの出向者を含み、社外への出向者は含みません。

【ご参考】有価証券報告書とは

日本証券業協会によれば、有価証券報告書は「金融商品取引法に基づいて上場会社が事業年度ごとに作成する会社内容の開示資料です。株式を上場している会社は、各事業年度終了後、3か月以内に財務局長および上場証券取引所に有価証券報告書の提出が義務付けられています」とされています。